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奥ノ院山・金比羅山・岩倉ヶ嶽(萩市下小川) [県北部の山]

前回(3月12日)周鷹寺山の帰路、県境尾根から小島山へ下った支尾根が思惑を外れヤブっぽかったので、今回は県境尾根の同地点へ、前回たどれなかった林道終点から上がってみた。植林と一部竹林の急登にしごかれる。
奥ノ院山・金比羅山と縦走し、さらに岩倉ヶ嶽まで足を延ばし、植林境が主体の県境尾根を下った。竹林谷を避けるため県境を外れ市道に出るまでが手間取る。(2022.3.16)
IMG_8087奥ノ院山・金毘羅山.JPG奥ノ院山・金毘羅山
IMG_8086岩倉ヶ嶽.JPG岩倉ヶ嶽
奥ノ院山・金比羅山・岩倉ヶ嶽.jpeg (1,2クリックで拡大)

●駐車地~林道終点
市道沿いの路肩スペースに駐車可。平原集落を通り、通信施設2基を右に過ごすとすぐに河井迫集落の手前から林道に入る。
IMG_7907駐車地.JPG駐車地
IMG_7909通信施設2基.JPG通信施設2基
IMG_7910林道入口.JPG林道入口
IMG_7913古墓.JPG古墓
IMG_7914林道.JPG林道
IMG_7916暗渠①.JPG暗渠①

林道終点手前で草刈り中の林業従事者の方に出会う。先日小島山へ上がった際、伐採作業をされていた方のようだ。地元の方も今はあまり金比羅山へは上がらないとのこと。小島山の名もご存じなかった。
イノシシワナが設置されている林道終点に着く。
IMG_7917林道終点・イノシシワナ.JPG林道終点・イノシシワナ

ここで前回確認できなかった左(西側)の伐採谷から林道終点への踏み跡を踏査してみた。前回下った際沢を渡った地点がほぼ林道からの踏み跡との合流点らしく、最後は少し涸れ沢歩きとなることから前回見落としたと思われる。
林道終点から北西方向の260mピークへも尾根上に踏み跡が続いている。

●~370m県境尾根合流点
林道終点から北東方向の280mピークをめざす。急勾配なので取り付きやすいところを探す。ヒノキ植林の急斜面をジグザグに登る。人か獣かわからないが薄い踏み跡が細かく付いている。
IMG_7926植林尾根取り付き.JPG植林尾根取り付き
IMG_7928植林斜面.JPG植林斜面
IMG_7930植林斜面.JPG植林斜面

竹林となるが倒竹も少なく長くはない。竹林を抜け植林を急登すると280mピークに出る。林道終点から200mほど下ったカーブ地点から植林支尾根を上がった方が、勾配が多少緩く楽だったかもしれない。
IMG_7931竹林に変わる.JPG竹林に変わる
IMG_7933竹林を抜け灌木・植林に.JPG竹林を抜け灌木・植林に
IMG_7937280mピーク.JPG280mピーク

植林沿いに尾根を登り310mピークを越える。
IMG_7938植林境・下り.JPG植林境・下り
IMG_7939植林尾根・上り.JPG植林尾根・上り
IMG_7940310mピーク.JPG310mピーク

前回西へ下った340m支尾根分岐点は、やや勾配が緩むがピーク状ではないのでわかりにくい。
370m地点で県境尾根と合流する。
IMG_7941植林境・下り.JPG植林境・下り
IMG_7943植林・上り.JPG植林・上り
IMG_7944340m支尾根分岐点(不明瞭).JPG340m支尾根分岐点
IMG_7946植林尾根・上り.JPG植林尾根・上り
IMG_7947370m支尾根合流点.JPG370m支尾根合流点

●~奥ノ院山
※この先は3月8日の山行報告と同じ経路なので記事を再録。
「アップダウンを繰り返しながら植林境を進む。
360mピークで植林尾根は南西方向へ向かうので、南東方向の県境尾根へ下る。
このあたりから雰囲気のよい雑木尾根がしばらく続く。枝越しに南西方向の展望がわずかに得られる。
平凡な390m標高点ピークを過ぎると、山名札のかけられた平坦地(以前は伐採展望が得られた「神テラス」という場所か?)に着く。すぐ先が小さな石仏(金比羅様)が鎮座する石祠のある奥ノ院山頂である。そばにトタン囲いの休憩所が残っている。
山頂周辺に巨岩が散在する。岩のひとつに上がってみると展望は樹間に得られる程度。」
IMG_7949370mピーク①.JPG370mピーク①
IMG_7950植林境・下り.JPG植林境・下り
IMG_7951植林境・上り.JPG植林境・上り
IMG_7952370mピーク②.JPG370mピーク②
IMG_7953雑木尾根・鞍部.JPG雑木尾根・鞍部
IMG_7954370mピーク③.JPG370mピーク③
IMG_7955360mピーク①.JPG360mピーク①
IMG_7957雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り
IMG_7960平坦鞍部.JPG平坦鞍部
IMG_7961360m平坦ピーク②.JPG360m平坦ピーク②
IMG_7962樹間に十種ヶ峰.JPG樹間に十種ヶ峰
IMG_7963雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
IMG_7968390mピーク.JPG390mピーク
IMG_7970木床山・伊良尾山.JPG木床山・伊良尾山
IMG_7971犬鳴山.JPG犬鳴山
IMG_7973山名札前の小広場.JPG山名札前の小広場
IMG_7974山名札.JPG山名札
IMG_7975石祠.JPG石祠
IMG_7976休憩小屋.JPG休憩小屋
IMG_7977大岩①.JPG大岩①
IMG_7980大岩②.JPG大岩②
IMG_7978大岩②の上.JPG大岩②の上

●~地蔵峠~金比羅山
※この先も3月8日の山行報告と同じ経路なので記事を再録。
「南東方向へ県境尾根を引き続き下る。次第に高度を下げていくと石仏が座る地蔵峠へ着く。ここで右下方向から林道終点からのコースが合わさる。
310mピーク(西ピーク)を越え、急勾配の雑木尾根を登る。山頂手前で金比羅神社からのコースと合うと三等三角点「七曲(ななまがり)」の金比羅山山頂へ着く。
山頂は狭い空間で、ササが刈られている。」
IMG_7983雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り
IMG_7989340mピーク.JPG340mピーク
IMG_7990雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り
IMG_7991雑木平坦尾根.JPG雑木平坦尾根
IMG_7992310mピーク.JPG310mピーク
IMG_7993地蔵峠.JPG地蔵峠
IMG_7994道標.JPG道標
IMG_7995地蔵.JPG地蔵
IMG_7996右から林道コース合流.JPG右から林道コース合流
IMG_7997伊良尾山.JPG樹間に伊良尾山
IMG_7998雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
IMG_7999310mピーク.JPG310mピーク
IMG_8000雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り
IMG_8002鞍部.JPG鞍部
IMG_8004雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
IMG_8005コース合流・テープ(逆方向).JPGコース合流・テープ(逆方向)
IMG_8006金比羅山山頂.JPG金比羅山山頂
IMG_8007三等三角点「七曲」.JPG三等三角点「七曲」

●~岩倉ヶ嶽
山頂から県境沿いに雑木尾根を東へたどると植林頂部の340m支尾根分岐点に出る。北へ向けて植林境を下る。
IMG_8008平坦雑木尾根.JPG平坦雑木尾根
IMG_8009340m支尾根分岐点.JPG340m支尾根分岐点①
IMG_8010植林境・下り.JPG植林境・下り
IMG_8011330m支尾根分岐点.JPG340m支尾根分岐点②
IMG_8012植林境・下り.JPG植林境・下り

300m鞍部で右へ巻き道があるので、県境を離れこれをたどる。崩壊箇所を上へよけ、やや灌木が茂るところを抜けてさらに巻きながら進む。
IMG_8013310m鞍部・右へ巻き道.JPG310m鞍部・右へ巻き道
IMG_8014鞍部.JPG鞍部
IMG_8015巻き道.JPG巻き道
IMG_8016崩落箇所.JPG崩壊箇所
IMG_8017巻き道・灌木.JPG巻き道・灌木
IMG_8018巻き道.JPG巻き道

大岩のところで道が不明瞭となるが岩の下へよけるとふたたび県境尾根へ出る。
IMG_8019大岩・道?.JPG大岩・道?
IMG_8021大岩(下方から).JPG大岩(下方から)
IMG_8020植林境県境尾根へ出る.JPG植林境県境尾根へ出る

植林沿いに勾配の緩い尾根を下っていく。
IMG_8022植林境・平坦鞍部.JPG植林境・平坦鞍部
IMG_8023290m平坦ピーク.JPG290m平坦ピーク
IMG_8024平坦尾根.JPG平坦尾根.

270mピーク①で東へ取ると、小さなアップダウンをくり返しながら進む。
IMG_8025270m支尾根分岐点.JPG270mピーク①
IMG_8027植林境・下り.JPG植林境・下り
IMG_8028植林境・鞍部.JPG植林境・鞍部
IMG_8029雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
IMG_8030270mピーク②.JPG270mピーク②
IMG_8031平坦雑木尾根.JPG平坦雑木尾根
IMG_8032270mピーク③.JPG270mピーク③
IMG_8033雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り
IMG_8034鞍部.JPG鞍部
IMG_8035雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り

270mピーク④を越え鞍部からやや急な植林境尾根を登り切ると、岩に囲まれた岩倉ヶ嶽山頂に着く。樹木に囲まれ展望は得られない。
IMG_8036270mピーク④.JPG270mピーク④
IMG_8037植林境・下り.JPG植林境・下り
IMG_8038鞍部.JPG鞍部
IMG_8039植林境・上り.JPG植林境・上り
IMG_8041岩倉ヶ嶽山頂.JPG岩倉ヶ嶽山頂
IMG_8043白ポール.JPG白ポール

山頂部に並ぶ岩が山名の由来と思われ、山名は『地下上申』の下小川村隣村境目書の項に、下小川村・美濃村・黒谷村の山村境として記載があり、現在も島根県側を含めた三つの大字境となっている。る。

●~車道出合い
方向を変え、南側の雑木尾根を下る。小コン杭等がある300mピークを越え、さらに雑木尾根を下る。
IMG_8045雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り
IMG_8046平坦鞍部.JPG平坦鞍部
IMG_8047雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
IMG_8048300mピーク.JPG300mピーク
IMG_8049小コン杭・黄ポール・白ポール.JPG小コン杭、黄・白ポール
IMG_8051雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り

標高280mあたりで左右に緩い支尾根が分かれ、県境が不明瞭となるが、黄色ポールが所々設置され目印となる。
IMG_8052280m支尾根分岐点.JPG280m支尾根分岐点
IMG_8054雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り

大木(クヌギ?)が立つあたりで尾根が明瞭となり平坦尾根に変わる。
IMG_8059.JPGクヌギ?(逆方向)

支尾根を右に分けながら南へ尾根を進むと、230m支尾根分岐点となる。県境は南の谷へ下っているが、倒竹が目立つ竹林谷となるようなので、県境をあきらめ、南西側の支尾根を下る。こちらも竹林だがそのうち雑木が主体となる。
IMG_8060230m平坦尾根.JPG230m平坦尾根
IMG_8061230m支尾根分岐点.JPG230m支尾根分岐点
IMG_8063倒竹谷.JPG倒竹谷
IMG_8064雑木まじり竹尾根.JPG雑木まじり竹林尾根
IMG_8065竹が減じる.JPG竹が減じる

スギ植林となり、南側の支尾根へ移る。シダが被る棚田跡の段状地を下っていくと、突然古墓のある平坦地へ出る。
IMG_8066植林尾根.JPG植林尾根
IMG_8067左のシダ支尾根へ下る.JPG左のシダ支尾根へ下る
IMG_8068竹が交じる.JPG竹が交じる
IMG_8069古墓.JPG古墓.

すぐ下に巻き道があり、これをたどって右の谷へ下るとコンクリート製の小さな貯水槽(?)と出合う。
IMG_8071山道.JPG山道
IMG_8072コンクリート製の槽.JPGコンクリート製の槽

巻き道はさらに続いているが、次第に上方へ向かうようなのであきらめ、谷を下ることにする。明瞭な踏み跡はなく、湿地の谷はぬかるんでいるので、左端の歩きやすいところを選びながら下ると砂防堰堤に出合う。
IMG_8074湿地帯の植林谷を下る.JPG湿地帯の植林谷を下る
IMG_8075砂防堰堤.JPG砂防堰堤

堰堤の左端を越えて、棚田跡を沢沿いに少し下り、適当なところで沢を渡り対岸へ出る。
IMG_8077沢沿いの踏み跡.JPG沢沿いの踏み跡
IMG_8078棚田跡沿い.JPG棚田跡沿い
IMG_8079沢渡り(逆方向).JPG沢渡り(逆方向)

段状地を上方へ二段ほど上がると荒れた林道へ出る。左折するとまもなく舗装車道へ出る。
IMG_8080荒れ林道へ出る.JPG荒れ林道へ出る
IMG_8082ササヤブ.JPGササヤブ
IMG_8084舗装道出合い(逆方向).JPG舗装道出合い(逆方向)

●~塚穴古墳~駐車地
車道を一旦県境まで下り、舗装道をたどって県道へ出る。駐車地へ戻る途中塚穴古墳へ立ち寄る。民家の横にある。周辺に道標らしきものは見あたらない。陶器製の説明板によると6世紀ころのものらしい。
IMG_8088塚穴古墳.JPG塚穴古墳
IMG_8090.JPG
IMG_8089説明板.JPG説明板
IMG_8091城山(鹿ヶ嶽).JPG城山(鹿ヶ嶽)を遠望

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