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櫛崎城(櫛崎山)(阿武町奈古) [県北部の山]

遠岳山を歩いたあと、山頂に櫛崎城跡がある櫛崎山へ向かう。踏み跡や古道などをたどれば、ひどいヤブコギなしに歩ける。小規模だが比較的明瞭な遺構が確認できる。(2022.5.8)

〈参考資料〉『山口県中世城館遺跡総合調査報告書―長門編―』、『阿武町史』

IMG_0188道の駅から櫛崎山.JPG道の駅から櫛崎山
櫛崎城.jpeg(1,2クリックで拡大)

●駐車場~櫛崎城跡(櫛崎山)
 筒賀から市道を南下し、土峠トンネルを抜けて100mほど行ったところに広い路肩スペースの駐車地がある。
市道をさらに100mほど歩くと右の山側に山道があり、ここを取り付きとする。(帰宅して調べたら、10年前に遠岳山を歩いたときの矢田コースの登山口と同じだった。)
IMG_0128駐車地.JPG駐車地
IMG_0186取り付きの山道(逆方向).JPG取り付きの山道(逆方向)

山道を進むとすぐに左の谷に入る。最近伐採や測量に入った様子で、踏み跡もある。
IMG_0130山道・左の谷へ入る.JPG山道・左の谷へ入る
IMG_0131植林谷.JPG植林谷

踏み跡をたどって奥に進み、谷分岐で左に取り、棚田跡と見られる段状地の左端を上がる。左の竹林斜面の踏み跡があり、これを進みながら最後は段状地を上がって左の支尾根へ出る。
IMG_0132竹林沿いの道.JPG竹林沿いの道
IMG_0133谷を詰める.JPG谷を詰める
IMG_0135左尾根をめざす.JPG左尾根をめざす
IMG_0136雑木尾根へ出る.JPG雑木尾根へ出る

雑木尾根を登ると支尾根合流点で左から溝状の古道と出合う。
IMG_0137溝状道出合い.JPG溝状道出合い

尾根上の道を進み、左の巻き道になって60m鞍部に出る。
IMG_0138平坦尾根.JPG平坦尾根
IMG_0139左の巻き道へ進む.JPG左の巻き道へ進む
IMG_0140巻き道.JPG巻き道
IMG_0141鞍部.JPG鞍部
IMG_0170鞍部北側の山道.JPG鞍部北側の山道

左折し植林境を登っていくと90m支尾根合流点付近で堀切①を見る。
IMG_0142植林境・上り.JPG植林境・上り
IMG_0143植林境.JPG植林境
IMG_0144堀切①.JPG堀切①
IMG_0145右横から.JPG横から
IMG_0146土盛り.JPG土盛り

急勾配(切岸)を登り切ると右に虎口がある。低い段差のある曲輪跡を進むと標高100mあたりで堀切②を見る。
IMG_0147虎口.JPG虎口
IMG_0148曲輪.JPG曲輪
IMG_0149曲輪.JPG曲輪
IMG_0150曲輪.JPG曲輪
IMG_0151堀切②.JPG堀切②
IMG_0152右横から.JPG横から

左に回り込みながら登り切ると平坦山頂(郭Ⅰ)に着く。展望は得られない。
IMG_0153山頂手前.JPG山頂手前
IMG_0154山頂(郭Ⅰ)・南側から.JPG山頂(郭Ⅰ)・南側から
IMG_0156山頂・北側から.JPG山頂・北側から

北東側へ急勾配の尾根を下ると堀切③が確認できる。
IMG_0157堀切③・上から.JPG堀切③・上方から
IMG_0158右横から.JPG横から
IMG_0159コン杭.JPGコン杭
IMG_0161堀切③・下から.JPG堀切③・下から

山頂から南側へ下ると三段の削平地(曲輪)が確認できる。
IMG_0162南尾根・上から.JPG南尾根・上方から
IMG_0163曲輪・横から.JPG曲輪・横から
IMG_0164曲輪・横から.JPG曲輪・横から
IMG_0165曲輪・横から.JPG曲輪・横から
IMG_0167曲輪・下から.JPG曲輪・下から
IMG_0168曲輪・下から.JPG曲輪・下から

●~駐車地
溝状道の出合い地点まで戻り、古道を右(南西)の支尾根側へたどってみた。
IMG_0172古道・下り.JPG古道・下り

まもなく道が不明瞭となり、前方に開けたところが見えたので尾根上を進むと小さな果樹園(?)に出た。
IMG_0173前方に開けたところ.JPG前方に開けたところ
IMG_0174小果樹園?.JPG小果樹園?

山道が続いているので、これを下る。植林沿いから竹林を抜けていくとT字路へ降り立つ。
IMG_0176植林境.JPG植林境
IMG_0177竹林沿い.JPG竹林沿い
IMG_0179T字分岐(左へ).JPGT字分岐(左へ)

左折すると墓地へ出た。下降地点は電柱「ツツオ 5左4」が目印になる。
IMG_0180トタン柵沿い・墓地.JPGトタン柵沿い・墓地
IMG_0182下降地点・電柱(逆方向).JPG下降地点・電柱(逆方向)

市道へ出て、「大神宮」の道しるべを左に過ごし、駐車地へ戻る。
IMG_0185道しるべ「大神宮」.JPG道しるべ「大神宮」

■櫛崎城について
『地下上申』奈古邑に次の記載がある。

櫛崎城山
 但浦より西に有之、須子若狭守御居城と申伝候、吉見政頼公之家臣とも申事に御座候、委細は存不申候事

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