宝城庵山・北ヶ迫山・同前山(光市束荷) [県東部の山]
地下上申絵図を精査し山名が判明した小山を縦走する。大字境でもなくヤブコギ覚悟で臨んだところ、前半は近年人が入った形跡はなく、シダヤブにやや手こずったものの後半は植林尾根主体で比較的楽に歩けた。
縦走後豊後峰へのルート開拓に挑んだが、ぶ厚いシダ壁に阻まれあえなく撤退、三山のみの報告とした。(2023.12.13)
宝城庵山(石原から)
(1,2クリックで拡大)
●宝城庵山
石原集落に入り、コンクリート橋をわたったところに駐車ペースを見付ける。
コン橋
まずは宝城庵山をめざす。集落道を進み、民家の間の尾根に取り付く。
取り付き
植林境からシダ尾根を左によけながら登り、最後は腰高のシダを分けていくと雑木に囲まれた平坦な山頂に出る。展望もなく、これといった特徴のあるものもない。
植林沿い
シダヤブ
シダを左によける
シダヤブ
宝城庵山山頂
●北ヶ迫山
北東方向のシダ尾根を下り、北ヶ迫山をめざす。鞍部に降り立つとなだらかな尾根が続くが、尾根上はシダがやや深いので、左によけながらトラバース気味に進む。
シダヤブ下り(逆方向)
鞍部
シダ尾根を左によける
鞍部
左にトラバース
二つ目の鞍部で左の谷に竹林を見て雑木尾根を登り返す。右植林尾根となり登り切ると北ヶ迫山の山頂に着く。展望は得られない。
鞍部
植林境・上り
北ヶ迫山山頂
●同前山
ヒノキ植林境を東に下ると鞍部に降り立つ。
植林境・下り
鞍部
左植林境の尾根を登っていくと、支尾根合流点でシダの小ピークに出る。シダを分けるとすぐ林道終点広場に抜け出る。
植林境・上り
シダピーク
林道終点
そのまま植林尾根を直登するとピークに着く。植林境を少し進んだところが最高処の山頂である。ここでも展望はなし。
植林尾根
手前ピーク
平坦尾根
同前山山頂
帰路は植林境を北へ下る。途中から植林斜面を横切り、やや勾配が緩く歩きやすそうな右の植林尾根に移って下り切ると、大規模農道出合いの林道起点に出る。
植林境・下り
植林斜面をトラバース
植林尾根下り・下方に大規模農道
下降箇所・林道起点(逆方向)
同前山・帆柱山(北方のシダ尾根より)
北ヶ迫山・宝城庵山(下方)、帆柱山・呉麓山・千坊山(後方)
■山名について
三山とも地下上申絵図に山名がある。
絵図では宝城庵山の西麓に庵が記されていることから、「宝城庵」の名はこれに由来すると思われる。
また、『防長地下上申』の御立山の項に宝城庵山・同前山、『防長風土注進案』の御立山の項に宝城庵山・道前山を見る。
北ヶ迫山については、地下上申・風土注進案にはその名が見あたらないが、小字図を見ると山の南側の谷に「北ヶ迫」の字名があり、山名はこの谷名に由来するのだろう。
縦走後豊後峰へのルート開拓に挑んだが、ぶ厚いシダ壁に阻まれあえなく撤退、三山のみの報告とした。(2023.12.13)
宝城庵山(石原から)
(1,2クリックで拡大)
●宝城庵山
石原集落に入り、コンクリート橋をわたったところに駐車ペースを見付ける。
コン橋
まずは宝城庵山をめざす。集落道を進み、民家の間の尾根に取り付く。
取り付き
植林境からシダ尾根を左によけながら登り、最後は腰高のシダを分けていくと雑木に囲まれた平坦な山頂に出る。展望もなく、これといった特徴のあるものもない。
植林沿い
シダヤブ
シダを左によける
シダヤブ
宝城庵山山頂
●北ヶ迫山
北東方向のシダ尾根を下り、北ヶ迫山をめざす。鞍部に降り立つとなだらかな尾根が続くが、尾根上はシダがやや深いので、左によけながらトラバース気味に進む。
シダヤブ下り(逆方向)
鞍部
シダ尾根を左によける
鞍部
左にトラバース
二つ目の鞍部で左の谷に竹林を見て雑木尾根を登り返す。右植林尾根となり登り切ると北ヶ迫山の山頂に着く。展望は得られない。
鞍部
植林境・上り
北ヶ迫山山頂
●同前山
ヒノキ植林境を東に下ると鞍部に降り立つ。
植林境・下り
鞍部
左植林境の尾根を登っていくと、支尾根合流点でシダの小ピークに出る。シダを分けるとすぐ林道終点広場に抜け出る。
植林境・上り
シダピーク
林道終点
そのまま植林尾根を直登するとピークに着く。植林境を少し進んだところが最高処の山頂である。ここでも展望はなし。
植林尾根
手前ピーク
平坦尾根
同前山山頂
帰路は植林境を北へ下る。途中から植林斜面を横切り、やや勾配が緩く歩きやすそうな右の植林尾根に移って下り切ると、大規模農道出合いの林道起点に出る。
植林境・下り
植林斜面をトラバース
植林尾根下り・下方に大規模農道
下降箇所・林道起点(逆方向)
同前山・帆柱山(北方のシダ尾根より)
北ヶ迫山・宝城庵山(下方)、帆柱山・呉麓山・千坊山(後方)
■山名について
三山とも地下上申絵図に山名がある。
絵図では宝城庵山の西麓に庵が記されていることから、「宝城庵」の名はこれに由来すると思われる。
また、『防長地下上申』の御立山の項に宝城庵山・同前山、『防長風土注進案』の御立山の項に宝城庵山・道前山を見る。
北ヶ迫山については、地下上申・風土注進案にはその名が見あたらないが、小字図を見ると山の南側の谷に「北ヶ迫」の字名があり、山名はこの谷名に由来するのだろう。
2023-12-30 22:45
コメント(0)
コメント 0