赤間山・板橋山・三ヶ迫山・白山(下関市菊川町田部・上田部、小月町) [県西部の山]
白山(しらやま)の南西にある円錐形の山が気になり、調べたところ赤間山とわかり、さっそく歩くことにした。山頂部が灌木の茂みがあるが、ひどいヤブはない。
合わせて、登り残した白山の支峰、板橋山を歩く。植林で人が入っている様子で、林道や踏み跡をたどれば楽に登れる。
白山に今期三度目の登頂後、帰路は旧コースで田部峠へ下ったが、鉄塔撤去により巡視路がシダヤブで不明瞭となっているところがあり、多少難渋した。(2024.4.13)
中の嶽・六万坊山・赤間山(4月1日鉄塔No.31より)
一本松から三ヶ迫山・板橋山
(1,2クリックで拡大)
●駐車地(田部峠)~赤間山
田部峠近くの駐車スペースに車を置く。
白山田部峠旧コース登山口(道標あり)の、道路を隔てた向かい側に取り付きがある。
田部峠
旧コース登山口
取り付き
入ってすぐに右斜面に取り付き、道路法面のへりを登ると、登り切ったところで作業道終点部と出合う。
雑木尾根
やや茂みあり
尾根上の作業道終点部
尾根沿いに作業道を進むと右下方からの作業道と出合う。
作業道
作業道分岐
分岐からの展望(華山)
直進し、作業道の最高処(伐採斜面となっている)あたりで、雑木尾根に入り、まもなく植林境尾根となる。
尾根沿いの作業道
雑木尾根に取り付く
雑木尾根
植林境
130m支尾根合流点で鉄塔跡の広場に出る。
植林境
鉄塔跡・130m支尾根合流点
140m支尾根合流点で鹿除けネットと出合い、ネット沿いに登っていくと、160m支尾根合流点でネットが終わる。
雑木尾根
ネット出合い・140m支尾根合流点
150m支尾根合流点
ネット別れ・160m支尾根合流点
170m、180m、200mと支尾根合流点を確認しながら雑木尾根を登っていく。
170m支尾根合流点
雑木尾根
180m支尾根合流点
雑木尾根
200m支尾根合流点
山頂手前で灌木がやや茂るが、すぐに抜けると赤間山山頂に着く。小広場の中央に四等三角点「一本松」がすわっている。樹林に囲まれ展望はまったくない。
山頂手前・灌木
赤間山山頂
四等三角点「一本松」
●~国道出合い
帰路は西側の鞍部をめざす。こちらも灌木が茂るが尾根をはずさないようよけながら下ると、まもなく雑木尾根となり、歩きやすくなる。
灌木ヤブ
雑木尾根
標高190mあたりで北西に方向を変え、やや段状となったところを過ぎると、緩やかなだだっ広い尾根となる。
190m支尾根分岐点
段状地
だだっ広く緩い雑木尾根
人の手が入って枯れ枝など少し整理されたような感じの斜面は、どこでも歩けそうだ。最後は左にトラバース気味に下ると鞍部に降り立つ。
やや手入れされたような尾根(逆方向)
雑木尾根
やや左へトラバース気味に下る
鞍部へ出る
右谷方向
左谷
左谷を下る。倒竹が重なり歩きにくそうなので、右の山際へよけながら下ると、そま道が現われ、まもなく明瞭な山道となる。
左谷の倒竹
谷沿い
そま道
明瞭な山道
山道
棚田状に石垣が施された平坦地に出ると右に幅広道が続き、たどると県道へ出た。
谷あいの平坦地へ出る
幅広道
県道出合い(逆方向)
左折し、一本松集会所の先にある一本杉の下で休憩後、国道に出る。
県道
板橋山・大つえ山
ベンチ・一本杉
一本杉
●~板橋山
国道を右折し、400mほど進んだところで林道に入る。カヤなどが被るやや荒れた林道を川沿いに進むと、谷出合いで公社造林の看板を見る。かろうじて「三ヶ迫」と事業地名が読める。ここから作業道が上がっているが、入口にロープが張られ立入禁止表示がある。
林道入口(逆方向)・背後に赤間山
やや草被りの林道(川土手)
公社造林看板
当初大字境である左の支尾根を直登するつもりだったが、しっかりとした林道が先に続いているので、こちらをたどってみることにする。
支尾根を回り込むところで右に堤を見る。水は涸れている。
堤への分岐(右)
堤
支谷が左に分岐するところで作業道が谷側へわかれるが、こちらも入口にロープと立入禁止表示がある。
林道
作業道出合い・ロープ(逆方向)
林道をさらに進むと谷分岐でイノシシワナに出合い、林道が終わる。ここで左の谷に入り、谷を詰める。
イノシシワナ・林道終点
植林谷取り付き
植林谷
三(みつ)ヶ迫という名のとおり、支谷がいくつかわかれるが、左の谷に入りながら踏み跡をたどっていくと、鞍部に出る。
谷分岐
鞍部手前
鞍部(左方向)
左の雑木尾根を登り、左から植林が合わさるとすぐに板橋山山頂となる。植林や雑木に囲まれ、展望は得られない。
雑木尾根
板橋山山頂
●~三ヶ迫山~白山
これで本日の二つ目の目標は達したが、一応白山山頂まで上がることにする。
鞍部へ戻り、植林境を石杭やコン杭を確認しながら急登する。
植林境尾根
植林境
石杭
コン杭
コン杭
雑木尾根に変わり、勾配が緩むと平坦な三ヶ迫山山頂に出る。
雑木尾根
コン杭
三ヶ迫山山頂
山頂部は伐採跡となっており、最高処近くに石杭、少し北西に下ったところに図根三角点がある。
図根三角点
赤間山・六万坊山(奥)
鳴滝山
この後、白山山頂までは4月1日の山行と逆方向で登る。(報告文・写真は省略)
白山山頂
三等三角点「白山」
鳴滝山・狗留孫山・大滝山
大滝山・京ヶ嶽・華山
高畑山
古烏帽子山・江船山・猿王岳
●~駐車地
今月三回目の白山登頂後、帰路は田部峠の旧コースを下ることにする。
標高230mの支尾根分岐点まで戻り、新コースとわかれ、右に雑木尾根を下る。急勾配のためロープがつけてある。
230m支尾根合流点・道標跡の支柱(逆方向)
雑木尾根下り・ロープ
勾配が緩むとシダ尾根となる。高圧線鉄塔が撤去されるまでは巡視路だった道が荒れ、シダが繁茂している。胸高までシダが被るところもあり、道を探すためかシダをよけた踏み跡がいく筋も付いている。
シダヤブ
シダヤブ
植林境・シダ
旧鉄塔跡地と思しきところの手前でシダがさらに深くなったので、あきらめ、左の小谷がやや薄そうなのでこれを下る。
シダヤブ・火の用心札
小谷・シダ
ふたたびシダの壁にぶつかったところで右によけると、疎林の小尾根に出て、シダから解放される。
疎林斜面を少し下るとトラロープがあり、旧巡視路に復帰したようだ。
シダヤブ
疎林谷
トラロープ
植林谷を下ると道標跡が残っている。
植林谷
道標(倒)
沢に出合い、右続いて左に炭焼窯跡を過ごしながら下ると、涸れた堤に出合う。
沢出合い
炭焼窯跡①
炭焼窯跡②
沢沿い
山道
堤(涸れ)
沢の右岸沿いに下ると作業道跡らしい幅広の道となり、田部峠近くで国道に出る。
植林沿い
幅広道
国道出合い
この後、白山北麓の城山と丸山に向かう。(別途報告)
■山について
▲白山
山名の読み方について、「しろやま」「はくさん」「しらやま」などいずれで呼ぶのか悩んでいたが、菊川町史や字名では「しらやま」としていることから、「しらやま」をとることとした。
▲赤間山(はちまき山)
地下上申絵図(地下図)により山名を判明した。北西麓に赤間堤があり、字名にも「赤間」がある。
また、四等三角点「一本松」の地番の字名も赤間である。
なお、現在の地元での呼び名は確認していないが、菊川町史(三)には上田部の山として「はちまき山」(210.3m)の記載があり、これが当山と思われる。字名には「はちまき」の名は見当たらない。山の上方に鉢巻状の切り開きがあったのだろうか?
▲板橋山
地下上申小月村の隣村境目書及び絵図より特定した。
絵図によると南麓の旧村境に板橋がかかっており、山名はこれによると思われる。
合わせて、登り残した白山の支峰、板橋山を歩く。植林で人が入っている様子で、林道や踏み跡をたどれば楽に登れる。
白山に今期三度目の登頂後、帰路は旧コースで田部峠へ下ったが、鉄塔撤去により巡視路がシダヤブで不明瞭となっているところがあり、多少難渋した。(2024.4.13)
中の嶽・六万坊山・赤間山(4月1日鉄塔No.31より)
一本松から三ヶ迫山・板橋山
(1,2クリックで拡大)
●駐車地(田部峠)~赤間山
田部峠近くの駐車スペースに車を置く。
白山田部峠旧コース登山口(道標あり)の、道路を隔てた向かい側に取り付きがある。
田部峠
旧コース登山口
取り付き
入ってすぐに右斜面に取り付き、道路法面のへりを登ると、登り切ったところで作業道終点部と出合う。
雑木尾根
やや茂みあり
尾根上の作業道終点部
尾根沿いに作業道を進むと右下方からの作業道と出合う。
作業道
作業道分岐
分岐からの展望(華山)
直進し、作業道の最高処(伐採斜面となっている)あたりで、雑木尾根に入り、まもなく植林境尾根となる。
尾根沿いの作業道
雑木尾根に取り付く
雑木尾根
植林境
130m支尾根合流点で鉄塔跡の広場に出る。
植林境
鉄塔跡・130m支尾根合流点
140m支尾根合流点で鹿除けネットと出合い、ネット沿いに登っていくと、160m支尾根合流点でネットが終わる。
雑木尾根
ネット出合い・140m支尾根合流点
150m支尾根合流点
ネット別れ・160m支尾根合流点
170m、180m、200mと支尾根合流点を確認しながら雑木尾根を登っていく。
170m支尾根合流点
雑木尾根
180m支尾根合流点
雑木尾根
200m支尾根合流点
山頂手前で灌木がやや茂るが、すぐに抜けると赤間山山頂に着く。小広場の中央に四等三角点「一本松」がすわっている。樹林に囲まれ展望はまったくない。
山頂手前・灌木
赤間山山頂
四等三角点「一本松」
●~国道出合い
帰路は西側の鞍部をめざす。こちらも灌木が茂るが尾根をはずさないようよけながら下ると、まもなく雑木尾根となり、歩きやすくなる。
灌木ヤブ
雑木尾根
標高190mあたりで北西に方向を変え、やや段状となったところを過ぎると、緩やかなだだっ広い尾根となる。
190m支尾根分岐点
段状地
だだっ広く緩い雑木尾根
人の手が入って枯れ枝など少し整理されたような感じの斜面は、どこでも歩けそうだ。最後は左にトラバース気味に下ると鞍部に降り立つ。
やや手入れされたような尾根(逆方向)
雑木尾根
やや左へトラバース気味に下る
鞍部へ出る
右谷方向
左谷
左谷を下る。倒竹が重なり歩きにくそうなので、右の山際へよけながら下ると、そま道が現われ、まもなく明瞭な山道となる。
左谷の倒竹
谷沿い
そま道
明瞭な山道
山道
棚田状に石垣が施された平坦地に出ると右に幅広道が続き、たどると県道へ出た。
谷あいの平坦地へ出る
幅広道
県道出合い(逆方向)
左折し、一本松集会所の先にある一本杉の下で休憩後、国道に出る。
県道
板橋山・大つえ山
ベンチ・一本杉
一本杉
●~板橋山
国道を右折し、400mほど進んだところで林道に入る。カヤなどが被るやや荒れた林道を川沿いに進むと、谷出合いで公社造林の看板を見る。かろうじて「三ヶ迫」と事業地名が読める。ここから作業道が上がっているが、入口にロープが張られ立入禁止表示がある。
林道入口(逆方向)・背後に赤間山
やや草被りの林道(川土手)
公社造林看板
当初大字境である左の支尾根を直登するつもりだったが、しっかりとした林道が先に続いているので、こちらをたどってみることにする。
支尾根を回り込むところで右に堤を見る。水は涸れている。
堤への分岐(右)
堤
支谷が左に分岐するところで作業道が谷側へわかれるが、こちらも入口にロープと立入禁止表示がある。
林道
作業道出合い・ロープ(逆方向)
林道をさらに進むと谷分岐でイノシシワナに出合い、林道が終わる。ここで左の谷に入り、谷を詰める。
イノシシワナ・林道終点
植林谷取り付き
植林谷
三(みつ)ヶ迫という名のとおり、支谷がいくつかわかれるが、左の谷に入りながら踏み跡をたどっていくと、鞍部に出る。
谷分岐
鞍部手前
鞍部(左方向)
左の雑木尾根を登り、左から植林が合わさるとすぐに板橋山山頂となる。植林や雑木に囲まれ、展望は得られない。
雑木尾根
板橋山山頂
●~三ヶ迫山~白山
これで本日の二つ目の目標は達したが、一応白山山頂まで上がることにする。
鞍部へ戻り、植林境を石杭やコン杭を確認しながら急登する。
植林境尾根
植林境
石杭
コン杭
コン杭
雑木尾根に変わり、勾配が緩むと平坦な三ヶ迫山山頂に出る。
雑木尾根
コン杭
三ヶ迫山山頂
山頂部は伐採跡となっており、最高処近くに石杭、少し北西に下ったところに図根三角点がある。
図根三角点
赤間山・六万坊山(奥)
鳴滝山
この後、白山山頂までは4月1日の山行と逆方向で登る。(報告文・写真は省略)
白山山頂
三等三角点「白山」
鳴滝山・狗留孫山・大滝山
大滝山・京ヶ嶽・華山
高畑山
古烏帽子山・江船山・猿王岳
●~駐車地
今月三回目の白山登頂後、帰路は田部峠の旧コースを下ることにする。
標高230mの支尾根分岐点まで戻り、新コースとわかれ、右に雑木尾根を下る。急勾配のためロープがつけてある。
230m支尾根合流点・道標跡の支柱(逆方向)
雑木尾根下り・ロープ
勾配が緩むとシダ尾根となる。高圧線鉄塔が撤去されるまでは巡視路だった道が荒れ、シダが繁茂している。胸高までシダが被るところもあり、道を探すためかシダをよけた踏み跡がいく筋も付いている。
シダヤブ
シダヤブ
植林境・シダ
旧鉄塔跡地と思しきところの手前でシダがさらに深くなったので、あきらめ、左の小谷がやや薄そうなのでこれを下る。
シダヤブ・火の用心札
小谷・シダ
ふたたびシダの壁にぶつかったところで右によけると、疎林の小尾根に出て、シダから解放される。
疎林斜面を少し下るとトラロープがあり、旧巡視路に復帰したようだ。
シダヤブ
疎林谷
トラロープ
植林谷を下ると道標跡が残っている。
植林谷
道標(倒)
沢に出合い、右続いて左に炭焼窯跡を過ごしながら下ると、涸れた堤に出合う。
沢出合い
炭焼窯跡①
炭焼窯跡②
沢沿い
山道
堤(涸れ)
沢の右岸沿いに下ると作業道跡らしい幅広の道となり、田部峠近くで国道に出る。
植林沿い
幅広道
国道出合い
この後、白山北麓の城山と丸山に向かう。(別途報告)
■山について
▲白山
山名の読み方について、「しろやま」「はくさん」「しらやま」などいずれで呼ぶのか悩んでいたが、菊川町史や字名では「しらやま」としていることから、「しらやま」をとることとした。
▲赤間山(はちまき山)
地下上申絵図(地下図)により山名を判明した。北西麓に赤間堤があり、字名にも「赤間」がある。
また、四等三角点「一本松」の地番の字名も赤間である。
なお、現在の地元での呼び名は確認していないが、菊川町史(三)には上田部の山として「はちまき山」(210.3m)の記載があり、これが当山と思われる。字名には「はちまき」の名は見当たらない。山の上方に鉢巻状の切り開きがあったのだろうか?
▲板橋山
地下上申小月村の隣村境目書及び絵図より特定した。
絵図によると南麓の旧村境に板橋がかかっており、山名はこれによると思われる。
2024-04-15 22:33
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