法師ヶ岳〈北東尾根直登ルート〉(周南市四熊) [県央部の山]
巨大観音像が建つ法師ヶ岳に北東麓から尾根を直登してみた。取り付きの高圧線鉄塔巡視路から先の標高330mあたりまでは古道が残っており、雑木尾根を登り切ると観音像への舗装道に抜け出た。
帰路は、一つ南側に延びる尾根を四等三角点まで下り、そのまま倒竹をまたぎながら尾根を下り、最後は谷へ降りて戻る。
現在のところ、ルート上に山頂付近以外は境界杭やテープ類はほとんど見あたらない。
前日の雪が残っていたので慎重に歩いたこともあり、ふだんにも増して時間を要した。(2022.2.18)
倉の峠付近より法師ヶ岳(中央)・四熊ヶ岳(右)
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~法師ヶ岳山頂
通信塔そばの県道路肩スペースに駐車。途中近道をして小道に入る。登り切りふたたび県道と合流すると、そばに倉の峠バス停がある。左に地道が二つに分かれるので、中電標柱の立つ右の尾根道を取る(当日は重機が道を塞いでいた)。
石仏
法師ヶ岳
小路
石仏
石仏
山巡道(視路)取り付き・標柱
巡視路を兼ねた幅広山道をたどる。
鉄塔No.19を過ごし、三つ目の標柱で一旦山道とわかれ、鉄塔NO.20に立ち寄る。ここから巡視路は西方向の次の鉄塔NO.21へ向かう。
巡視路
分岐・右へ
鉄塔No.19
竹林沿い
標柱
分岐・標柱
標柱・巡視路右へ
鉄塔No.20
山道へ戻り、左側ヒノキ植林沿いに緩やかな尾根を進む。道が途中一旦右へトラバース気味になるがふたたび尾根へ上がり、次第に不明瞭になりながらも古い山道が続く。
山道へ戻る・左植林沿い
平坦尾根・標高300m付近
竹林沿い
右へトラバース気味
尾根へ戻る
雑木尾根
標高330m付近で左にトラバースした道を進むと、まもなく不明瞭となる。尾根へ戻り、雑木尾根を登る。
やや勾配のある雑木尾根を忠実にたどり上方をめざす。尾根はヤブをこぐほどではない。
山道左へ・330m
道不明瞭となる
尾根へ戻って進む
雑木尾根
小岩が並ぶところを過ぎ、一旦平坦となり、さらに登っていくと突然フェンスに出くわす。
観音像建設時に設置されたものと思われるが、倒壊等により現在は用をなしていない。フェンスをクリアーすると前方に黄色のガードレールが枝越しに見える。ガードレールをまたぐと舗装道へ降り立つ。10mほど下方に電柱「ダイブツ 37」が立つ。
小岩が並ぶ・360m付近
平坦尾根・380m付近
雑木尾根
フェンス出合い・前方に黄色ガードレール
舗装道へ抜け出る(逆方向)
舗装道を左に進み、ゲートを入ると周囲をフェンスで囲まれ、舗装された山頂広場に出る。
山頂には巨大な子育て観音像、涅槃像などが建ち並ぶ。四熊ヶ岳、嶽山など周辺の山々が見渡せる。
ゲート
山頂広場
ひまわり子育て観音像
緑山
西谷の岡方向
茶臼山・太華山
太華山
440mピーク
黒髪島・大津島・嶽山
四熊ヶ岳
●~四等三角点
西に間近に見える四熊ヶ岳へは向かわず、すぐに四等三角点をめざす。
ゲートの東側から南方向へ幅広い作業道が残っているが、イバラなどが繁茂しひどく荒れているので、左の雑木斜面に逃げ込みながら進む。鞍部へ出てやっとヤブから解放される。
作業道跡
左雑木斜面に逃げる
作業道跡のヤブ
再び左斜面へ逃げ込む
スギや雑木の尾根を登っていくと、440mピークで朽ちた建物らしきものに出くわす。観音像の建設時に合わせて建てられたものかもしれない。
鞍部からスギ・雑木尾根を登る
440mピークの崩壊施設
ここから主尾根を南東方向へ下ると廃フェンスが現れる。右側を下るとすぐに解放される。尾根伝いに420mピーク、410mピークを踏んで、北東へ方向を変えながら進むと、四等三角点「大久保」に至る。いずれのピークも樹林に囲まれ展望は得られない。
尾根上フェンスの右を下る
雑木尾根
420mピーク
410mピーク
雑木尾根・上り
三角点ピーク
●~駐車地
三角点ピークからそのまま北東方向へ尾根を下ることにする。380m支尾根分岐点で方向を確認しながら下ると、標高350mを過ぎるあたりから竹林となり、倒竹帯に突入。航空写真等であらかじめ覚悟していたが、長々と続く倒竹にいささかうんざりしていると、突然大きなイノシシが前方の倒竹の下から跳び出してきて、ばりばり音を立てながら逃げていった。
雑木尾根
雑木尾根
380m支尾根分岐点
雑木尾根
倒竹
倒竹
倒竹尾根(逆方向)
竹林が終わりやれやれと思っていると、すぐにアオキ交じりの細い竹林ヤブとなる。
280m支尾根分岐点を過ぎたあたりからやや歩きやすくなる。
アオキ・竹
雑木
竹
竹
雑木・竹
標高240mあたりでヤブがひどくなったので、尾根をあきらめ、左の谷をめざし雑木・スギ斜面を下る。
前方の竹ヤブ
左の谷へ下る
段状の斜面となり、取水施設を二つ過ごしながら下り切ると、取水施設管理用と思われる小道に出る。
段状の谷斜面
取水施設①
取水施設➁
溝沿いの小道
溝沿いに進むと明瞭な農道に出る。
ササ被りの小道
明瞭な農道へ出る
溝沿いの農道を下っていくと巡視路取り付きの分岐点に出る。
溝沿いの道
対岸の棚田跡
作業小屋
分岐・直進
棚田
県道を歩いて車まで戻っていると、年配男性三人の登山グループと出くわす。広谷側から四熊ヶ岳へ登り、庄原側へ降りて、これから車道を歩いて戻るという。地図なしで登ってこられたらしく、近在の方のようだ。
どこを歩いてきたのかと尋ねられたので、法師ヶ岳へヤブ尾根を登ってきたと言うと、
「お友達にならなかったかね?」と笑顔で尋ねられた。
「えっ?」
「イノシシやクマに遭わなかったですか?」
「はぁ、途中イノシシには出くわしました」
みなさん仲良し三人組といった和気あいあいとした雰囲気。しっかりとした足取りで元気に戻っていかれた。
帰路は、一つ南側に延びる尾根を四等三角点まで下り、そのまま倒竹をまたぎながら尾根を下り、最後は谷へ降りて戻る。
現在のところ、ルート上に山頂付近以外は境界杭やテープ類はほとんど見あたらない。
前日の雪が残っていたので慎重に歩いたこともあり、ふだんにも増して時間を要した。(2022.2.18)
倉の峠付近より法師ヶ岳(中央)・四熊ヶ岳(右)
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~法師ヶ岳山頂
通信塔そばの県道路肩スペースに駐車。途中近道をして小道に入る。登り切りふたたび県道と合流すると、そばに倉の峠バス停がある。左に地道が二つに分かれるので、中電標柱の立つ右の尾根道を取る(当日は重機が道を塞いでいた)。
石仏
法師ヶ岳
小路
石仏
石仏
山巡道(視路)取り付き・標柱
巡視路を兼ねた幅広山道をたどる。
鉄塔No.19を過ごし、三つ目の標柱で一旦山道とわかれ、鉄塔NO.20に立ち寄る。ここから巡視路は西方向の次の鉄塔NO.21へ向かう。
巡視路
分岐・右へ
鉄塔No.19
竹林沿い
標柱
分岐・標柱
標柱・巡視路右へ
鉄塔No.20
山道へ戻り、左側ヒノキ植林沿いに緩やかな尾根を進む。道が途中一旦右へトラバース気味になるがふたたび尾根へ上がり、次第に不明瞭になりながらも古い山道が続く。
山道へ戻る・左植林沿い
平坦尾根・標高300m付近
竹林沿い
右へトラバース気味
尾根へ戻る
雑木尾根
標高330m付近で左にトラバースした道を進むと、まもなく不明瞭となる。尾根へ戻り、雑木尾根を登る。
やや勾配のある雑木尾根を忠実にたどり上方をめざす。尾根はヤブをこぐほどではない。
山道左へ・330m
道不明瞭となる
尾根へ戻って進む
雑木尾根
小岩が並ぶところを過ぎ、一旦平坦となり、さらに登っていくと突然フェンスに出くわす。
観音像建設時に設置されたものと思われるが、倒壊等により現在は用をなしていない。フェンスをクリアーすると前方に黄色のガードレールが枝越しに見える。ガードレールをまたぐと舗装道へ降り立つ。10mほど下方に電柱「ダイブツ 37」が立つ。
小岩が並ぶ・360m付近
平坦尾根・380m付近
雑木尾根
フェンス出合い・前方に黄色ガードレール
舗装道へ抜け出る(逆方向)
舗装道を左に進み、ゲートを入ると周囲をフェンスで囲まれ、舗装された山頂広場に出る。
山頂には巨大な子育て観音像、涅槃像などが建ち並ぶ。四熊ヶ岳、嶽山など周辺の山々が見渡せる。
ゲート
山頂広場
ひまわり子育て観音像
緑山
西谷の岡方向
茶臼山・太華山
太華山
440mピーク
黒髪島・大津島・嶽山
四熊ヶ岳
●~四等三角点
西に間近に見える四熊ヶ岳へは向かわず、すぐに四等三角点をめざす。
ゲートの東側から南方向へ幅広い作業道が残っているが、イバラなどが繁茂しひどく荒れているので、左の雑木斜面に逃げ込みながら進む。鞍部へ出てやっとヤブから解放される。
作業道跡
左雑木斜面に逃げる
作業道跡のヤブ
再び左斜面へ逃げ込む
スギや雑木の尾根を登っていくと、440mピークで朽ちた建物らしきものに出くわす。観音像の建設時に合わせて建てられたものかもしれない。
鞍部からスギ・雑木尾根を登る
440mピークの崩壊施設
ここから主尾根を南東方向へ下ると廃フェンスが現れる。右側を下るとすぐに解放される。尾根伝いに420mピーク、410mピークを踏んで、北東へ方向を変えながら進むと、四等三角点「大久保」に至る。いずれのピークも樹林に囲まれ展望は得られない。
尾根上フェンスの右を下る
雑木尾根
420mピーク
410mピーク
雑木尾根・上り
三角点ピーク
●~駐車地
三角点ピークからそのまま北東方向へ尾根を下ることにする。380m支尾根分岐点で方向を確認しながら下ると、標高350mを過ぎるあたりから竹林となり、倒竹帯に突入。航空写真等であらかじめ覚悟していたが、長々と続く倒竹にいささかうんざりしていると、突然大きなイノシシが前方の倒竹の下から跳び出してきて、ばりばり音を立てながら逃げていった。
雑木尾根
雑木尾根
380m支尾根分岐点
雑木尾根
倒竹
倒竹
倒竹尾根(逆方向)
竹林が終わりやれやれと思っていると、すぐにアオキ交じりの細い竹林ヤブとなる。
280m支尾根分岐点を過ぎたあたりからやや歩きやすくなる。
アオキ・竹
雑木
竹
竹
雑木・竹
標高240mあたりでヤブがひどくなったので、尾根をあきらめ、左の谷をめざし雑木・スギ斜面を下る。
前方の竹ヤブ
左の谷へ下る
段状の斜面となり、取水施設を二つ過ごしながら下り切ると、取水施設管理用と思われる小道に出る。
段状の谷斜面
取水施設①
取水施設➁
溝沿いの小道
溝沿いに進むと明瞭な農道に出る。
ササ被りの小道
明瞭な農道へ出る
溝沿いの農道を下っていくと巡視路取り付きの分岐点に出る。
溝沿いの道
対岸の棚田跡
作業小屋
分岐・直進
棚田
県道を歩いて車まで戻っていると、年配男性三人の登山グループと出くわす。広谷側から四熊ヶ岳へ登り、庄原側へ降りて、これから車道を歩いて戻るという。地図なしで登ってこられたらしく、近在の方のようだ。
どこを歩いてきたのかと尋ねられたので、法師ヶ岳へヤブ尾根を登ってきたと言うと、
「お友達にならなかったかね?」と笑顔で尋ねられた。
「えっ?」
「イノシシやクマに遭わなかったですか?」
「はぁ、途中イノシシには出くわしました」
みなさん仲良し三人組といった和気あいあいとした雰囲気。しっかりとした足取りで元気に戻っていかれた。
2022-02-19 21:13
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