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△石井(柳井市柳井) [県東部の山]

地形図では山頂の四等三角点まで破線道が付いており、以前から気になっていたので、久可地城山を歩いたあと探索してみた。
明瞭な山道が墓まで続き、その後も山頂近くまで山道が残っている。三角点は楽に探せると踏んでいたが、山頂部はシダに覆われ見付けられなかった。
帰路はシダを踏みながら北東の墓園側へ下り、石井湖畔を散策しながら戻った。(2023.4.2)
△石井.jpeg(1,2クリックで拡大)

●公園駐車地~△石井
石井ダム公園の駐車場に車を置く。公園では家族連れなど数組の花見客が散り始めた桜を楽しんでいた。
里道を歩いて山の麓を西に向かい、尾根の先端部から山道に取り付く。
巻き道を少し上がると右手に「出雲大社」と刻まれた石祠があった。
IMG_3891取り付き.JPG取り付き
IMG_3892山道.JPG山道
IMG_3893石祠.JPG石祠

植林沿いとなり分岐を左に取る。サイコロ形の石積を右に過ごすとすぐに鞍部に出る。
IMG_3894分岐・左へ.JPG分岐・左へ
IMG_3895石積.JPG石積
IMG_3896鞍部.JPG鞍部

尾根道を上がり、右の巻き道になると支尾根に出たところで墓に出合う。明瞭な道はここで終わるが、尾根上に山道が残っているので、これをたどる。
IMG_3897雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_3898墓.JPG
IMG_3899山道.JPG山道

雑木尾根を登っていくと90m②支尾根合流点で植林境に変わる。
IMG_3900雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_390190m支尾根合流点①.JPG90m支尾根合流点①
IMG_3902平坦尾根.JPG平坦尾根
IMG_390390m支尾根合流点➁.JPG90m支尾根合流点➁
IMG_3904植林境.JPG植林境

110m支尾根合流点を過ぎ、なだらかな尾根上の踏み跡をたどっていくと踏み跡が不明瞭となり、膝高のシダに覆われた平坦山頂部着く。展望はまったく得られない。
シダを透かし見しながら三角点がありそうなところを探してみたが見つからず断念。「点の記」でも2012年に現況確認されているので、どこかにあるはずだが…。
IMG_3905シダ・植林境.JPGシダ・植林境
IMG_3906110m支尾根合流点.JPG110m支尾根合流点
IMG_3907植林境・シダ.JPG植林境・シダ
IMG_3908シダ.JPGシダ
IMG_3909四等三角点「石井」山頂.JPG四等三角点「石井」山頂

●~墓園~駐車地
帰りは北東尾根を下ってみた。ヒザ高のシダが続く。シダをわけた跡が薄く残ってはいるが人が入った形跡は少ない。
IMG_3910シダ・平坦尾根.JPGシダ・平坦尾根
IMG_3911120m支尾根分岐点.JPG120m支尾根分岐点
IMG_3912シダ尾根.JPGシダ尾根

方向を確認しながら下っていくと、眼下に白っぽい舗装が見え、墓園の道の終点部へ降り立つ。
IMG_3913疎林尾根・下り.JPG疎林尾根・下り
IMG_3914舗装道終点.JPG舗装道終点

墓園内の舗装道を下り、麓の石井集落へ出て、ダム湖のほとりを散策しながら戻る。途中山側の斜面にいくつか墓地があったが、ダム湖で沈んだ際に移転されたものだろうか。
IMG_3915墓地.JPG墓地
IMG_3916舗装道・下り.JPG舗装道・下り
IMG_3917近道分岐(逆方向).JPG近道分岐(逆方向)
IMG_3921三ヶ岳・石井湖.JPG三ヶ岳・石井湖
IMG_3922石井ダム.JPG石井ダム
IMG_3923堰堤.JPG堰堤
IMG_3925.JPG


■石井城山について(参考)
『享保増補 村記』には御立山として「石井城山」が記されているが、地下上申絵図には城山の名は見えない。また、『山口県中世城館遺跡総合調査』には記述がない。
多少期待を込めて歩いてみたが、それらしき形状は認められなかった。ダム湖周辺にはほかにも小丘がたくさんあり、その中のどれかが城山だろうか。

古書には以下の記述がある。
●『享保増補 村記』
「城山 石井にあり。いかなる故に名付けん、不分明。千畳敷などいへる所もあり。」
●『玖珂郡志』
「城山。石井ニアリ。如何ナル故名付シヤ不分明。千畳敷ト云所モアリ。」
石岩の項に、「重石 石井城山ノ奥」
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