長羽山・楠の岡山・日照山・大平山・相撲取りの岡・木地山・桶郷山・行者山(田布施町大波野・波野) [県東部の山]
田布施町史に載っている大字境の山々を歩いてみた。「岡」や「大平」の山名が示すようになだらかな山が多い。全行程ひどいヤブ箇所はなく行程の半分は車道を歩いた。(2023.4.8)
県道から行者山・桶郷山・木地山
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~長羽山~楠の岡山~県道158号
市町境近く田布施町側の県道138号沿いに広い駐車スペースがある。
駐車地
県道分岐を右折し、楠の岡山の南麓を反時計に進むと市町境の峠(小坂垰)に着く。手始めに右手の長羽(ながは)山をめざす。
県道
市町境・取り付き
植林尾根を適当に登っていくとあっけなく植林境の山頂に着く。展望はないが静かで落ち着ける感じの山頂だ。
スギ植林
植林尾根
ヒノキ尾根
長羽山山頂
峠に戻る。県道を光市側へ少し下ると、右カーブ地点で林道入口の左手山側に作業道が付いていたので、これに取り付く。
作業道取り付き(左)
歩きやすい作業道を進み、二つ目の分岐を左に取るとまもなく終点となる。
作業道
分岐①
分岐②
作業道終点
植林斜面を右に上がると尾根に出るので、植林境を左へ登るとまもなく植林頂部の170m支尾根合流点に着く。
植林尾根へ出る(右方向)
植林尾根を左へ登る
植林頂部・170m支尾根合流点
南に尾根を下り、堀割状の古道が横切る鞍部を登り返すと楠の岡山山頂に着く。
雑木尾根
植林尾根
堀割鞍部
植林尾根・上り
楠の岡山山頂
平坦尾根の中央に四等三角点「生野」が坐る。そばの木にかまぼこ大の山名プレートが付けてある。(このあとも数カ所の山で同様のプレートあり)
四等三角点「生野」
山名プレート
尾根を南西に少し下り、北西に延びる植林尾根に乗る。やや荒れた感じの植林尾根を下ると、深い堀割状の古道を横切る。
170m支尾根分岐点
植林尾根・下り
160m支尾根分岐点.
堀割道
150m支尾根分岐点を左に取り、タケが現れるとまもなく鉄塔地に出る。
雑木交じり植林尾根・上り
150m支尾根分岐点
タケが現れる
鉄塔No.30
左の巡視路を下り、タケの伐採地を横切っていくと民家へ出る。
巡視路
竹伐採斜面
県道出合い
●~日照山~大平山~相撲取りの岡~県道
県道を左(田布施方面)へ200mほど進み、中電標柱が立つところから幅広農道に入る。
幅広農道入口(右)
中電標柱・幅広農道
少し先の分岐(上に墓がある)を左に取り巡視路を進む。竹林となり鞍部で巡視路が分かれるので、右道を取り、尾根を上がると鉄塔No.29に出合う。
分岐
竹林沿い
巡視路分岐・標柱(直進)
鉄塔No.29
鉄塔後方の疎林雑木尾根に入り、歩きやすいところを登っていくと山頂近くの尾根に出る。最高処あたりを「日照(ひでり)山」とした。山名のとおり日当たりはよさそうだが、雑木に囲まれ展望は得られない。
疎林尾根に入る
疎林尾根
尾根出合い
日照山山頂
市町境の尾根を南東に下ると左からの巡視路と合わさる。
疎林尾根・下り
巡視路出合い・標柱
植林谷沿いに巡視路を辿っていくと峠(大久保垰)に出る。標柱を確認し、左尾根に上がるとすぐに鉄塔NO.28に出合う。展望はない。
巡視路・植林谷沿い
巡視路
峠・標柱
鉄塔No.28
峠へ戻り、南に下る巡視路とわかれ、西尾根に取り付く。
南へ下る巡視路
雑木尾根に取り付く
支尾根の合流点を確認しながら緩やかな雑木尾根をたどっていくと標高点224mの平坦ピークに着く。ここが大平山の最高処と思われる。
雑木尾根・上り
210m支尾根合流点
雑木尾根・上り
220m支尾根合流点
雑木尾根・上り
224m平坦ピーク「大平山」
コン杭
さらに尾根を西に進み、小ピークや支尾根合流点を越えていくと、尾根上に灌木やシダがうるさくなってくるので、右の雑木斜面に逃げ込みながら登る(尾根の左斜面は伐採後ヤブ化したものと思われる)。
230m支尾根合流点
雑木尾根・上り
右の雑木斜面に逃げる
240m支尾根合流点
雑木斜面
250m①ピーク
樹間展望(赤子山・杵崎山)
250m②支尾根合流点
雑木斜面
尾根上にササが現われ始めるとまもなく270mピークの「相撲取りの岡」に着く。山名の由来はわからないが、山頂付近は土俵で相撲が取れるほどのひろさの平坦箇所がいくつかある。
尾根上にササが現れる
「相撲取りの岡」山頂.
山名プレート
古いブルーテープが四方の尾根に付けてあるが、県道に近い西尾根に下ると、堀割の峠に降り立つ。左右に道があるが左道はササでつぶれている。
雑木尾根・下り
峠・堀割
峠(右から)
古道・北方向
正面の尾根に付けられた踏み跡をたどって少しよじ登ると県道のカーブ地点(カーブミラーとNTT電柱「石城山支44」の間)に飛び出る。
尾根上の踏み跡
県道出合い
●~木地山~桶郷山~行者山
県道を左に進み通信施設を左に過ごし、県道分岐を左に下る(直進すると石城山へ向かうが、今回はパス)。
通信施設
県道分岐(左へ)
樹木が途切れたところで少し展望を楽しみ、「大波野天神社遥拝所」に立ち寄りながらどんどん県道を下る。途中のカーブ地点が「上木地山」だったようだが、いつの間にか通り過ぎていた。
展望地から三ヶ岳・琴石山
周防大島の山々
赤子山・杵崎山
大星山
大波野天神社遥拝所
天神社の建つ小山(鉄塔の山)
柳井大平山
三ヶ岳・琴石山
周防大島の山々
石城神社の石鳥居を過ぎ200mほど下ったところの分岐を左に取る。
石城山石鳥居
木地山
行者山
通信施設のある170mピークをめざそうとしたが、管理道入口に「関係者以外進入禁止」の表示とチェーン柵があったので敬遠し、取り付きを変えることにする。
通信施設管理道入口
進入禁止柵
車道を登っていくと峠を越えた右手に五輪塔群があった。そばに立てられた私製の説明書きによると、五輪塔は「戦国時代の終わり頃、戦い敗れて移住してきた伊予(愛媛県)の守護大名河野家の家臣団や眷属のもの」らしい。
五輪塔群
説明書き
背後の尾根に取り付き植林境の尾根を登る。
雑木尾根
雑木交じり植林尾根
平坦地に出て、右へトラバース気味に斜面を上がると竹林鞍部に出る。すぐ先に電波塔への舗装管理道があった。
平坦地
トラバース
竹林鞍部
管理道へ出て右へ向かうと最高処の通信施設に出合う。木地集落の真上にあたり、ここが「木地(きぢ)山」だろう。
管理道出合い
通信施設・木地山
竹林鞍部へ戻り、尾根を東へたどると170m支尾根分岐点に着く。
雑木尾根
170m支尾根分岐点
南東尾根を下り行者山をめざす。160m②ピークで南尾根を下り、鞍部で堀割状の古道を横切り登り返す。
竹林尾根・下り
竹林尾根
竹交じり尾根・上り
160m①支尾根分岐点
鞍部
雑木尾根・上り
160m②ピーク
雑木尾根・下り
堀割鞍部
160m③支尾根合流点を越え、小岩の並ぶところを過ぎて170m①支尾根合流点あたりから平坦なスギ植林境の尾根が続く。
170m②支尾根合流点の「桶郷(おけごう)山」に着く。平坦な山頂でここでも展望は期待できない。
植林境尾根・上り
160m③支尾根合流点
植林境尾根
小岩が並ぶ
植林境・上り
170m①支尾根合流点
植林境尾根
170m②支尾根合流点・桶郷山山頂
170m支尾根分岐点(不明瞭)で植林境を離れ、南西尾根を下ると、竹林尾根に変わる。倒竹も少なく竹林にしては比較的歩きやすい。
170m支尾根分岐点
竹林尾根・下り
鞍部を登り返し雑木尾根に変わると曲輪状の平坦地へ出る。
鞍部
竹林尾根・上り
曲輪?
さらに明瞭ではないが城跡遺稿と思われるところを登っていくと広い平坦地に出る。
曲輪?
右斜面下の曲輪?
曲輪?
山頂広場(下段)
さらに一段高くなったところが行者山山頂である。三等三角点「行者山」は桜の木のそばですぐに見つかる。
行者山・山頂広場(上段)
三等三角点「行者山」
南側の一段低くなったところにコンクリート造りの行者堂が建ち、南東方面の展望が開ける。
過去の山行記録を調べてみると、この山には28年前に母親と二人で登ったのが最初で、その3年後に単独で登頂している。当時に比べると山頂周辺はずいぶん整備された感じがする。
行者堂
大星山
上盛山・佐合島・馬島
●~車道~駐車地
帰路は南東尾根を下る。一旦西に向かい、急斜面に付けられた山道を足元に注意しながらトラバース気味に下っていくと、歩きやすい尾根道になる。明瞭な道をどんどん下っていったので、途中の別ルートへの分岐を見落としたようだ。
山道
山道
竹林尾根
標高100mあたりの分岐を左に取り下っていくと、視界が開け林道に出た。
分岐(左へ)
竹林・植林沿い
視界が開ける
林道終点部
牛が遊ぶ放牧場を右に過ごして下ると車道に出る。
放牧場
南麓登山口から行者山
今日歩いた山並みや周辺の峰々を確認しながら駐車地まで戻る。
柳井大平山
行者山・桶郷山
石城山・相撲取りの岡・大平山
天王原古墳道標
石標
楠の岡山
上峠池から大波野大平山・日照山方向
長羽山
■山名について
『地下上申』大波野波野両村絵図境目書には、長羽山・楠ノ岡・相撲取之岡の名が見える。
また『風土注進案』大波野村の山川形勢の項には、村内の山々について次のように概要を記している。
「桶郷は行者山(波野村)と並ひ立て西に高く、日照山は全く岩城(熊毛御宰判)の山址にして長羽山と裾を交へて北方を防き、東南は大ひに開けて地面誠に平かなるよりまつは豊饒の地といふへきか、向ふに阿古の山(※赤子山)羊腸として横はり、東は琴石 三ヶ嶽の二峰より鳴門の方を望ミ 南は大星 深山の両山より麻里布の布帆もほの見へ候」
さらに山之事の項では、桶郷山・日照山・長羽山について簡略に記述している。
また同書波野村の御立山の項には、木地山・上木地山の名が見える。
●長羽山
長羽山は山麓の集落名でもあり、地下上申の記述からすると集落を囲む山が長羽山で、160m小ピークは長羽山の山裾の一部ではないかと推測する。
●日照山
田布施町史では山名を「ひでらし」と振っているが、風土注進案のふりがな「ひでり」を採った。
●桶郷山
田布施町史では山名を「樋郷山」と記しているが、地下上申絵図には「桶郷山」と描かれ、風土注進案でも「桶郷山」とし「おけごう」と振っている。
(注)
帰宅して記録を整理しながらネットを検索していると、YAMAPで木地山から行者山のルートをモデルコースとして地図掲載されていた。木地山へは舗装管理道をコース設定してある。
木地山・行者山間はひどいヤブはないものの目印もほとんどなく、現在のところあまり一般的なルートではないと思うのだが・・・。
県道から行者山・桶郷山・木地山
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~長羽山~楠の岡山~県道158号
市町境近く田布施町側の県道138号沿いに広い駐車スペースがある。
駐車地
県道分岐を右折し、楠の岡山の南麓を反時計に進むと市町境の峠(小坂垰)に着く。手始めに右手の長羽(ながは)山をめざす。
県道
市町境・取り付き
植林尾根を適当に登っていくとあっけなく植林境の山頂に着く。展望はないが静かで落ち着ける感じの山頂だ。
スギ植林
植林尾根
ヒノキ尾根
長羽山山頂
峠に戻る。県道を光市側へ少し下ると、右カーブ地点で林道入口の左手山側に作業道が付いていたので、これに取り付く。
作業道取り付き(左)
歩きやすい作業道を進み、二つ目の分岐を左に取るとまもなく終点となる。
作業道
分岐①
分岐②
作業道終点
植林斜面を右に上がると尾根に出るので、植林境を左へ登るとまもなく植林頂部の170m支尾根合流点に着く。
植林尾根へ出る(右方向)
植林尾根を左へ登る
植林頂部・170m支尾根合流点
南に尾根を下り、堀割状の古道が横切る鞍部を登り返すと楠の岡山山頂に着く。
雑木尾根
植林尾根
堀割鞍部
植林尾根・上り
楠の岡山山頂
平坦尾根の中央に四等三角点「生野」が坐る。そばの木にかまぼこ大の山名プレートが付けてある。(このあとも数カ所の山で同様のプレートあり)
四等三角点「生野」
山名プレート
尾根を南西に少し下り、北西に延びる植林尾根に乗る。やや荒れた感じの植林尾根を下ると、深い堀割状の古道を横切る。
170m支尾根分岐点
植林尾根・下り
160m支尾根分岐点.
堀割道
150m支尾根分岐点を左に取り、タケが現れるとまもなく鉄塔地に出る。
雑木交じり植林尾根・上り
150m支尾根分岐点
タケが現れる
鉄塔No.30
左の巡視路を下り、タケの伐採地を横切っていくと民家へ出る。
巡視路
竹伐採斜面
県道出合い
●~日照山~大平山~相撲取りの岡~県道
県道を左(田布施方面)へ200mほど進み、中電標柱が立つところから幅広農道に入る。
幅広農道入口(右)
中電標柱・幅広農道
少し先の分岐(上に墓がある)を左に取り巡視路を進む。竹林となり鞍部で巡視路が分かれるので、右道を取り、尾根を上がると鉄塔No.29に出合う。
分岐
竹林沿い
巡視路分岐・標柱(直進)
鉄塔No.29
鉄塔後方の疎林雑木尾根に入り、歩きやすいところを登っていくと山頂近くの尾根に出る。最高処あたりを「日照(ひでり)山」とした。山名のとおり日当たりはよさそうだが、雑木に囲まれ展望は得られない。
疎林尾根に入る
疎林尾根
尾根出合い
日照山山頂
市町境の尾根を南東に下ると左からの巡視路と合わさる。
疎林尾根・下り
巡視路出合い・標柱
植林谷沿いに巡視路を辿っていくと峠(大久保垰)に出る。標柱を確認し、左尾根に上がるとすぐに鉄塔NO.28に出合う。展望はない。
巡視路・植林谷沿い
巡視路
峠・標柱
鉄塔No.28
峠へ戻り、南に下る巡視路とわかれ、西尾根に取り付く。
南へ下る巡視路
雑木尾根に取り付く
支尾根の合流点を確認しながら緩やかな雑木尾根をたどっていくと標高点224mの平坦ピークに着く。ここが大平山の最高処と思われる。
雑木尾根・上り
210m支尾根合流点
雑木尾根・上り
220m支尾根合流点
雑木尾根・上り
224m平坦ピーク「大平山」
コン杭
さらに尾根を西に進み、小ピークや支尾根合流点を越えていくと、尾根上に灌木やシダがうるさくなってくるので、右の雑木斜面に逃げ込みながら登る(尾根の左斜面は伐採後ヤブ化したものと思われる)。
230m支尾根合流点
雑木尾根・上り
右の雑木斜面に逃げる
240m支尾根合流点
雑木斜面
250m①ピーク
樹間展望(赤子山・杵崎山)
250m②支尾根合流点
雑木斜面
尾根上にササが現われ始めるとまもなく270mピークの「相撲取りの岡」に着く。山名の由来はわからないが、山頂付近は土俵で相撲が取れるほどのひろさの平坦箇所がいくつかある。
尾根上にササが現れる
「相撲取りの岡」山頂.
山名プレート
古いブルーテープが四方の尾根に付けてあるが、県道に近い西尾根に下ると、堀割の峠に降り立つ。左右に道があるが左道はササでつぶれている。
雑木尾根・下り
峠・堀割
峠(右から)
古道・北方向
正面の尾根に付けられた踏み跡をたどって少しよじ登ると県道のカーブ地点(カーブミラーとNTT電柱「石城山支44」の間)に飛び出る。
尾根上の踏み跡
県道出合い
●~木地山~桶郷山~行者山
県道を左に進み通信施設を左に過ごし、県道分岐を左に下る(直進すると石城山へ向かうが、今回はパス)。
通信施設
県道分岐(左へ)
樹木が途切れたところで少し展望を楽しみ、「大波野天神社遥拝所」に立ち寄りながらどんどん県道を下る。途中のカーブ地点が「上木地山」だったようだが、いつの間にか通り過ぎていた。
展望地から三ヶ岳・琴石山
周防大島の山々
赤子山・杵崎山
大星山
大波野天神社遥拝所
天神社の建つ小山(鉄塔の山)
柳井大平山
三ヶ岳・琴石山
周防大島の山々
石城神社の石鳥居を過ぎ200mほど下ったところの分岐を左に取る。
石城山石鳥居
木地山
行者山
通信施設のある170mピークをめざそうとしたが、管理道入口に「関係者以外進入禁止」の表示とチェーン柵があったので敬遠し、取り付きを変えることにする。
通信施設管理道入口
進入禁止柵
車道を登っていくと峠を越えた右手に五輪塔群があった。そばに立てられた私製の説明書きによると、五輪塔は「戦国時代の終わり頃、戦い敗れて移住してきた伊予(愛媛県)の守護大名河野家の家臣団や眷属のもの」らしい。
五輪塔群
説明書き
背後の尾根に取り付き植林境の尾根を登る。
雑木尾根
雑木交じり植林尾根
平坦地に出て、右へトラバース気味に斜面を上がると竹林鞍部に出る。すぐ先に電波塔への舗装管理道があった。
平坦地
トラバース
竹林鞍部
管理道へ出て右へ向かうと最高処の通信施設に出合う。木地集落の真上にあたり、ここが「木地(きぢ)山」だろう。
管理道出合い
通信施設・木地山
竹林鞍部へ戻り、尾根を東へたどると170m支尾根分岐点に着く。
雑木尾根
170m支尾根分岐点
南東尾根を下り行者山をめざす。160m②ピークで南尾根を下り、鞍部で堀割状の古道を横切り登り返す。
竹林尾根・下り
竹林尾根
竹交じり尾根・上り
160m①支尾根分岐点
鞍部
雑木尾根・上り
160m②ピーク
雑木尾根・下り
堀割鞍部
160m③支尾根合流点を越え、小岩の並ぶところを過ぎて170m①支尾根合流点あたりから平坦なスギ植林境の尾根が続く。
170m②支尾根合流点の「桶郷(おけごう)山」に着く。平坦な山頂でここでも展望は期待できない。
植林境尾根・上り
160m③支尾根合流点
植林境尾根
小岩が並ぶ
植林境・上り
170m①支尾根合流点
植林境尾根
170m②支尾根合流点・桶郷山山頂
170m支尾根分岐点(不明瞭)で植林境を離れ、南西尾根を下ると、竹林尾根に変わる。倒竹も少なく竹林にしては比較的歩きやすい。
170m支尾根分岐点
竹林尾根・下り
鞍部を登り返し雑木尾根に変わると曲輪状の平坦地へ出る。
鞍部
竹林尾根・上り
曲輪?
さらに明瞭ではないが城跡遺稿と思われるところを登っていくと広い平坦地に出る。
曲輪?
右斜面下の曲輪?
曲輪?
山頂広場(下段)
さらに一段高くなったところが行者山山頂である。三等三角点「行者山」は桜の木のそばですぐに見つかる。
行者山・山頂広場(上段)
三等三角点「行者山」
南側の一段低くなったところにコンクリート造りの行者堂が建ち、南東方面の展望が開ける。
過去の山行記録を調べてみると、この山には28年前に母親と二人で登ったのが最初で、その3年後に単独で登頂している。当時に比べると山頂周辺はずいぶん整備された感じがする。
行者堂
大星山
上盛山・佐合島・馬島
●~車道~駐車地
帰路は南東尾根を下る。一旦西に向かい、急斜面に付けられた山道を足元に注意しながらトラバース気味に下っていくと、歩きやすい尾根道になる。明瞭な道をどんどん下っていったので、途中の別ルートへの分岐を見落としたようだ。
山道
山道
竹林尾根
標高100mあたりの分岐を左に取り下っていくと、視界が開け林道に出た。
分岐(左へ)
竹林・植林沿い
視界が開ける
林道終点部
牛が遊ぶ放牧場を右に過ごして下ると車道に出る。
放牧場
南麓登山口から行者山
今日歩いた山並みや周辺の峰々を確認しながら駐車地まで戻る。
柳井大平山
行者山・桶郷山
石城山・相撲取りの岡・大平山
天王原古墳道標
石標
楠の岡山
上峠池から大波野大平山・日照山方向
長羽山
■山名について
『地下上申』大波野波野両村絵図境目書には、長羽山・楠ノ岡・相撲取之岡の名が見える。
また『風土注進案』大波野村の山川形勢の項には、村内の山々について次のように概要を記している。
「桶郷は行者山(波野村)と並ひ立て西に高く、日照山は全く岩城(熊毛御宰判)の山址にして長羽山と裾を交へて北方を防き、東南は大ひに開けて地面誠に平かなるよりまつは豊饒の地といふへきか、向ふに阿古の山(※赤子山)羊腸として横はり、東は琴石 三ヶ嶽の二峰より鳴門の方を望ミ 南は大星 深山の両山より麻里布の布帆もほの見へ候」
さらに山之事の項では、桶郷山・日照山・長羽山について簡略に記述している。
また同書波野村の御立山の項には、木地山・上木地山の名が見える。
●長羽山
長羽山は山麓の集落名でもあり、地下上申の記述からすると集落を囲む山が長羽山で、160m小ピークは長羽山の山裾の一部ではないかと推測する。
●日照山
田布施町史では山名を「ひでらし」と振っているが、風土注進案のふりがな「ひでり」を採った。
●桶郷山
田布施町史では山名を「樋郷山」と記しているが、地下上申絵図には「桶郷山」と描かれ、風土注進案でも「桶郷山」とし「おけごう」と振っている。
(注)
帰宅して記録を整理しながらネットを検索していると、YAMAPで木地山から行者山のルートをモデルコースとして地図掲載されていた。木地山へは舗装管理道をコース設定してある。
木地山・行者山間はひどいヤブはないものの目印もほとんどなく、現在のところあまり一般的なルートではないと思うのだが・・・。
2023-04-11 13:05
コメント(0)
コメント 0