敵陣ヶ嶽城(萩市弥富上) [県北部の山]
犬鳴山のあと、近くの山城、敵陣ヶ嶽城をめざす。北側の田の口側から急峻な山容が確認できる。
当初落山(おちやま)・城ヶ谷の二集落がある南麓に登山口があるのではと思ったが、最短で登頂できそうな北麓から取り付いてみた。
主郭と思われる山頂の平坦地には石祠がある。帰路は旧参道とおぼしき南東尾根を下ったが、鞍部下の谷が倒竹で荒れており、そのまま尾根上を迂回して落山集落側へ降りた。帰宅後、下山時に歩いた尾根は弥富上と弥富下の大字境であることに気が付いた。(2022.4.6)
山谷側から敵陣ヶ嶽
河内側から敵陣ヶ嶽
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~敵陣ヶ嶽城山頂
駐車地から南下しT字交差点を左折して平山方向へ向かう。300mほど進むと右に土手状の暗渠があり、これを渡るとすぐ左に山道が上方へ分岐する。
取り付き・暗渠
暗渠上から水路
山道分岐・上へ
山道・コン杭
山道
100mほどで溝に出合う。この先植林斜面となり道はそま道状となる。右上方は崩壊跡と思われる小谷となっており、これに取り付く。
小谷分岐の溝
小谷(崩落跡?)
少し登り、左斜面に上がると植林頂部に出る。そのまま急勾配の雑木疎林尾根を登っていくと290mピークに出る。
斜面に取り付く
雑木尾根
雑木尾根
290mピーク(逆方向)
雑木平坦尾根に変わり、310m平坦小ピークを越えていくと鞍部(堀切?)に着く。
平坦尾根
緩い上り
平坦ピーク
310mピーク
鞍部(堀切?)
緩い尾根から急坂を登り、山頂手前の標高350mあたりで削平地①に出る。
平坦尾根
雑木尾根・上り
削平地①
上方の急斜面を避け、斜面を左に少しトラバースすると削平地②に出る。
左斜面をトラバース
削平地②
雑木尾根を登ると平坦広場の敵陣ヶ嶽山頂へ出る。広場奥の石垣上に石祠が鎮座する。
雑木尾根・上り
敵陣ヶ嶽城山頂
石祠の中にご神体はなさそうだが、ブリキ製と思われる小さな屋根状のものが置かれていて、下に壊れた木片が見える。
石祠
ブリキ製の屋根
●~落山集落~駐車地
帰路は旧参道と思われる切り開きが南東尾根にあったので、こちらに下ってみた。
支尾根分岐点を確認しながら下っていくと標高300mあたりで段状地が数段続き、290m鞍部に降り立つ。
雑木尾根・下り
320m支尾根分岐点
雑木尾根・下り
300m支尾根分岐点
段状地①(横から)
段状地➁(横から)
段状地③(横から)
段状地④(横から)
290m鞍部
落山側の右(南)谷を下るつもりだったが、倒竹がひどいのであきらめ、そのまま尾根を伝い適当なところで麓の集落へ降りることにした。
300mピーク①に上がり、平坦雑木尾根を南へ進む。300mピーク②を越えて下ると、途中成長した木で倒壊しそうな石や石積らしきものを見る。古墓か石祠跡だろうか?
雑木尾根・上り
300mピーク①
300mピーク②
古墓・石祠跡?
さらに下っていくと260m鞍部で、竹林がないようなので右(西)の植林谷へ下ることにする。
270m鞍部
270mピーク
タケ交じり雑木尾根・下り
260m鞍部
明瞭な踏み跡はないがひどいヤブもない。下り切ると耕作地跡へ出た。
鞍部から右(西)谷へ下る
植林谷
植林谷
耕作地跡手前
耕作地跡へ出る
右端の畦道を進むと舗装道へ出る。落山集落を通り、県道へ出て戻る。
畦道
畔道
舗装道出合い
落山集落(逆方向)
伊良尾山(中央奥)
■敵陣ヶ城について
『山口県中世城館遺跡総合調査報告書-長門国編―』の城館跡分布図と一覧表に、その位置と簡単な状況が記載されている。遺構としては部分的残存とし、曲輪と堀切を挙げている。
また、『地下上申』・『風土注進案』の弥富村・小川村の項にその名があり、北東の竹城山に吉見氏が築いた平山城に対峙するため築城されたことなどが記述されている。落山や城ヶ谷の地名はこれらの城に因んだ地名という。
当初落山(おちやま)・城ヶ谷の二集落がある南麓に登山口があるのではと思ったが、最短で登頂できそうな北麓から取り付いてみた。
主郭と思われる山頂の平坦地には石祠がある。帰路は旧参道とおぼしき南東尾根を下ったが、鞍部下の谷が倒竹で荒れており、そのまま尾根上を迂回して落山集落側へ降りた。帰宅後、下山時に歩いた尾根は弥富上と弥富下の大字境であることに気が付いた。(2022.4.6)
山谷側から敵陣ヶ嶽
河内側から敵陣ヶ嶽
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~敵陣ヶ嶽城山頂
駐車地から南下しT字交差点を左折して平山方向へ向かう。300mほど進むと右に土手状の暗渠があり、これを渡るとすぐ左に山道が上方へ分岐する。
取り付き・暗渠
暗渠上から水路
山道分岐・上へ
山道・コン杭
山道
100mほどで溝に出合う。この先植林斜面となり道はそま道状となる。右上方は崩壊跡と思われる小谷となっており、これに取り付く。
小谷分岐の溝
小谷(崩落跡?)
少し登り、左斜面に上がると植林頂部に出る。そのまま急勾配の雑木疎林尾根を登っていくと290mピークに出る。
斜面に取り付く
雑木尾根
雑木尾根
290mピーク(逆方向)
雑木平坦尾根に変わり、310m平坦小ピークを越えていくと鞍部(堀切?)に着く。
平坦尾根
緩い上り
平坦ピーク
310mピーク
鞍部(堀切?)
緩い尾根から急坂を登り、山頂手前の標高350mあたりで削平地①に出る。
平坦尾根
雑木尾根・上り
削平地①
上方の急斜面を避け、斜面を左に少しトラバースすると削平地②に出る。
左斜面をトラバース
削平地②
雑木尾根を登ると平坦広場の敵陣ヶ嶽山頂へ出る。広場奥の石垣上に石祠が鎮座する。
雑木尾根・上り
敵陣ヶ嶽城山頂
石祠の中にご神体はなさそうだが、ブリキ製と思われる小さな屋根状のものが置かれていて、下に壊れた木片が見える。
石祠
ブリキ製の屋根
●~落山集落~駐車地
帰路は旧参道と思われる切り開きが南東尾根にあったので、こちらに下ってみた。
支尾根分岐点を確認しながら下っていくと標高300mあたりで段状地が数段続き、290m鞍部に降り立つ。
雑木尾根・下り
320m支尾根分岐点
雑木尾根・下り
300m支尾根分岐点
段状地①(横から)
段状地➁(横から)
段状地③(横から)
段状地④(横から)
290m鞍部
落山側の右(南)谷を下るつもりだったが、倒竹がひどいのであきらめ、そのまま尾根を伝い適当なところで麓の集落へ降りることにした。
300mピーク①に上がり、平坦雑木尾根を南へ進む。300mピーク②を越えて下ると、途中成長した木で倒壊しそうな石や石積らしきものを見る。古墓か石祠跡だろうか?
雑木尾根・上り
300mピーク①
300mピーク②
古墓・石祠跡?
さらに下っていくと260m鞍部で、竹林がないようなので右(西)の植林谷へ下ることにする。
270m鞍部
270mピーク
タケ交じり雑木尾根・下り
260m鞍部
明瞭な踏み跡はないがひどいヤブもない。下り切ると耕作地跡へ出た。
鞍部から右(西)谷へ下る
植林谷
植林谷
耕作地跡手前
耕作地跡へ出る
右端の畦道を進むと舗装道へ出る。落山集落を通り、県道へ出て戻る。
畦道
畔道
舗装道出合い
落山集落(逆方向)
伊良尾山(中央奥)
■敵陣ヶ城について
『山口県中世城館遺跡総合調査報告書-長門国編―』の城館跡分布図と一覧表に、その位置と簡単な状況が記載されている。遺構としては部分的残存とし、曲輪と堀切を挙げている。
また、『地下上申』・『風土注進案』の弥富村・小川村の項にその名があり、北東の竹城山に吉見氏が築いた平山城に対峙するため築城されたことなどが記述されている。落山や城ヶ谷の地名はこれらの城に因んだ地名という。
2022-04-09 23:22
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