犬伏城(萩市須佐) [県北部の山]
新巻城に近いので合わせて歩いてみた。『山口県中世城館遺跡総合調査報告書―長門国編』に記載がある。
標高100mを少し超えたぐらいの小山なので簡単に上がれるだろうとなめてかかったところ、ここでも少しシダに悩まされる。山頂部には三段の郭の跡が明確に確認できる。
帰路は急勾配の谷を下ったが、下降地点で大藪の竹に阻まれ手こずった。「取り付きを誤るとあとあと難儀な目に遭う」という良い教訓となった。(2022.4.2)
国道191号から犬伏城
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~山頂(犬伏城最頂部)
変電所前に広い駐車スペースがある。国道から舗装道へ入る。
変電所前の駐車地
舗装道分岐
舗装道
緩い峠状となったところから左の植林斜面へ取り付く。すぐに水平道に出合うが横切って斜面を上がると、雑木との植林境に出る。
植林尾根の取り付き①
山道出合い
植林斜面
植林境
緩い鞍部を二つ登り返しながら植林境を登る。
植林境
50m支尾根合流点
植林境鞍部
シダが厚くなったので、右斜面の踏み跡のあるシダの薄いところへ逃げ込みながら登る。
シダ植林斜面
シダ斜面
シダ小尾根へ出る
最後に深いシダをかき分けると緩い植林支尾根上へ抜け出て、シダも薄くなる。
シダヤブ
植林支尾根へ出る
植林境を登り切ると平坦な100m支尾根合流点①へ着く。
植林境尾根・上り
100m支尾根合流点①
緩い尾根を登っていき100m支尾根合流点➁を過ぎると鞍部へ出て、堀切らしきものに出合う。
100m支尾根合流点➁
鞍部(堀切?)
植林境尾根を登り返していくと明確な二段の堀切跡があり、登り切ると土塁と思われる山頂最高処へ出る。
土塁状の東端にはコンクリート小杭のそばに、20cmほどの大きさの小さな穴が二つ並んであり気になった。
植林境尾根・上り
堀切二つ
堀切①(横から)
堀切②(横から)
土塁(犬伏城最高処)・小穴二つ
小コン杭
樹間越しに鹿ヶ嶽などが望める。
鹿ヶ嶽方向
土塁の南側に郭①、➁、③と続いている。各郭間の南西端には報告書どおり虎口が確認できる。
郭①
郭②
虎口①
郭③
虎口➁
郭③から南側の斜面へ少し降りてみた。雑木疎林斜面で急勾配ながら下まで降りていけそうな感じだったが、帰路のルートが気になったので断念した。
南側の疎林急斜面
●~駐車地
帰路は100m鞍部まで戻り西の植林谷を下る。急勾配なので足元を確認しながら慎重に下る。シダがないのが救いだ。
西谷を下る
植林谷
竹交じりとなり勾配が緩むと谷へ降り立つ。
タケが交じる
タケ交じり植林谷・下り
竹が消え植林谷を下っていくと、「芯 昭和49.9」と刻まれたコン杭に出合う。
コン杭
さらに下ると土手①に出合う。土手を越えると左側竹林ヤブに沿って進む。
植林谷
土手①
植林境
竹林沿い
田圃跡の湿地に出る。踏み跡をたどって湿地沿いに右へ回り込んだが踏み跡が不明瞭となり戻る。そこで湿地に下りてみたがぬかるんで歩けそうもない。
湿地(田圃跡)出合い
右の踏み跡
やむなく左のタケヤブに入り、密生した竹の間を縫いながら進む。やっと未舗装道へ抜け出た。
タケヤブ
タケヤブ
未舗装道出合い(逆方向)
右折するとすぐに舗装道へ出る。左に踏み切りがある。未舗装道を右折し駐車地へ向かう。
舗装道出合い(逆方向)
三原第一踏切
(注)帰路、最後のタケヤブを回避できないかと、往路の取り付きより数十メートル南の植林斜面から取り付いてみた。傍にNTT電柱「東3 52R 6」が建つ。
斜面へ上がるとすぐに右へ回り込み、平坦な段状地を進む。明瞭な踏み跡はない。土手②と出合い、これを渡って湿地を左へ回りこむと下山時の踏み跡と合流した。(トラック図では黄緑色で表示)
取り付き②
段状の平坦地
土手➁
湿地(田圃跡)
帰宅して、『城郭放浪記』の犬伏城の項を見ると、須佐と江崎の大字境である北東側からから取り付いておられた。記事の内容からするとこちらの方が歩きやすそうだ。
標高100mを少し超えたぐらいの小山なので簡単に上がれるだろうとなめてかかったところ、ここでも少しシダに悩まされる。山頂部には三段の郭の跡が明確に確認できる。
帰路は急勾配の谷を下ったが、下降地点で大藪の竹に阻まれ手こずった。「取り付きを誤るとあとあと難儀な目に遭う」という良い教訓となった。(2022.4.2)
国道191号から犬伏城
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~山頂(犬伏城最頂部)
変電所前に広い駐車スペースがある。国道から舗装道へ入る。
変電所前の駐車地
舗装道分岐
舗装道
緩い峠状となったところから左の植林斜面へ取り付く。すぐに水平道に出合うが横切って斜面を上がると、雑木との植林境に出る。
植林尾根の取り付き①
山道出合い
植林斜面
植林境
緩い鞍部を二つ登り返しながら植林境を登る。
植林境
50m支尾根合流点
植林境鞍部
シダが厚くなったので、右斜面の踏み跡のあるシダの薄いところへ逃げ込みながら登る。
シダ植林斜面
シダ斜面
シダ小尾根へ出る
最後に深いシダをかき分けると緩い植林支尾根上へ抜け出て、シダも薄くなる。
シダヤブ
植林支尾根へ出る
植林境を登り切ると平坦な100m支尾根合流点①へ着く。
植林境尾根・上り
100m支尾根合流点①
緩い尾根を登っていき100m支尾根合流点➁を過ぎると鞍部へ出て、堀切らしきものに出合う。
100m支尾根合流点➁
鞍部(堀切?)
植林境尾根を登り返していくと明確な二段の堀切跡があり、登り切ると土塁と思われる山頂最高処へ出る。
土塁状の東端にはコンクリート小杭のそばに、20cmほどの大きさの小さな穴が二つ並んであり気になった。
植林境尾根・上り
堀切二つ
堀切①(横から)
堀切②(横から)
土塁(犬伏城最高処)・小穴二つ
小コン杭
樹間越しに鹿ヶ嶽などが望める。
鹿ヶ嶽方向
土塁の南側に郭①、➁、③と続いている。各郭間の南西端には報告書どおり虎口が確認できる。
郭①
郭②
虎口①
郭③
虎口➁
郭③から南側の斜面へ少し降りてみた。雑木疎林斜面で急勾配ながら下まで降りていけそうな感じだったが、帰路のルートが気になったので断念した。
南側の疎林急斜面
●~駐車地
帰路は100m鞍部まで戻り西の植林谷を下る。急勾配なので足元を確認しながら慎重に下る。シダがないのが救いだ。
西谷を下る
植林谷
竹交じりとなり勾配が緩むと谷へ降り立つ。
タケが交じる
タケ交じり植林谷・下り
竹が消え植林谷を下っていくと、「芯 昭和49.9」と刻まれたコン杭に出合う。
コン杭
さらに下ると土手①に出合う。土手を越えると左側竹林ヤブに沿って進む。
植林谷
土手①
植林境
竹林沿い
田圃跡の湿地に出る。踏み跡をたどって湿地沿いに右へ回り込んだが踏み跡が不明瞭となり戻る。そこで湿地に下りてみたがぬかるんで歩けそうもない。
湿地(田圃跡)出合い
右の踏み跡
やむなく左のタケヤブに入り、密生した竹の間を縫いながら進む。やっと未舗装道へ抜け出た。
タケヤブ
タケヤブ
未舗装道出合い(逆方向)
右折するとすぐに舗装道へ出る。左に踏み切りがある。未舗装道を右折し駐車地へ向かう。
舗装道出合い(逆方向)
三原第一踏切
(注)帰路、最後のタケヤブを回避できないかと、往路の取り付きより数十メートル南の植林斜面から取り付いてみた。傍にNTT電柱「東3 52R 6」が建つ。
斜面へ上がるとすぐに右へ回り込み、平坦な段状地を進む。明瞭な踏み跡はない。土手②と出合い、これを渡って湿地を左へ回りこむと下山時の踏み跡と合流した。(トラック図では黄緑色で表示)
取り付き②
段状の平坦地
土手➁
湿地(田圃跡)
帰宅して、『城郭放浪記』の犬伏城の項を見ると、須佐と江崎の大字境である北東側からから取り付いておられた。記事の内容からするとこちらの方が歩きやすそうだ。
2022-04-05 00:12
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