どうづき山・荒滝山〈市境ルート〉(宇部市東吉部) [県西部の山]
北側の市境尾根をたどって荒滝山山頂をめざした。
市境尾根は雑木も結構残っている。植林境を含め最近人が歩いた形跡はほとんどなく、明瞭な道はないが厳しい薮もない。
日ノ岳との縦走路に出るとよく踏まれた道が荒滝山山頂まで続く。
帰路は久しぶりに今小野コースを下った。変化に乏しいが踏み跡は明瞭である。(2018.1.3)
市境付近から荒滝山
(1,2クリックで拡大)
●駐車地(今小野集落センター)~市境取り付き~どうづき山
県道東吉部秋吉線沿いの今小野集落センター横にある記念石碑前の駐車スペースを借りる。
今小野集落センター・記念碑
県道を北上、市境を過ぎたところでカーブミラーの少し手前に山道があり、これに取り付く。
明瞭な幅広道となり、右下に公園風の広場を過ごすと、鞍部でコン杭「秋芳町」を見る。山道はここで終わる。
庚申塚・記念碑
市境表示
山道取り付き
山道
幅広山道
右下に公園風広場
コン杭「秋芳町」
植林境に取り付き、コン杭等を確認しながら尾根を忠実にたどると、四等三角点(点名「八ヶ久保」)のある213.6mピーク(どうづき山)に達する。
そばに「秋芳町」と「緑 3」のコン杭を見る。展望は得られない。
植林境
110m支尾根合流点
植林境
130m支尾根合流点
雑木尾根
160m支尾根合流点・コン杭
170m支尾根合流点
雑木尾根
190m平坦ピーク
鞍部
雑木尾根
どうづき山山頂
●~248mピーク
同じコン杭「緑 4」を二カ所で確認。コン杭「緑 5」を見てまもなく上り斜面で振り向くと、少し展望が開け、どうづき山が望める。
植林境
植林境鞍部
190mピーク
コン杭「4」①
ヤブ気味の雑木尾根
植林境
コン杭「4」②
植林境・下り
鞍部
植林境・上り
どうづき山
240m支尾根合流点でコン杭「緑 6」を確認し、240mの小ピークを二つ越えながら進むと248mピークに着く。
植林境
雑木尾根
240m支尾根合流点・コン杭「6」
240mピーク①
雑木尾根鞍部
240mピーク②
雑木尾根・下り
雑木平坦尾根
230m支尾根合流点
248mピーク・コン杭
●~市境分かれ
緩いアップダウンの尾根を進み、植林境鞍部から植林境を登り返し、最後は雑木尾根を頑張ると270m支尾根合流点に出る。すぐ先でコン杭「小野村共有林」のある280m支尾根合流点に着く。
雑木尾根・下り
鞍部
230mピーク・コン杭
雑木尾根・下り
植林境・鞍部
植林境・上り
雑木尾根・上り
270m支尾根合流点・コン杭
280m平坦ピーク・コン杭
鞍部から長い雑木尾根を登り、330m支尾根合流点を過ごすと370m支尾根合流点①へ着く。その先の370m支尾根合流点②で、右(西)方向へ向かう市境と分かれ直進する。
鞍部
330m支尾根合流点
370m支尾根合流点①・コン杭
370m支尾根合流点②・コン杭
●~縦走路出合い~城山作業道出合い
雑木平坦尾根を進み、390mピークでそのまま南方向へ下る。尾根が不明瞭で分かりずらいので方向を確かめながら下る。ヤブ気味の雑木斜面から植林斜面に変わり、縦走路へ降り立つ。
雑木平坦尾根
380mピーク
鞍部
雑木尾根・上り
390m平坦ピーク
ヤブ気味の雑木尾根
ヤブ気味の植林尾根
縦走路出合い
城山作業道まで明瞭な山道が続く。作業道合流点は小広場(駐車場スペース)となっている。
植林沿い
分岐(尾根へ取り付く)
巻き道
尾根を切る
植林尾根出合い
作業道出合い(逆方向)
小広場
●~荒滝山山頂
作業道と分かれ、道標に従い植林尾根に取り付く。
途中、「西郭」、「堀切」、「虎口」、「石積み」など城跡跡を見ながら登ると、犬ヶ迫コースと合わさり、すぐに山頂広場へ着く。
登山道分岐
植林尾根
植林沿い
史跡境界コン杭
390m小ピーク
植林境鞍部
西郭
「西郭」説明板
堀切り①
「堀切り」説明板
石積み
「虎口」説明板
分岐
藤本東雄翁像
山頂・明治天皇像
「荒滝山城跡」説明板
山頂からは360度とまでは行かないが、大きく展望が開ける。
日ノ岳
雁飛山・堂ヶ岳・三ツ頭
花尾山
鉄割山・大滝・天井山・龍護峰
桂木山
鯨ヶ岳
権現山・高羽山
ダツヤ山・西鳳翩山・東鳳翩山
ダツヤ山・西鳳翩山・東鳳翩山・鼓ヶ岳・江嶺山
真名城山・榾木山・岳山・大平山・黒河内山・楞厳寺山・向島
禅定寺山・平原岳
岩郷山・日ノ山・鷹ノ子山
霜降山・小野田竜王山
●~駐車地
山頂から東の今小野コースを下る。下段に説明板「虎口・畝状空堀群」を見て、ロープが設置された斜面を巻き加減に下る。
山道・説明板
「虎口・畝状空堀群」説明板
山道
山道・ロープ
370m鞍部
鞍部で一旦出丸に立ち寄る。
「堀切り」説明板
堀切り
出丸
作業道に下りるとすぐに植林谷の山道となる。
城山作業道出合い(逆方向)
植林谷
右に大岩を見ると巻き道に変わり、支尾根を巻きながら下る。
大岩
巻き道
260m・支尾根を横切る
巻き道
250m支尾根出合い
植林尾根
210m鞍部(左の谷へ)
植林沿い・巻き道
植林尾根
160m支尾根分岐点で雑木尾根をジグザグに下る。植林谷沿いから竹林を抜け、左に墓地を過ごす。
160m・ジグザグに下る
巻き道
植林沿い
竹林沿い
三界万霊の石仏のところで右折し、途中にある「ますかた(武者屯)遺跡」に立ち寄る。遺跡は分岐に表示がなく、入口は草被りの踏み跡程度なのでわかりずらい。
石仏(右へ)
山道
遺跡分岐(右の草被りの踏み跡へ)
説明板
ますかた遺跡
石積み
集落道合流点(逆方向)
ますかた(武者屯)遺跡入口表示板
◆山名等考
●穴ヶ垰溜池・森ヶ平溜池・和田溜池・道突(どうづき)溜池
これら4溜池の由来は『改訂 吉部郷土史話』に詳しい。
森ヶ平溜池と和田溜池は吉部村の地下上申絵図にも記載されており、享保年間に構築されたらしい。特に和田溜池は決壊や陥没があり、その後何度か修理を施したようだ。
穴ヶ垰溜池と道突溜池は風土注進案に堤名の記載があり、天保年間には構築されていたと思われる。
溜池の位置は郷土史話では不明のため、絵図や面積等から推定した。
●どうづき山
地下上申吉部村境目書および同絵図や道突溜池の位置から三角点ピークの山がこれにあたると推定した。
山名については、地下上申の「どうづき山」のほか、風土注進案では「胴築山」や「堂突山」が見え、また郷土史話や『角川日本地名大辞典』の小字名一覧には「道突」が見え、統一性を欠くことから、地下上申のひらがな名を採用した。
市境尾根は雑木も結構残っている。植林境を含め最近人が歩いた形跡はほとんどなく、明瞭な道はないが厳しい薮もない。
日ノ岳との縦走路に出るとよく踏まれた道が荒滝山山頂まで続く。
帰路は久しぶりに今小野コースを下った。変化に乏しいが踏み跡は明瞭である。(2018.1.3)
市境付近から荒滝山
(1,2クリックで拡大)
●駐車地(今小野集落センター)~市境取り付き~どうづき山
県道東吉部秋吉線沿いの今小野集落センター横にある記念石碑前の駐車スペースを借りる。
今小野集落センター・記念碑
県道を北上、市境を過ぎたところでカーブミラーの少し手前に山道があり、これに取り付く。
明瞭な幅広道となり、右下に公園風の広場を過ごすと、鞍部でコン杭「秋芳町」を見る。山道はここで終わる。
庚申塚・記念碑
市境表示
山道取り付き
山道
幅広山道
右下に公園風広場
コン杭「秋芳町」
植林境に取り付き、コン杭等を確認しながら尾根を忠実にたどると、四等三角点(点名「八ヶ久保」)のある213.6mピーク(どうづき山)に達する。
そばに「秋芳町」と「緑 3」のコン杭を見る。展望は得られない。
植林境
110m支尾根合流点
植林境
130m支尾根合流点
雑木尾根
160m支尾根合流点・コン杭
170m支尾根合流点
雑木尾根
190m平坦ピーク
鞍部
雑木尾根
どうづき山山頂
●~248mピーク
同じコン杭「緑 4」を二カ所で確認。コン杭「緑 5」を見てまもなく上り斜面で振り向くと、少し展望が開け、どうづき山が望める。
植林境
植林境鞍部
190mピーク
コン杭「4」①
ヤブ気味の雑木尾根
植林境
コン杭「4」②
植林境・下り
鞍部
植林境・上り
どうづき山
240m支尾根合流点でコン杭「緑 6」を確認し、240mの小ピークを二つ越えながら進むと248mピークに着く。
植林境
雑木尾根
240m支尾根合流点・コン杭「6」
240mピーク①
雑木尾根鞍部
240mピーク②
雑木尾根・下り
雑木平坦尾根
230m支尾根合流点
248mピーク・コン杭
●~市境分かれ
緩いアップダウンの尾根を進み、植林境鞍部から植林境を登り返し、最後は雑木尾根を頑張ると270m支尾根合流点に出る。すぐ先でコン杭「小野村共有林」のある280m支尾根合流点に着く。
雑木尾根・下り
鞍部
230mピーク・コン杭
雑木尾根・下り
植林境・鞍部
植林境・上り
雑木尾根・上り
270m支尾根合流点・コン杭
280m平坦ピーク・コン杭
鞍部から長い雑木尾根を登り、330m支尾根合流点を過ごすと370m支尾根合流点①へ着く。その先の370m支尾根合流点②で、右(西)方向へ向かう市境と分かれ直進する。
鞍部
330m支尾根合流点
370m支尾根合流点①・コン杭
370m支尾根合流点②・コン杭
●~縦走路出合い~城山作業道出合い
雑木平坦尾根を進み、390mピークでそのまま南方向へ下る。尾根が不明瞭で分かりずらいので方向を確かめながら下る。ヤブ気味の雑木斜面から植林斜面に変わり、縦走路へ降り立つ。
雑木平坦尾根
380mピーク
鞍部
雑木尾根・上り
390m平坦ピーク
ヤブ気味の雑木尾根
ヤブ気味の植林尾根
縦走路出合い
城山作業道まで明瞭な山道が続く。作業道合流点は小広場(駐車場スペース)となっている。
植林沿い
分岐(尾根へ取り付く)
巻き道
尾根を切る
植林尾根出合い
作業道出合い(逆方向)
小広場
●~荒滝山山頂
作業道と分かれ、道標に従い植林尾根に取り付く。
途中、「西郭」、「堀切」、「虎口」、「石積み」など城跡跡を見ながら登ると、犬ヶ迫コースと合わさり、すぐに山頂広場へ着く。
登山道分岐
植林尾根
植林沿い
史跡境界コン杭
390m小ピーク
植林境鞍部
西郭
「西郭」説明板
堀切り①
「堀切り」説明板
石積み
「虎口」説明板
分岐
藤本東雄翁像
山頂・明治天皇像
「荒滝山城跡」説明板
山頂からは360度とまでは行かないが、大きく展望が開ける。
日ノ岳
雁飛山・堂ヶ岳・三ツ頭
花尾山
鉄割山・大滝・天井山・龍護峰
桂木山
鯨ヶ岳
権現山・高羽山
ダツヤ山・西鳳翩山・東鳳翩山
ダツヤ山・西鳳翩山・東鳳翩山・鼓ヶ岳・江嶺山
真名城山・榾木山・岳山・大平山・黒河内山・楞厳寺山・向島
禅定寺山・平原岳
岩郷山・日ノ山・鷹ノ子山
霜降山・小野田竜王山
●~駐車地
山頂から東の今小野コースを下る。下段に説明板「虎口・畝状空堀群」を見て、ロープが設置された斜面を巻き加減に下る。
山道・説明板
「虎口・畝状空堀群」説明板
山道
山道・ロープ
370m鞍部
鞍部で一旦出丸に立ち寄る。
「堀切り」説明板
堀切り
出丸
作業道に下りるとすぐに植林谷の山道となる。
城山作業道出合い(逆方向)
植林谷
右に大岩を見ると巻き道に変わり、支尾根を巻きながら下る。
大岩
巻き道
260m・支尾根を横切る
巻き道
250m支尾根出合い
植林尾根
210m鞍部(左の谷へ)
植林沿い・巻き道
植林尾根
160m支尾根分岐点で雑木尾根をジグザグに下る。植林谷沿いから竹林を抜け、左に墓地を過ごす。
160m・ジグザグに下る
巻き道
植林沿い
竹林沿い
三界万霊の石仏のところで右折し、途中にある「ますかた(武者屯)遺跡」に立ち寄る。遺跡は分岐に表示がなく、入口は草被りの踏み跡程度なのでわかりずらい。
石仏(右へ)
山道
遺跡分岐(右の草被りの踏み跡へ)
説明板
ますかた遺跡
石積み
集落道合流点(逆方向)
ますかた(武者屯)遺跡入口表示板
◆山名等考
●穴ヶ垰溜池・森ヶ平溜池・和田溜池・道突(どうづき)溜池
これら4溜池の由来は『改訂 吉部郷土史話』に詳しい。
森ヶ平溜池と和田溜池は吉部村の地下上申絵図にも記載されており、享保年間に構築されたらしい。特に和田溜池は決壊や陥没があり、その後何度か修理を施したようだ。
穴ヶ垰溜池と道突溜池は風土注進案に堤名の記載があり、天保年間には構築されていたと思われる。
溜池の位置は郷土史話では不明のため、絵図や面積等から推定した。
●どうづき山
地下上申吉部村境目書および同絵図や道突溜池の位置から三角点ピークの山がこれにあたると推定した。
山名については、地下上申の「どうづき山」のほか、風土注進案では「胴築山」や「堂突山」が見え、また郷土史話や『角川日本地名大辞典』の小字名一覧には「道突」が見え、統一性を欠くことから、地下上申のひらがな名を採用した。
2018-01-07 21:16
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