西ノ山・岩戸山・八幡山(光市岩田) [県東部の山]
明法寺山などを周回したあと時間があったので、近くの小山を歩いてみた。
西ノ山には三角点と忠魂碑があり山頂まで山道が付いている。岩戸山は山頂手前の峠近くまで林道が通っている。八幡山には岩戸八幡宮がある。(2023.3.11)
南の近政から西ノ山
(1,2クリックで拡大)
●大和コニュニティセンター~西ノ山
コミュニティセンターの駐車場を借りて、北西方向の西ノ山をめざす。
南麓より西ノ山
一旦県道に出て、自動車販売店の横から小道に入る。
すぐに山道が左に分岐するので、これを上がる。
県道から小道へ入る
山道分岐・左へ
石祠を左に過ごし、小さな水路を左に渡る。
石祠
水路を渡る
桜が植樹されている中を木段の山道を上がっていく。分岐を直進し、登り切ると奥に忠魂碑が建つ山頂広場に出る。
山道・木段
サクラ植樹沿い
分岐・直進
山頂広場
広場中央にコンクリート基礎が残っている。避雷針かなにかの跡だろうか。
コンクリート基礎跡
忠魂碑
四等三角点「岩田」を探すがなかなか見つからない。「点の記」をあらかじめ調べていなかったことを悔やみ、あきらめかけた時、忠魂碑の左手2mくらいのところに見つけた。色が灰色に変わり、地面との高低差が小さいのでわからなかった。
四等三角点「西ノ山」
山頂広場からは樹木にやや遮られるが、呉麓山、千坊山、岩戸山など南から西側の展望が得られる。
山頂から呉麓山
千坊山
岩戸山
地形図に破線道が北から西方向へ付いていたので、ヤブを少し分けて下ってみたが、200mほど下ったところで道が消失しヤダケヤブとなったので、おとなしく山頂へ引き返した。
山頂から南側の巻き道を下ると分岐で合わさる。
ササ道・下り
山道合流点
途中桜が植樹されたあたりで展望が開けた。遮るものが少ないので山頂よりこちらの方が見晴らしにはよい。
呉麓山
千坊山
岩戸山
●~岩戸山
県道に降りて岩戸山をめざす。JRの線路の反対側にあるので北側に大回りし、大和大橋を渡って越えた。あとで地形図をよく見ると近道の踏切があるようだ。おかげで小川沿いを歩いているとシラサギに出遭った。人馴れしているのか近くまで寄ってもなかなか逃げようとしない。
小川のシラサギ
岩田小学校のグラウンド沿いに進むと、グラウンドが終わる先の建物の横から下草が茂る広い道が延びている。右折するとすぐ先で左折し林道(作業道大和13号)に入る。
岩田小沿いの道
道の入口
左の林道へ入る
歩きやすい広い林道をたどっていくと右に植林の谷をはさんで山頂部が見えてくる。
道が最高処となる手前で右の植林尾根に取り付く。
林道
植林尾根へ取り付く
植林尾根を登り、100m支尾根合流点に出て、右の緩やかな勾配の植林境尾根を登り返していくと植林帯の一角といった感じの平凡な山頂に着く。展望は得られない。特別に目印となるようなものはないのですぐに林道へ戻る。
植林尾根
100m支尾根合流点
山頂へ向かう
岩戸山山頂
●~岩戸八幡宮~駐車地
林道をさらに先へたどっていくと、右の低い尾根上に石柱の柵に囲まれ注連縄をかけられた岩があった。石柱に「岩戸石」と彫られている。道の反対側には「寶珠燈」(大正7年建立)がある。
林道・竹林沿い
林道
岩戸石
岩戸石(拡大)
石柱「岩戸石」
寶珠燈
すぐ先で林道が合わさり、さらに次の分岐で林道と分かれ右の参道を上がる。
林道合流
参道分岐
大正11年に建てられた石鳥居の柱には、左に「平和」、右に「記念」と刻まれている。
その先の参道の右手には「天皇皇后両陛下お手蒔きのすぎ」があった。先日安栄山の下山の折にあった木と同時期に植えられたものだろう。
石鳥居・灯籠
天皇皇后両陛下お蒔きのすぎ(平成27年3月)
境内に上がると岩戸遺跡の案内板があり、土師器の出土などについて説明されている。背後に神木と思われる巨樹がある。土師器が出土したのは下の谷のようだ。
岩戸遺跡説明板
神木?
一段上に建てられた岩戸八幡宮に参る。
岩戸八幡宮
岩戸八幡宮由緒書き
八幡宮の隣にある荒神様(?)を過ごし、幅広の未舗装道を冠念寺へと向かう。
未舗装道
境内にはコンクリート造のお堂(大日堂)が建ち、宝篋印塔、鐘撞堂などもある。
大日堂
宝篋印塔
鐘撞堂
西端にあせかき地蔵というのが見えたので立ち寄る。地蔵の後ろに石仏が連続して並んでおり、短い距離で八十八箇所めぐりができる。
あせかき地蔵
八十八ヶ所巡り
八十八ヶ所巡り
石段を下りたところに冠念寺があった。
冠念寺
里道に出て、左に岩戸山の山並みを眺めながら溝呂井川沿いに歩き、踏切をわたって戻る。
参道(逆方向)
小祠(稲荷大明神)
岩戸山(中央奥)
義山踏切
■山名について
●西ノ山
御立山として『地下上申』に「西之山」、『風土注進案』に「西ノ山」を見る。
また、注進案には稲荷社があることが記されている。
点の記には四等三角点の地番が「字西の山」とある。
●岩戸山
地下上申絵図を見ると、岩戸石のある尾根あたりを「岩戸山」としており、104mピークは「岩戸山」と「吉通(きっつい)山」とが隣接する山と思われるが、ここでは同じ山塊として岩戸山とした。
なお、両山とも地下上申・風土注進案に御立山として記載されている。
西ノ山には三角点と忠魂碑があり山頂まで山道が付いている。岩戸山は山頂手前の峠近くまで林道が通っている。八幡山には岩戸八幡宮がある。(2023.3.11)
南の近政から西ノ山
(1,2クリックで拡大)
●大和コニュニティセンター~西ノ山
コミュニティセンターの駐車場を借りて、北西方向の西ノ山をめざす。
南麓より西ノ山
一旦県道に出て、自動車販売店の横から小道に入る。
すぐに山道が左に分岐するので、これを上がる。
県道から小道へ入る
山道分岐・左へ
石祠を左に過ごし、小さな水路を左に渡る。
石祠
水路を渡る
桜が植樹されている中を木段の山道を上がっていく。分岐を直進し、登り切ると奥に忠魂碑が建つ山頂広場に出る。
山道・木段
サクラ植樹沿い
分岐・直進
山頂広場
広場中央にコンクリート基礎が残っている。避雷針かなにかの跡だろうか。
コンクリート基礎跡
忠魂碑
四等三角点「岩田」を探すがなかなか見つからない。「点の記」をあらかじめ調べていなかったことを悔やみ、あきらめかけた時、忠魂碑の左手2mくらいのところに見つけた。色が灰色に変わり、地面との高低差が小さいのでわからなかった。
四等三角点「西ノ山」
山頂広場からは樹木にやや遮られるが、呉麓山、千坊山、岩戸山など南から西側の展望が得られる。
山頂から呉麓山
千坊山
岩戸山
地形図に破線道が北から西方向へ付いていたので、ヤブを少し分けて下ってみたが、200mほど下ったところで道が消失しヤダケヤブとなったので、おとなしく山頂へ引き返した。
山頂から南側の巻き道を下ると分岐で合わさる。
ササ道・下り
山道合流点
途中桜が植樹されたあたりで展望が開けた。遮るものが少ないので山頂よりこちらの方が見晴らしにはよい。
呉麓山
千坊山
岩戸山
●~岩戸山
県道に降りて岩戸山をめざす。JRの線路の反対側にあるので北側に大回りし、大和大橋を渡って越えた。あとで地形図をよく見ると近道の踏切があるようだ。おかげで小川沿いを歩いているとシラサギに出遭った。人馴れしているのか近くまで寄ってもなかなか逃げようとしない。
小川のシラサギ
岩田小学校のグラウンド沿いに進むと、グラウンドが終わる先の建物の横から下草が茂る広い道が延びている。右折するとすぐ先で左折し林道(作業道大和13号)に入る。
岩田小沿いの道
道の入口
左の林道へ入る
歩きやすい広い林道をたどっていくと右に植林の谷をはさんで山頂部が見えてくる。
道が最高処となる手前で右の植林尾根に取り付く。
林道
植林尾根へ取り付く
植林尾根を登り、100m支尾根合流点に出て、右の緩やかな勾配の植林境尾根を登り返していくと植林帯の一角といった感じの平凡な山頂に着く。展望は得られない。特別に目印となるようなものはないのですぐに林道へ戻る。
植林尾根
100m支尾根合流点
山頂へ向かう
岩戸山山頂
●~岩戸八幡宮~駐車地
林道をさらに先へたどっていくと、右の低い尾根上に石柱の柵に囲まれ注連縄をかけられた岩があった。石柱に「岩戸石」と彫られている。道の反対側には「寶珠燈」(大正7年建立)がある。
林道・竹林沿い
林道
岩戸石
岩戸石(拡大)
石柱「岩戸石」
寶珠燈
すぐ先で林道が合わさり、さらに次の分岐で林道と分かれ右の参道を上がる。
林道合流
参道分岐
大正11年に建てられた石鳥居の柱には、左に「平和」、右に「記念」と刻まれている。
その先の参道の右手には「天皇皇后両陛下お手蒔きのすぎ」があった。先日安栄山の下山の折にあった木と同時期に植えられたものだろう。
石鳥居・灯籠
天皇皇后両陛下お蒔きのすぎ(平成27年3月)
境内に上がると岩戸遺跡の案内板があり、土師器の出土などについて説明されている。背後に神木と思われる巨樹がある。土師器が出土したのは下の谷のようだ。
岩戸遺跡説明板
神木?
一段上に建てられた岩戸八幡宮に参る。
岩戸八幡宮
岩戸八幡宮由緒書き
八幡宮の隣にある荒神様(?)を過ごし、幅広の未舗装道を冠念寺へと向かう。
未舗装道
境内にはコンクリート造のお堂(大日堂)が建ち、宝篋印塔、鐘撞堂などもある。
大日堂
宝篋印塔
鐘撞堂
西端にあせかき地蔵というのが見えたので立ち寄る。地蔵の後ろに石仏が連続して並んでおり、短い距離で八十八箇所めぐりができる。
あせかき地蔵
八十八ヶ所巡り
八十八ヶ所巡り
石段を下りたところに冠念寺があった。
冠念寺
里道に出て、左に岩戸山の山並みを眺めながら溝呂井川沿いに歩き、踏切をわたって戻る。
参道(逆方向)
小祠(稲荷大明神)
岩戸山(中央奥)
義山踏切
■山名について
●西ノ山
御立山として『地下上申』に「西之山」、『風土注進案』に「西ノ山」を見る。
また、注進案には稲荷社があることが記されている。
点の記には四等三角点の地番が「字西の山」とある。
●岩戸山
地下上申絵図を見ると、岩戸石のある尾根あたりを「岩戸山」としており、104mピークは「岩戸山」と「吉通(きっつい)山」とが隣接する山と思われるが、ここでは同じ山塊として岩戸山とした。
なお、両山とも地下上申・風土注進案に御立山として記載されている。
2023-03-16 10:04
コメント(2)
岩戸遺跡の説明板の写真が重なっています。土器は旧大和町郷土資料館にあったのを見たことがあり、その後閉館になり、光市文化センターに展示してあったような気がします。
by yamakan (2023-03-22 19:04)
お気づきありがとうございます。さっそく削除しました。
出土した谷がすぐ下のようなので下りてみようかと思ったのですが、面倒くさくなってやめました。歳ですね。
by gomen (2023-03-23 15:47)