SSブログ

赤間山・板橋山・三ヶ迫山・白山(下関市菊川町田部・上田部、小月町) [県西部の山]

白山(しらやま)の南西にある円錐形の山が気になり、調べたところ赤間山とわかり、さっそく歩くことにした。山頂部が灌木の茂みがあるが、ひどいヤブはない。
合わせて、登り残した白山の支峰、板橋山を歩く。植林で人が入っている様子で、林道や踏み跡をたどれば楽に登れる。
白山に今期三度目の登頂後、帰路は旧コースで田部峠へ下ったが、鉄塔撤去により巡視路がシダヤブで不明瞭となっているところがあり、多少難渋した。(2024.4.13)

IMG_7677中嶽・六万坊山・△一本松.JPG中の嶽・六万坊山・赤間山(4月1日鉄塔No.31より)
IMG_8333一本松から三ヶ迫山・板橋山.JPG一本松から三ヶ迫山・板橋山

赤間山・板橋山.jpeg(1,2クリックで拡大)

●駐車地(田部峠)~赤間山
田部峠近くの駐車スペースに車を置く。
白山田部峠旧コース登山口(道標あり)の、道路を隔てた向かい側に取り付きがある。
IMG_8264田部峠.JPG田部峠
IMG_8266旧コース登山口.JPG旧コース登山口
IMG_8265取り付き.JPG取り付き

入ってすぐに右斜面に取り付き、道路法面のへりを登ると、登り切ったところで作業道終点部と出合う。
IMG_8267雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_8273やや茂みあり.JPGやや茂みあり
IMG_8274尾根上の作業道終点部.JPG尾根上の作業道終点部

尾根沿いに作業道を進むと右下方からの作業道と出合う。
IMG_8275作業道.JPG作業道
IMG_8276作業道分岐.JPG作業道分岐
IMG_8279華山.JPG分岐からの展望(華山)

直進し、作業道の最高処(伐採斜面となっている)あたりで、雑木尾根に入り、まもなく植林境尾根となる。
IMG_8278尾根沿いの作業道.JPG尾根沿いの作業道
IMG_8281雑木尾根に取り付く.JPG雑木尾根に取り付く
IMG_8283雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_8284植林境.JPG植林境

130m支尾根合流点で鉄塔跡の広場に出る。
IMG_8285植林境.JPG植林境
IMG_8286鉄塔跡・130m支尾根合流点.JPG鉄塔跡・130m支尾根合流点

140m支尾根合流点で鹿除けネットと出合い、ネット沿いに登っていくと、160m支尾根合流点でネットが終わる。
IMG_8288雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_8289ネット出合い・140m支尾根合流点.JPGネット出合い・140m支尾根合流点
IMG_8291150m支尾根合流点.JPG150m支尾根合流点
IMG_8293ネット別れ.JPGネット別れ・160m支尾根合流点

170m、180m、200mと支尾根合流点を確認しながら雑木尾根を登っていく。
IMG_8294170m支尾根合流点.JPG170m支尾根合流点
IMG_8295雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_8296180m支尾根合流点.JPG180m支尾根合流点
IMG_8297雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_8298200m支尾根合流点.JPG200m支尾根合流点

山頂手前で灌木がやや茂るが、すぐに抜けると赤間山山頂に着く。小広場の中央に四等三角点「一本松」がすわっている。樹林に囲まれ展望はまったくない。
IMG_8299山頂手前・灌木.JPG山頂手前・灌木
IMG_8300赤間山山頂.JPG赤間山山頂
IMG_8301四等三角点「一本松」.JPG四等三角点「一本松」

●~国道出合い
帰路は西側の鞍部をめざす。こちらも灌木が茂るが尾根をはずさないようよけながら下ると、まもなく雑木尾根となり、歩きやすくなる。
IMG_8303灌木ヤブ.JPG灌木ヤブ
IMG_8305雑木尾根.JPG雑木尾根

標高190mあたりで北西に方向を変え、やや段状となったところを過ぎると、緩やかなだだっ広い尾根となる。
IMG_8306190m支尾根分岐点.JPG190m支尾根分岐点
IMG_8307段状地.JPG段状地
IMG_8309だだっ広く緩い雑木尾根.JPGだだっ広く緩い雑木尾根

人の手が入って枯れ枝など少し整理されたような感じの斜面は、どこでも歩けそうだ。最後は左にトラバース気味に下ると鞍部に降り立つ。
IMG_8311やや手入れされたような尾根(逆方向).JPGやや手入れされたような尾根(逆方向)
IMG_8312雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_8313やや左へトラバース気味に下る.JPGやや左へトラバース気味に下る
IMG_8314鞍部へ出る.JPG鞍部へ出る
IMG_8315右谷方向.JPG右谷方向
IMG_8316左谷.JPG左谷

左谷を下る。倒竹が重なり歩きにくそうなので、右の山際へよけながら下ると、そま道が現われ、まもなく明瞭な山道となる。
IMG_8317左谷の倒竹.JPG左谷の倒竹
IMG_8318谷沿い.JPG谷沿い
IMG_8319そま道.JPGそま道
IMG_8320明瞭な山道.JPG明瞭な山道
IMG_8321山道.JPG山道

棚田状に石垣が施された平坦地に出ると右に幅広道が続き、たどると県道へ出た。
IMG_8322谷あいの平坦地へ出る.JPG谷あいの平坦地へ出る
IMG_8324幅広道.JPG幅広道
IMG_8325県道出合い(逆方向).JPG県道出合い(逆方向)

左折し、一本松集会所の先にある一本杉の下で休憩後、国道に出る。
IMG_8327県道.JPG県道
IMG_8328板橋山?・大つえ山.JPG板橋山・大つえ山
IMG_8330(ベンチ・一本杉).JPGベンチ・一本杉
IMG_8331ベンチ・一本杉.JPG一本杉

●~板橋山
国道を右折し、400mほど進んだところで林道に入る。カヤなどが被るやや荒れた林道を川沿いに進むと、谷出合いで公社造林の看板を見る。かろうじて「三ヶ迫」と事業地名が読める。ここから作業道が上がっているが、入口にロープが張られ立入禁止表示がある。
IMG_8334林道入口(逆方向).JPG林道入口(逆方向)・背後に赤間山
IMG_8335やや草被りの林道.JPGやや草被りの林道(川土手)
IMG_8336公社造林看板.JPG公社造林看板

当初大字境である左の支尾根を直登するつもりだったが、しっかりとした林道が先に続いているので、こちらをたどってみることにする。
支尾根を回り込むところで右に堤を見る。水は涸れている。
IMG_8338土堰堤への分岐(右).JPG堤への分岐(右)
IMG_8339土堰堤.JPG

支谷が左に分岐するところで作業道が谷側へわかれるが、こちらも入口にロープと立入禁止表示がある。
IMG_8340林道.JPG林道
IMG_8342作業道出合い・ロープ(逆方向).JPG作業道出合い・ロープ(逆方向)

林道をさらに進むと谷分岐でイノシシワナに出合い、林道が終わる。ここで左の谷に入り、谷を詰める。
IMG_8343イノシシワナ・林道終点.JPGイノシシワナ・林道終点
IMG_8344植林谷取り付き.JPG植林谷取り付き
IMG_8345植林谷.JPG植林谷

三(みつ)ヶ迫という名のとおり、支谷がいくつかわかれるが、左の谷に入りながら踏み跡をたどっていくと、鞍部に出る。
IMG_8347谷分岐.JPG谷分岐
IMG_8348鞍部手前.JPG鞍部手前
IMG_8349鞍部(左方向).JPG鞍部(左方向)

左の雑木尾根を登り、左から植林が合わさるとすぐに板橋山山頂となる。植林や雑木に囲まれ、展望は得られない。
IMG_8350雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_8351板橋山山頂.JPG板橋山山頂

●~三ヶ迫山~白山
これで本日の二つ目の目標は達したが、一応白山山頂まで上がることにする。
鞍部へ戻り、植林境を石杭やコン杭を確認しながら急登する。
IMG_8353植林境尾根.JPG植林境尾根
IMG_8354植林境.JPG植林境
IMG_8355石杭.JPG石杭
IMG_8356コン杭.JPGコン杭
IMG_8357コン杭.JPGコン杭

雑木尾根に変わり、勾配が緩むと平坦な三ヶ迫山山頂に出る。
IMG_8358雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_8360コン杭.JPGコン杭
IMG_8361三ヶ迫山山頂.JPG三ヶ迫山山頂

山頂部は伐採跡となっており、最高処近くに石杭、少し北西に下ったところに図根三角点がある。
IMG_8362図根三角点.JPG図根三角点
IMG_8363赤間山・六万坊山(奥).JPG赤間山・六万坊山(奥)
IMG_8364鳴滝山.JPG鳴滝山

この後、白山山頂までは4月1日の山行と逆方向で登る。(報告文・写真は省略)
IMG_8393白山山頂.JPG白山山頂
IMG_8394三等三角点「白山」.JPG三等三角点「白山」
IMG_8395鳴滝山・狗溜孫山・大滝山.JPG鳴滝山・狗留孫山・大滝山
IMG_8396大滝山・京ヶ嶽・華山.JPG大滝山・京ヶ嶽・華山
IMG_8397高畑山.JPG高畑山
IMG_8398古烏帽子山・江船山・猿王岳.JPG古烏帽子山・江船山・猿王岳

●~駐車地
今月三回目の白山登頂後、帰路は田部峠の旧コースを下ることにする。
標高230mの支尾根分岐点まで戻り、新コースとわかれ、右に雑木尾根を下る。急勾配のためロープがつけてある。
IMG_8383230m②支尾根合流点・道標跡の支柱.JPG230m支尾根合流点・道標跡の支柱(逆方向)
IMG_8400雑木尾根下り・ロープ.JPG雑木尾根下り・ロープ

勾配が緩むとシダ尾根となる。高圧線鉄塔が撤去されるまでは巡視路だった道が荒れ、シダが繁茂している。胸高までシダが被るところもあり、道を探すためかシダをよけた踏み跡がいく筋も付いている。
IMG_8401シダヤブ.JPGシダヤブ
IMG_8403シダヤブ.JPGシダヤブ
IMG_8405植林境・シダ.JPG植林境・シダ

旧鉄塔跡地と思しきところの手前でシダがさらに深くなったので、あきらめ、左の小谷がやや薄そうなのでこれを下る。
IMG_8406シダヤブ・火の用心札.JPGシダヤブ・火の用心札
IMG_8407小谷・シダ.JPG小谷・シダ

ふたたびシダの壁にぶつかったところで右によけると、疎林の小尾根に出て、シダから解放される。
疎林斜面を少し下るとトラロープがあり、旧巡視路に復帰したようだ。
IMG_8408シダヤブ.JPGシダヤブ
IMG_8409疎林谷.JPG疎林谷
IMG_8410トラロープ.JPGトラロープ

植林谷を下ると道標跡が残っている。
IMG_8412植林谷.JPG植林谷
IMG_8413道標(倒).JPG道標(倒)

沢に出合い、右続いて左に炭焼窯跡を過ごしながら下ると、涸れた堤に出合う。
IMG_8414沢出合い.JPG沢出合い
IMG_8415炭焼窯跡①.JPG炭焼窯跡①
IMG_8416炭焼窯跡②.JPG炭焼窯跡②
IMG_8417沢沿い.JPG沢沿い
IMG_8418山道.JPG山道
IMG_8419堤(涸れ).JPG堤(涸れ)

沢の右岸沿いに下ると作業道跡らしい幅広の道となり、田部峠近くで国道に出る。
IMG_8420植林沿い.JPG植林沿い
IMG_8423幅広道.JPG幅広道
IMG_8424国道出合い.JPG国道出合い

この後、白山北麓の城山と丸山に向かう。(別途報告)

■山について

▲白山
山名の読み方について、「しろやま」「はくさん」「しらやま」などいずれで呼ぶのか悩んでいたが、菊川町史や字名では「しらやま」としていることから、「しらやま」をとることとした。

▲赤間山(はちまき山)
地下上申絵図(地下図)により山名を判明した。北西麓に赤間堤があり、字名にも「赤間」がある。
また、四等三角点「一本松」の地番の字名も赤間である。
なお、現在の地元での呼び名は確認していないが、菊川町史(三)には上田部の山として「はちまき山」(210.3m)の記載があり、これが当山と思われる。字名には「はちまき」の名は見当たらない。山の上方に鉢巻状の切り開きがあったのだろうか?

▲板橋山
地下上申小月村の隣村境目書及び絵図より特定した。
絵図によると南麓の旧村境に板橋がかかっており、山名はこれによると思われる。
コメント(0)