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三上山・松尾山(防府市久兼・真尾) [県央部の山]

三上山への明瞭道探索のついでに、切り開き道を利用して大字境を歩き、松尾山まで足をのばしてみた。
明瞭道は11年前に今回同様改めて歩いた際に見付けた道で、356.4mピーク(三上山)の「点の記」にも載っている。483.8mピークから松尾山までは切り開きが続いていることを期待したが、一旦途切れ迂回を強いられ、また、途中から右支尾根へそれるため、シダヤブ漕ぎとなる。したがって、今のところ縦走路としては勧められない。(2012.01.08)
三上山・松尾山.jpg (クリックで拡大)

三上山から483.8mピークまでは、三上山・綾ヶ峰の項を参照していただきたい。
483.8mピークから市有林境界標柱329の支尾根分岐まで戻り、左の切り開き尾根を下る。
P1030705329標柱・切り開き分岐.JPG標柱329の分岐

雑木尾根から急勾配の右側植林尾根に変わる。
P1030708雑木尾根.JPG雑木尾根
P1030709植林境尾根.JPG植林境尾根

支尾根分岐で標柱326と境界石を確認すると、左の支尾根を取り、右側ヒノキ林境を下る。
P1030710326標柱・境石.JPG標柱326と境石

標柱325で切り開き道は左のヒノキ植林谷への巻き道となる。すぐ先で測量テープは左斜面上を標柱324方向へ付いているが、そのまま旧作業道と思われるヤブ気味の幅広道を下る。
P1030712ヒノキ林幅広山道.JPGヒノキ林の幅広道

巻き加減に下ると一つ左の支尾根上でヤブが酷くなるので、道はないが一旦右下の谷へ下り、右斜面をよじ登ると、切り開きのある雑木尾根上に出る。
切り開きは上方にも続いているが、標柱239で終わり、左の谷へ下っている。したがって、標柱239と標柱325の間の尾根上はヒノキ植林だが、ヤブ化しており、現在のところ迂回した方がよいだろう。
P1030714測量頂点・標柱329(逆方向).JPG標柱329

ここからは雑木を主体としたシダ尾根の切り開きを忠実に下る。標柱237で左の支尾根に移り、標柱235(地形図上の破線道との出合い付近)あたりからは、雑木疎林越しに展望が開ける平坦シダ尾根が続く。
P1030724シダ尾根.JPGシダ尾根

途中左に視界が大きく開け、矢筈ヶ岳や右田ヶ岳などの展望を楽しむことができる。
P1030727矢筈ヶ岳.JPG展望地から矢筈ヶ岳
P1030728右田ヶ岳.JPG展望地から右田ヶ岳
P1030732松尾山.JPG平坦尾根上で樹間に松尾山

右に切り開きが分かれたすぐ先に標柱231があり、切り開きは支尾根上へ続いているが、ここはそのまま直進し、踏み跡をたどる。まもなく深いシダに変わり、シダ漕ぎを強いられる。平坦尾根のため、方向を誤らないよう注意を要する。
P1030733シダヤブ尾根.JPGシダヤブ尾根

右にヒノキ幼樹の植林帯が現れ、植林境を進むが、深いシダとサルトリイバラに難渋する。
P1030734右ヒノキ幼樹植林.JPG右ヒノキ幼樹植林
P1030735雑木シダ尾根.JPG雑木シダ尾根

シダヤブにやっと解放されると地肌が露わな主稜線に着く。三上山から綾ヶ峰の縦走尾根が眺められる。
P1030737主稜線.JPG主稜線
P1030739三上山~483.8m峰.JPG三上山~483.8m峰
P1030740483.8m峰~綾ヶ峰.JPG483.8m峰~綾ヶ峰

ここで、一旦右折し、四等三角点(基準点名「和字」)を目指す。踏み跡があるが、途中でシダが深くなる。
二つ目の小ピーク上で三角点に出会う。
P1030742松尾山三角点.JPG松尾山三角点

北側の真田ヶ岳などの展望が得られる。
P1030746三角点から真田ヶ岳.JPG三角点から真田ヶ岳

合流点まで引き返し、松尾山頂を目指す。シダ尾根上の踏み跡を辿ると明瞭道に変わり、測量テープも現れる。262mピーク付近の小広場に出ると、記念樹が周辺に植えられ、様相が一変しているのに驚く。
「猟師岩300m」の道標があり、猟師岩へ向かう。
P1030749猟師岩(300m)道標.JPG猟師岩(300m)道標

200m程度で猟師岩に着き、西側の大きく開けた展望を堪能する。
P1030751猟師岩・矢筈ヶ岳.JPG猟師岩と矢筈ヶ岳
P1030752猟師岩から山口尾.JPG猟師岩から山口尾

道標へ戻り、右折し100mほど進むと、分岐で「松尾山山頂」の道標に出会う。左折するとすぐに山頂小広場へ着く。山頂からは東の綾ヶ峰などが展望が望める。
なお、地形図上では262mが最高峰だと思われるが、14年ぶりに訪れたら、こちらが山頂に変わり、道標には268mと記されている。
P1030758松尾山山頂と綾ヶ峰縦走尾根.JPG山頂と綾ヶ峰縦走尾根

分岐へ戻り、明瞭なシダ道を下る。下山道周辺には各所に桜の記念樹が植えられており、道標も付けられ、道も整備されている。
P1030759シダ尾根下山道.JPGシダ尾根下山道

光明岩・天皇院跡を過ぎ、24番石仏のある鞍部で左の道を下ると、観音堂の建つ登山口広場に着く。登山道や古跡由来などの案内板があり参考になる。
P1030760光明岩.JPG光明岩
P1030761石仏.JPG天皇院跡の石仏
P1030763松尾山天皇院旧跡石碑.JPG天皇院旧跡石碑
P1030768巡拝路分岐(24番石仏).JPG巡拝路分岐(24番石仏)
P1030775観音堂.JPG観音堂
P1030776<strong>登山口</strong>.JPG

駐車地まで麓を歩いて戻った。なお、小野大橋まで新設道路が建設中である。

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コメント 1

gomen

ゆかり様

コメントありがとうございます。
松尾山はしばらく遠ざかっていますので現況を把握していませんが、ネット情報によると、近年参道が整備され、麓には簡略な登山案内板が設置されているようです。
一年放置するとすぐに荒れ始めるのが里山の常ですが、以前より少しは歩きやすくなっているのではないでしょうか。
なお、お名前がフルネームでしたので、勝手ながらコメントの方は掲載を省略させていただきました。ご了承ください。

by gomen (2021-03-23 20:24) 

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