嘉納山・唐交合・嵩山(周防大島町久賀・東安下庄) [県東部の山]
先日(12月24日)文殊山の下山中、土盛り尾根を途中で断念したので、久賀側から逆にたどってみた。
630mピークからは650mピーク(鹿ヶ城?)・嘉納山・唐交合・嵩山と縦走、遊歩道を岩屋観音まで下り、古い参道をたどって東南麓の塩宇側へ降りた。(2018.12.30)
嘉納山付近から嵩山
(1,2クリックで拡大)
●展望広場(駐車地)~林道終点
先日と同じ展望広場の駐車場に車を置く。
向かいの舗装林道に取り付き、小広場で舗装が終わると、すぐ先の石標の分岐で直進する。この先林道は崩壊による狭小箇所や倒木で車両の通行はできないが、歩くぶんには支障はない。
駐車地
林道・石垣沿い
竹林沿い
小広場・舗装終わり
分岐・石標
林道
嵩山
崩落箇所
植林沿い
植林地を過ぎると視界が開けササ被りの道となる。
視界が開ける
ササ道
ササヤブ
ササ道
暗渠部分で対岸へ移り、右へ支尾根を巻きながら谷を詰めると、岩が立ち塞がり林道が終わる。
暗渠
石垣
右へ巻く林道
林道
林道
石積・朽ちた丸木橋
林道終点・岩
● ~630mピーク
岩を越え、踏み跡を少したどって棚田跡の段上へ出て、左の植林尾根へ取り付く。
踏み跡
棚田跡の段上
支尾根に取り付く
急登すると一旦タケ交じりの平坦地へ出て、さらに登り切ると520mあたりで左からの支尾根と合流する。少し進むと土盛りの終端部に出合う。
植林尾根
雑木
タケ交じり・平坦尾根
石杭
植林・アオキ
520m支尾根合流点
土盛り終端部
アオキが茂る植林尾根を土盛りに沿って登ると林道へ抜ける。林道を横切り、先日とは逆ルートで上がると630mピークで縦走路の登山道に出る。
土盛り
土盛り
林道出合い・尾根取り付き
土盛り
土盛り
630mピーク・道標・登山道
● ~650mピーク(鹿ヶ城?)~嘉納山
登山道を左に取り嘉納山をめざす。
すぐの鞍部で左の巻き道となる登山道と別れ、尾根上へ続く土盛りに沿って植林境登ってみる。上方で土盛りは不明瞭になり、650mの平坦ピーク(鹿ヶ城?)へ着く。アオキが茂り、展望はない。
土盛り・登山道
610m鞍部・登山道(巻き道)
土盛り・植林沿い
土盛り(不明瞭)
650mピーク(鹿ヶ城?)
平坦尾根を少し進み、一段低くなったあたりから南方向の尾根を下る。こちらには土盛りらしきものは見当たらない。登山道へ出るとまもなく道標のある610m鞍部へ着く。
支尾根分岐点
植林沿い・下り
610m鞍部
登山道をたどり、二等三角点「加納山」を右に過ごすと嘉納山山頂に着く。
先客に二人の男の子を連れた男性がおられた。地元のご出身で福岡から来られたという。文殊山から縦走し、源明山まで往復したあと嵩山へ向かうとのこと。
お子さんに、「30分ごとにアメをしゃぶるとバテないよ」といったアドバイスをされていた。
巻き道・植林沿い
三角点ピーク付近
二等三角点
嘉納山山頂
平郡島
馬の背・皇座山
久賀の町・東郷山
唐交合・浮島
● ~620m平坦ピーク(唐交合)
ずいぶんと久しぶりに嵩山をめざす。
途中、「四境の役三ツ石古戦場」案内板、周辺に散在する第二次世界大戦の戦時遺構や集塊岩を見ながら下る。
源明山への分岐・道標
登山道・集塊岩
「四境の役三ツ石古戦場」説明板
集塊岩(裏側)
コンクリート施設(戦時遺構)
戦時遺構
「屋代島の地質」説明板
集塊岩(逆方向)
左に東屋を過ごすと鞍部で舗装林道と出合う。コンクリート施設(背後に通信塔)のある平坦ピーク①を越え、右に鉄塔を過ごすと東屋の展望台がある620m平坦ピーク②(唐交合)に着く。展望は樹間に嵩山が望める程度。
東屋
舗装林道出合い・道標
620mピーク①・コン施設・通信塔
620mピーク②(唐交合)・東屋
樹間に嵩山
道標
● ~492mピーク(六郎ヶ谷頭)~嵩山
しばらく緩やかなアップダウンの尾根が続き、そのあとぐんぐん高度を下げ降っていく。これをまた登り返すのかと思うといささかうんざりしてくる。
492mピーク(六郎ヶ谷頭)を越えると車道に出る。
登山道
620mピーク③
急な下り
植林沿い
道標・492mピーク(六郎ヶ谷頭)
竹林沿い
車道出合い・道標
車道を進み、「長寿の森」の看板が立つ分岐で車道をわかれ遊歩道に進む。分岐を左に取り、ジグザグに登っていくと車道と合流する。
遊歩道分岐・長寿の森案内板
「長寿の森」案内板(拡大)
遊歩道
遊歩道
車道出合い(逆方向)
車道をたどると通信施設やランチャー台のある嵩山山頂へ着く。
車で上がってきたらしい数組の若者たちが写真撮影に興じている。展望台に上がってみたらアベックがいたので早々に失礼した。四等等三角点「嵩山」は展望台のすぐ先にある。
東屋・トイレ・駐車場
山頂部(ランチャー台・展望台・通信施設)
安下崎・平郡島(展望台から)
源明山
嘉納山・唐交合
銭壷山
三角点山頂
四等三角点
● ~展望テラス~鼻たれ岩~岩屋観音
「展望テラス」の道標に従い遊歩道を降りてみた。
展望テラスからは遮るものがない絶景が堪能できる。南半面の展望だが、山頂の展望台は電線等で景色が損なわれるので、せっかく山頂まで上がったのならここまで足を延ばすとよい。
東屋・道標
遊歩道
展望テラス
柱島・浮島
大見山
白木山・佐連山
伊崎山・竜崎
甲山
安下崎
平郡島
源明山
遊歩道をさらに下ってみる。分岐が数箇所あり、道標があるもののわかりづらい。
途中、岩屋観音をめざすつもりで枝道に入ったら、水滴がしたたる異様な岩にでくわす。ツララも垂れている。あとで案内図を調べてみたら「鼻たれ岩」だった。
遊歩道
遊歩道・道標
分岐・道標「中腹出口」
遊歩道
分岐・道標
鼻たれ岩
鼻たれ岩(下から)
もとの分岐に戻り、遊歩道をさらに下っていくと岩屋観音に出た。左手から上に登ると奥の院があるようだ。
まもなく数名の若者たちが車道側の遊歩道からやってきた。
分岐・道標
岩屋観音
岩屋(拡大)
● ~広域農道
観音の前から明瞭な石段が付いていたので降りてみることにする。「こっちからも上がれるのね」という声が後ろから聞こえてきた。
石段が終わるとまもなく道が不明瞭となる。崩れたようだ。仕方なく谷沿いに下っていると踏み跡が現われ、明瞭な山道となった。
石段
道不明瞭となる
山道現わる
巻き加減に道を下っていくと支尾根上で右上に石垣が現われ、ふたたび道が不明瞭となった。
山道
上方の石垣
タケが交じる尾根を下っていくと棚田跡の段状地となり、すぐに溝道と出合う。下るとももなく石垣沿いの道となり、幅広道に出る。
支尾根を下る
溝道出合い(逆方向)
石垣(逆方向)
山道
幅広道出合い(逆方向)
道を右に取り、石垣沿いに進むとトタン小屋を過ぎてコンクリート舗装道へ出る。
石垣沿い
トタン小屋
ミカン畑になり途中いくつか分岐があるが、主道を下っていくと広域農道へ出た。
ミカン畑から嵩山を仰ぐ
コン舗装道
広域農道出合い(逆方向)
● ~帯石観音~駐車地
広域農道をたどり帯石観音へ立ち寄るが、日暮れが迫ったのでお参りはまたの機会とし、駐車地まで急ぐ。
石仏(道しるべ)
へんろ道石標(逆方向)
帯石観音
■山名について
◆鹿ヶ城(ししがじょう)
『風土注進案』久賀村に、「高サ直立五丁拾七間、村の西南に有之、南ハ嘉納山北は眺望峯に続き、周廻難相知候事」とある。
嘉納山と文殊山の間にはいくつかのピークがあり、どの山に特定するか迷う。地形図上では650mピークが二つあり、津原川の源流部と見られるのは文殊山寄りのピークで、行政作製図によればこのピークがわずかに高い。
一方、もうひとつのピークは嘉納山と文殊山との中間点にあり、『防長山野へのいざない』ではこちらを鹿ヶ城とされている。
地下上申絵図をあたれば明確に特定できるのかもしれないが、今回調査はできなかった。
◆唐交合(からつがい)
『地下上申』久賀村明細図添書の隣村境書に「からつがひ山之頭」の名が見える。『風土注進案』久賀村には、「高サ直立五町四間半、村の南に有之、山勢西南ハ嘉納に続き東ハ嶽に続キ周廻難相知御座候事」とある。
620mの平坦ピークが連続する山域でどこが山頂か迷うが、行政作製図では630mの等高線が記載され最高処と思われる展望所のピークを山頂とした。
なお注進案の山川之形勢之事に「津原川唐交合より出」の記述があるが、津原川は文殊山と嘉納山の間を源流としており誤りと思われる。
◆六郎ヶ谷頭
『地下上申』久賀村明細図添書の隣村境書にその名がある。
『風土注進案』久賀村には、宮崎川の記述に「源、山田之内六郎より出、…」とあり、宮崎川の源流部の山であることがわかる。
また、同書の山野の項に「同所(山田)之内六郎」を見る。
630mピークからは650mピーク(鹿ヶ城?)・嘉納山・唐交合・嵩山と縦走、遊歩道を岩屋観音まで下り、古い参道をたどって東南麓の塩宇側へ降りた。(2018.12.30)
嘉納山付近から嵩山
(1,2クリックで拡大)
●展望広場(駐車地)~林道終点
先日と同じ展望広場の駐車場に車を置く。
向かいの舗装林道に取り付き、小広場で舗装が終わると、すぐ先の石標の分岐で直進する。この先林道は崩壊による狭小箇所や倒木で車両の通行はできないが、歩くぶんには支障はない。
駐車地
林道・石垣沿い
竹林沿い
小広場・舗装終わり
分岐・石標
林道
嵩山
崩落箇所
植林沿い
植林地を過ぎると視界が開けササ被りの道となる。
視界が開ける
ササ道
ササヤブ
ササ道
暗渠部分で対岸へ移り、右へ支尾根を巻きながら谷を詰めると、岩が立ち塞がり林道が終わる。
暗渠
石垣
右へ巻く林道
林道
林道
石積・朽ちた丸木橋
林道終点・岩
● ~630mピーク
岩を越え、踏み跡を少したどって棚田跡の段上へ出て、左の植林尾根へ取り付く。
踏み跡
棚田跡の段上
支尾根に取り付く
急登すると一旦タケ交じりの平坦地へ出て、さらに登り切ると520mあたりで左からの支尾根と合流する。少し進むと土盛りの終端部に出合う。
植林尾根
雑木
タケ交じり・平坦尾根
石杭
植林・アオキ
520m支尾根合流点
土盛り終端部
アオキが茂る植林尾根を土盛りに沿って登ると林道へ抜ける。林道を横切り、先日とは逆ルートで上がると630mピークで縦走路の登山道に出る。
土盛り
土盛り
林道出合い・尾根取り付き
土盛り
土盛り
630mピーク・道標・登山道
● ~650mピーク(鹿ヶ城?)~嘉納山
登山道を左に取り嘉納山をめざす。
すぐの鞍部で左の巻き道となる登山道と別れ、尾根上へ続く土盛りに沿って植林境登ってみる。上方で土盛りは不明瞭になり、650mの平坦ピーク(鹿ヶ城?)へ着く。アオキが茂り、展望はない。
土盛り・登山道
610m鞍部・登山道(巻き道)
土盛り・植林沿い
土盛り(不明瞭)
650mピーク(鹿ヶ城?)
平坦尾根を少し進み、一段低くなったあたりから南方向の尾根を下る。こちらには土盛りらしきものは見当たらない。登山道へ出るとまもなく道標のある610m鞍部へ着く。
支尾根分岐点
植林沿い・下り
610m鞍部
登山道をたどり、二等三角点「加納山」を右に過ごすと嘉納山山頂に着く。
先客に二人の男の子を連れた男性がおられた。地元のご出身で福岡から来られたという。文殊山から縦走し、源明山まで往復したあと嵩山へ向かうとのこと。
お子さんに、「30分ごとにアメをしゃぶるとバテないよ」といったアドバイスをされていた。
巻き道・植林沿い
三角点ピーク付近
二等三角点
嘉納山山頂
平郡島
馬の背・皇座山
久賀の町・東郷山
唐交合・浮島
● ~620m平坦ピーク(唐交合)
ずいぶんと久しぶりに嵩山をめざす。
途中、「四境の役三ツ石古戦場」案内板、周辺に散在する第二次世界大戦の戦時遺構や集塊岩を見ながら下る。
源明山への分岐・道標
登山道・集塊岩
「四境の役三ツ石古戦場」説明板
集塊岩(裏側)
コンクリート施設(戦時遺構)
戦時遺構
「屋代島の地質」説明板
集塊岩(逆方向)
左に東屋を過ごすと鞍部で舗装林道と出合う。コンクリート施設(背後に通信塔)のある平坦ピーク①を越え、右に鉄塔を過ごすと東屋の展望台がある620m平坦ピーク②(唐交合)に着く。展望は樹間に嵩山が望める程度。
東屋
舗装林道出合い・道標
620mピーク①・コン施設・通信塔
620mピーク②(唐交合)・東屋
樹間に嵩山
道標
● ~492mピーク(六郎ヶ谷頭)~嵩山
しばらく緩やかなアップダウンの尾根が続き、そのあとぐんぐん高度を下げ降っていく。これをまた登り返すのかと思うといささかうんざりしてくる。
492mピーク(六郎ヶ谷頭)を越えると車道に出る。
登山道
620mピーク③
急な下り
植林沿い
道標・492mピーク(六郎ヶ谷頭)
竹林沿い
車道出合い・道標
車道を進み、「長寿の森」の看板が立つ分岐で車道をわかれ遊歩道に進む。分岐を左に取り、ジグザグに登っていくと車道と合流する。
遊歩道分岐・長寿の森案内板
「長寿の森」案内板(拡大)
遊歩道
遊歩道
車道出合い(逆方向)
車道をたどると通信施設やランチャー台のある嵩山山頂へ着く。
車で上がってきたらしい数組の若者たちが写真撮影に興じている。展望台に上がってみたらアベックがいたので早々に失礼した。四等等三角点「嵩山」は展望台のすぐ先にある。
東屋・トイレ・駐車場
山頂部(ランチャー台・展望台・通信施設)
安下崎・平郡島(展望台から)
源明山
嘉納山・唐交合
銭壷山
三角点山頂
四等三角点
● ~展望テラス~鼻たれ岩~岩屋観音
「展望テラス」の道標に従い遊歩道を降りてみた。
展望テラスからは遮るものがない絶景が堪能できる。南半面の展望だが、山頂の展望台は電線等で景色が損なわれるので、せっかく山頂まで上がったのならここまで足を延ばすとよい。
東屋・道標
遊歩道
展望テラス
柱島・浮島
大見山
白木山・佐連山
伊崎山・竜崎
甲山
安下崎
平郡島
源明山
遊歩道をさらに下ってみる。分岐が数箇所あり、道標があるもののわかりづらい。
途中、岩屋観音をめざすつもりで枝道に入ったら、水滴がしたたる異様な岩にでくわす。ツララも垂れている。あとで案内図を調べてみたら「鼻たれ岩」だった。
遊歩道
遊歩道・道標
分岐・道標「中腹出口」
遊歩道
分岐・道標
鼻たれ岩
鼻たれ岩(下から)
もとの分岐に戻り、遊歩道をさらに下っていくと岩屋観音に出た。左手から上に登ると奥の院があるようだ。
まもなく数名の若者たちが車道側の遊歩道からやってきた。
分岐・道標
岩屋観音
岩屋(拡大)
● ~広域農道
観音の前から明瞭な石段が付いていたので降りてみることにする。「こっちからも上がれるのね」という声が後ろから聞こえてきた。
石段が終わるとまもなく道が不明瞭となる。崩れたようだ。仕方なく谷沿いに下っていると踏み跡が現われ、明瞭な山道となった。
石段
道不明瞭となる
山道現わる
巻き加減に道を下っていくと支尾根上で右上に石垣が現われ、ふたたび道が不明瞭となった。
山道
上方の石垣
タケが交じる尾根を下っていくと棚田跡の段状地となり、すぐに溝道と出合う。下るとももなく石垣沿いの道となり、幅広道に出る。
支尾根を下る
溝道出合い(逆方向)
石垣(逆方向)
山道
幅広道出合い(逆方向)
道を右に取り、石垣沿いに進むとトタン小屋を過ぎてコンクリート舗装道へ出る。
石垣沿い
トタン小屋
ミカン畑になり途中いくつか分岐があるが、主道を下っていくと広域農道へ出た。
ミカン畑から嵩山を仰ぐ
コン舗装道
広域農道出合い(逆方向)
● ~帯石観音~駐車地
広域農道をたどり帯石観音へ立ち寄るが、日暮れが迫ったのでお参りはまたの機会とし、駐車地まで急ぐ。
石仏(道しるべ)
へんろ道石標(逆方向)
帯石観音
■山名について
◆鹿ヶ城(ししがじょう)
『風土注進案』久賀村に、「高サ直立五丁拾七間、村の西南に有之、南ハ嘉納山北は眺望峯に続き、周廻難相知候事」とある。
嘉納山と文殊山の間にはいくつかのピークがあり、どの山に特定するか迷う。地形図上では650mピークが二つあり、津原川の源流部と見られるのは文殊山寄りのピークで、行政作製図によればこのピークがわずかに高い。
一方、もうひとつのピークは嘉納山と文殊山との中間点にあり、『防長山野へのいざない』ではこちらを鹿ヶ城とされている。
地下上申絵図をあたれば明確に特定できるのかもしれないが、今回調査はできなかった。
◆唐交合(からつがい)
『地下上申』久賀村明細図添書の隣村境書に「からつがひ山之頭」の名が見える。『風土注進案』久賀村には、「高サ直立五町四間半、村の南に有之、山勢西南ハ嘉納に続き東ハ嶽に続キ周廻難相知御座候事」とある。
620mの平坦ピークが連続する山域でどこが山頂か迷うが、行政作製図では630mの等高線が記載され最高処と思われる展望所のピークを山頂とした。
なお注進案の山川之形勢之事に「津原川唐交合より出」の記述があるが、津原川は文殊山と嘉納山の間を源流としており誤りと思われる。
◆六郎ヶ谷頭
『地下上申』久賀村明細図添書の隣村境書にその名がある。
『風土注進案』久賀村には、宮崎川の記述に「源、山田之内六郎より出、…」とあり、宮崎川の源流部の山であることがわかる。
また、同書の山野の項に「同所(山田)之内六郎」を見る。
2019-01-02 22:46
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