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△奥山・烏山(美祢市豊田前町麻生下) [県北部の山]

前回(11月5日)は障子ヶ垰から烏山まで縦走したので、逆に北西側から尾根伝いに烏山まで縦走してみた。
270.5mピークまでは植林尾根を登り、261mピーク付近は西側斜面が広く伐採されている。ひどいヤブはないものの総じてやや荒れたルートである。
帰路は山頂南東側の鞍部から踏み跡をたどって北側の植林谷を下り、林道へ出た。(2017.11.12)
IMG_2670 254mピーク・270.5mピーク.JPG六区集落より254mピーク・270.5mピーク
IMG_2672烏山・かやヶ浴山.JPG烏山・かやが浴山
烏山.jpeg(1,2クリックで拡大)

●駐車地~△奥山
レークスワンカントリー倶楽部ゴルフ場入口から県道をやや東へ向かったところに広い駐車スペースがある。
作業道に取り付き、右に作業所跡、左に墓を過ごし、峠から右の尾根に取り付き、植林境を登る。
IMG_2553駐車地・作業道入口.JPG駐車地・作業道入口
IMG_2554作業道.JPG作業道
IMG_2555公社造林看板.JPG公社造林看板
IMG_2556峠・取り付き斜面.JPG峠・取り付き
IMG_2557植林境尾根.JPG植林境尾根

タケ交りの急な斜面を登り切ると勾配が緩み、シダがやや被る植林尾根を登る。
IMG_2559タケ交じり急斜面.JPGタケ交じり急斜面
IMG_2560 170m支尾根合流点.JPG170m支尾根合流点
IMG_2561植林境.JPG植林境
IMG_2562植林・シダ尾根.JPG植林・シダ尾根
IMG_2563 230m支尾根合流点.JPG230m支尾根合流点

最後は尾根上に残るヤブ加減の雑木尾根を登り切ると四等三角点(点名「奥山」)のある270.5mピークに着く。数m西側には石杭がある。
IMG_2564ヤブ気味雑木尾根.JPGヤブ気味雑木尾根
IMG_2566 三角点ピーク.JPG270.5mピーク・三角点
IMG_2568石杭.JPG石杭

●~254mピーク~伐採尾根出合い
方向を確認して雑木交じりの植林尾根を下り、240mピークを越え、雑木尾根を登り切って平坦尾根を少し進むと254m平坦ピークへ着く。
IMG_2569雑木交じり植林境尾根・下り.JPG雑木交じり植林境尾根・下り
IMG_2570植林境尾根.JPG植林境尾根
IMG_2571 220m鞍部.JPG220m鞍部
IMG_2572 240mピーク.JPG240mピーク
IMG_2573雑木尾根・鞍部.JPG雑木尾根・鞍部
IMG_2574雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
IMG_2575 250m支尾根合流点.JPG250m支尾根合流点
IMG_2576 254m平坦ピーク.JPG254m平坦ピーク

鞍部からタケが交じりはじめ、雑木ヤブの平坦尾根が続く。
IMG_2577雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り
IMG_2578タケ交じり鞍部.JPGタケ交じり鞍部
IMG_2579タケ交じり平坦尾根.JPGタケ交じり平坦尾根

雑木を主体とした平坦尾根をさらにたどり、鞍部から登り返すと、突然作業道と出合い、西側に伐採斜面が広がる。
IMG_2581平坦尾根.JPG平坦尾根
IMG_2582 230m支尾根合流点・植林出合い.JPG230m支尾根合流点・植林出合い
IMG_2583雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り
IMG_2584植林境・鞍部.JPG植林境・鞍部
IMG_2585雑木平坦尾根.JPG雑木平坦尾根
IMG_2586 210m支尾根合流点.JPG210m支尾根合流点
IMG_2587雑木尾根鞍部.JPG雑木尾根鞍部
IMG_2588伐採尾根・作業道出合い.JPG伐採斜面・作業道出合い

作業道を南へたどってみると、さらにひとつ南側の谷も広く伐採され作業道が枝分かれし延びていた。
IMG_2589右斜面の作業道.JPG西側伐採斜面の作業道
IMG_2590 作業道上から270.5m・254mピーク.JPG作業道から270.5m・254mピークを望む
IMG_2591華山・鷹ノ子山.JPG華山・鷹ノ子山
IMG_2592かやヶ浴山.JPGかやが浴山

●~261mピーク~かやが浴山
縦走路へ戻り、伐採沿いに登り、植林境を登り切るとまもなく250mピークへ出る。
IMG_2594植林境・上り.JPG植林境・上り
IMG_2595 250mピーク.JPG250mピーク

さらに伐採沿いに尾根を下り、鞍部を登り返すと雑木に囲まれた261mピークへ着く。伐採尾根側へ出ると西半面の展望が広がる。
IMG_2597伐採境の雑木尾根・下り.JPG伐採境の雑木尾根・下り
IMG_2598伐採境・下り.JPG伐採境・下り
IMG_2599伐採境尾根・作業道・上り.JPG伐採境尾根・作業道
IMG_2600伐採境.JPG伐採境
IMG_2602 261mピーク.JPG261mピーク
IMG_2603伐採境尾根・下り.JPG伐採尾根
IMG_2605伐採尾根から古烏帽子山(奥).JPG伐採尾根から古烏帽子山(奥)
IMG_2606豊ヶ岳.JPG豊ヶ岳

作業道を避けて伐採沿いに急勾配の雑木尾根を下ると鞍部へ出る。右の谷方向へ作業道が下っている。
IMG_2608伐採境・下り.JPG伐採境・下り
IMG_2609伐採境・下り.JPG伐採境・下り
IMG_2610伐採境・鞍部.JPG伐採境鞍部・作業道

伐採帯と分かれ、雑木尾根を登り返す。250m、310mと支尾根分岐を確認しながら登ると標高330mのかやが浴山山頂へ着く。小コン杭「美祢市」を見る。展望は得られない。
IMG_2612伐採境・上り.JPG伐採境・上り
IMG_2613雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
IMG_2615タケ交じり.JPGタケ交じり
IMG_2616 250m支尾根合流点.JPG250m支尾根合流点
IMG_2617雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
IMG_2618 310m支尾根合流点.JPG310m支尾根合流点
IMG_2619 330mピーク(かやが浴山)・小コン杭.JPGかやが浴山山頂

●~烏山
東へ方向を変え雑木尾根を下り、鞍部を登り返す。310m支尾根合流点で小コン杭を確認し、荒れた雑木尾根を右に逃げながら登る。
IMG_2621雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り
IMG_2622雑木平坦尾根・下り.JPG雑木平坦尾根・下り
IMG_2623鞍部.JPG鞍部
IMG_2624 310m支尾根合流点・小コン杭.JPG310m支尾根合流点・小コン杭
IMG_2625雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_2626右の小谷へ逃げる.JPG右の小谷へ逃げる

330mで左の支尾根と合わせ、雑木尾根を登り切ると360m平坦尾根へ出る。
右折し、雑木ヤブ尾根を進むと一週間ぶりの烏山山頂に着く。
IMG_2628雑木ヤブ尾根.JPG330m支尾根合流点
IMG_2629雑木尾根.JPG雑木尾根
IMG_2630 360m平坦尾根.JPG360m平坦尾根
IMG_2631雑木ヤブ尾根.JPG雑木ヤブ尾根
IMG_2634烏山山頂・三角点.JPG烏山山頂・三角点

●~山道出合い
帰路は東へ雑木尾根を下り、植林頂部へ出る。植林境鞍部から雑木尾根を340m鞍部へ下り、北側の植林谷を下る。林業従事者のものと思われる踏み跡が付いており、これをたどる。
IMG_2635植林頂部へ出る.JPG植林頂部へ出る
IMG_2637植林境鞍部.JPG植林境鞍部
IMG_2638雑木尾根340m鞍部.JPG340m鞍部
IMG_2639植林谷・踏み跡.JPG植林谷・踏み跡
IMG_2640植林谷.JPG植林谷

左の谷へ向かう踏み跡を分けるとまもなく溝に丸太が数本渡された分岐がある。(踏み跡の先はシダが被っているので、分岐とわからず見過ごしやすい。そのまま直進して下っていくと、溝上の伐採木をまたぎながら進まざるを得なくなり難渋するので、早めに溝の左上に付けられた踏み跡に出た方がよい)
溝を渡り、シダを分けながら踏み跡を下っていくと、次第に山道らしくなる。
IMG_2642踏み跡分岐.JPG踏み跡分岐
IMG_2647踏み跡分岐点(沢渡り①).JPG沢(溝状)渡り①
IMG_2648踏み跡.JPG踏み跡
IMG_2649踏み跡.JPG踏み跡
IMG_2650山道.JPG明瞭道

沢を渡るとふたたび踏み跡状になる。すぐの分岐を右に取り下っていき、沢を続けて二つ渡ると山道に出る。
IMG_2651沢渡り②.JPG沢渡り②
IMG_2652踏み跡分岐.JPG踏み跡分岐
IMG_2654踏み跡.JPG踏み跡
IMG_2655踏み跡.JPG踏み跡
IMG_2656沢渡り③.JPG沢渡り③
IMG_2657沢渡り④.JPG沢渡り④
IMG_2659山道.JPG山道

●~林道入口
山道を左に取り棚田跡沿いを下っていくと、幅広道となり小広場へ出る。林道をたどって下り、トタン柵をまたぐと舗装道へ出る。
IMG_2659山道.JPG山道
IMG_2660山道.JPG山道
IMG_2663石垣(逆方向).JPG棚田跡の石垣(逆方向)
IMG_2664幅広道.JPG幅広道
IMG_2665小広場.JPG小広場
IMG_2666林道.JPG林道
IMG_2667コン橋.JPGコン橋
IMG_2668トタン柵.JPGトタン柵・集落道出合い

●~駐車地
六区集落を抜け、近道をして峠越えする。地形図に神社マークがあったので立ち寄ってみたが、最高処には墓が二基あり神社らしきものは見当たらなかった。
IMG_2669 254mピーク.JPG254mピーク
IMG_2671石仏.JPG石仏

■山名考

◆ △奥山
三角点の名称は通常近くの字名から採られることが多いようだが、『点の記』から判断すると、この「奥山」というのは土地所有者名に拠ったものと思われる。
また点の記には、三角点所在地の字名は「勢免ヶ岳」とある。
『角川日本地名大辞典 山口県』小字一覧の美祢市麻生下の項にも「勢免ヶ嵩」の字名が見え、ほかに「瀬免」という字名も見えることから、瀬免(=勢免?)の地の上方の地あたりを勢免ヶ岳と呼ぶのかもしれない。
なお、『防長地下上申』麻生村隣村境目書には勢免ヶ岳の名はなく、「とびが巣山」が見え、これが四等三角点の山に当るのではないかと推測する。



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