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堂ヶ岳(長門市渋木) [県北部の山]

堂ヶ岳の登山道は、南麓の今出側と北麓の黒川側からの、それぞれ2コースが一般的に知られているが、今回は、夕ヶ垰ルートと林道鈩大垰(たたらおおとう)線の峠ルートを歩いてみた。
いずれも以前歩いているが、数年経過したので、その後の状況を確認することにした。
堂ヶ岳(11.11.12).JPG (クリックで拡大)
P1030122徳仙山遠望(谷の上部に覗く).JPG大垰から徳仙山方面

大垰集落を起点に林道に入る。庚申塚を右に過ごすと未舗装道となる。
P1030048庚申塚.JPG庚申塚
P1030050林道.JPG林道

林道分岐を左に取り、やがて堀割状の夕ヶ垰に着く。「地下上申」には「遊か垰」や「ゆうか垰」の名が見える。今出側の集落名に「夕ヶ峠」があり、こちらからも林道が峠まで上がっている。集落名は峠の名に由来するのだろう。
P1030051林道分岐(左へ).JPG林道分岐(左へ)
P1030054夕ヶ垰.JPG夕ヶ垰

スギ植林尾根に取り付き、植林境の尾根を登る。
P1030057尾根上の境界石柱(西市所有林).JPG尾根上の境界石柱(西市所有林)

平坦尾根に出ると、右に伐採谷が広がる。
P1030060伐採谷.JPG伐採谷

少し先の伐採ピークからは雁飛山が望める。
P1030061伐採ピーク.JPG伐採ピーク

401mピークを越え、ヒノキ植林境尾根を登ると、雑木尾根に変わる。
P1030063植林境尾根.JPG植林境尾根
P1030068植林境尾根.JPG植林境尾根
P1030072雑木尾根(ヤブツバキのトンネル).JPG雑木尾根

登り切って主稜線に出ると左が「徳仙山」山頂である。「地下上申」には、「徳仙山」(今出村)、「とくせんの頭」(俵山村)、「徳善山」(渋木村)が出てくるが、ここでは「徳仙山」を採用した。徳仙と言えば華山の徳仙の滝を思い出す。
P1030074徳仙山山頂.JPG徳仙山山頂

山頂は伐採広場となっており、地籍図根三角点がある。展望はよくないが、主稜線前方に堂ヶ岳の頂部が覗く。
P1030076徳仙山頂より堂ヶ岳山頂を望む.JPG徳仙山山頂より堂ヶ岳を望む
P1030085徳仙山頂から樹間越しに三ツ頭方面.JPG樹間越しに三ツ頭

小休止後堂ヶ岳を目指す。緩やかな雑木尾根を落葉の絨毯を踏みながら進むと、ほどなく堂ヶ岳山頂に着く。
二等三角点が設置された山頂は、雑木が伸び、展望は優れない。
P1030077縦走尾根(落ち葉の絨毯).JPG縦走尾根
P1030080堂ヶ岳山頂(西側より).JPG堂ヶ岳山頂

徳仙山まで戻り、そのまま主稜線をたどって林道鈩大垰線の峠をめざす。雑木主体の歩きやすい尾根が続く。

P1030087雑木尾根.JPG雑木尾根
P1030090雑木尾根.JPG雑木尾根

556mピークは最近コンクリート製の四等三角点(名称は「堂ヶ岳北」)が設置され、新しい地形図には557.1mと記されている。伐採広場となり、低木に囲まれ展望はない。
ここから北側にはいくつもの支尾根が分岐し、雑木疎林ヤブとなっているので、尾根道が不明瞭で分かりずらく、慎重に方向を定める必要がある。
P1030091 556mピーク(新設四等三角点).JPG三角点ピーク

その先も雑木尾根が続くが、小ピークから支尾根がいくつも分岐し、道も不明瞭な箇所があるので、迷い込まないように注意を要する。
P1030095雑木疎林尾根.JPG雑木疎林尾根

500mピークで突然防獣ネットの柵に出会う。柵沿いに歩きやすいところを選びながら進む。
P1030097防獣ネット.JPG防獣ネット柵

植林境のヤブ尾根となり、ネットが支尾根方向へ変わり解放されると、林道のり面の頂部を歩くようになる。
P1030104法面頂部境界.JPG法面頂部
P1030102法面頂部境界から三ツ頭方面.JPG法面頂部から三ツ頭方面

鞍部で左の小谷へ下れば林道に出る。
P1030105林道合流点.JPG林道合流部

そのまま林道を山中峠まで下って戻ることもできるが、カヤ等でやや荒れ加減の作業道西鈩線に入り、終点まで下る。
P1030106砂利の荒れ作業道へ入る.JPG作業道へ入る
P1030110作業道終点.JPG作業道終点

終点からは進行方向の雑木尾根に進む。
P1030111尾根境道.JPG雑木尾根

スギ谷に下り、最後は棚田跡の3mほどある石垣を降りて、小川を渡り、対岸の林道に出る。
P1030113スギ谷.JPGスギ谷
P1030116棚田跡石垣(3m).JPG棚田跡石垣

なお、夕ヶ峠集落を起点に、夕ヶ垰ルートと今出側のコースを組み合わせれば、周回コースが取れる。