千代ヶ岳(萩市三見) [県北部の山]
おめでたい山名ということで年末から年始にかけ何度か歩いたので報告したい。南麓の床並側や北麓の萩三隅道路にできた「道の駅さんさん三見」を足がかりに数ルートを探索し、少し欲張って日尾山まで足をのばしてみた。
千代ヶ岳の山名については地元の方もご存じなく、逆にこちらが尋ねられた。数年前に地籍調査が入ったとのことで、所々にピンクのテープが付いている。(2010.12.18, 12.23、2011.01.22)
「さんさん三見」から山頂を遠望
(クリックで拡大)
床並側のAルートは林道に入ってすぐの谷(車庫の裏)から右の山道に入る(左の竹林に向かう山道は奥で行き止まり)。幅広の山道が消失する所から左の尾根鞍部に上がり、左に巻く踏み跡が竹林の谷で消えるあたりで今度は右の尾根に取り付き(踏み跡なし)、後は雑木ヤブ尾根伝いに山頂まで行ける。
Aルート登山口
雑木尾根
Bルートは、床並集落を始点とする林道の途中から右の尾根鞍部に上がり、ヤブ尾根伝いに山頂までたどるルートで、鞍部へ上がる道が2つある。B-1の道は鞍部まで明瞭だが、残念ながら入口から20mほどが竹林で潰れており、上りで見付けるのはまず困難(下りの場合、消失箇所から5mほど法面を下ると林道に降り立つ)。B-2の道も支谷で林道から分岐するが、注意しないとそのまま林道を進んでしまう。尾根上のB-3部分は測量時の切り開きが残っているので何とか歩けるが、B-4の鞍部からの取り付き付近はヤブ化して分かりずらくなっている。
林道から山頂部がのぞく
林道
雑木尾根
北麓からのCルートは下山時に見付けたもので、標高230mあたりの山道分岐やその後の巻き道から植林帯を直登する部分は、測量テープはあるものの分かりずらいだろう。上部は感じのいい雑木尾根が続き、山頂手前でBルートと合流する。道がはっきりしているので、うっかりするとBルートへの下山時にこちらへ迷い込む。なお、登山口は高架の新設道路ができた関係で大きく迂回し、法面に付けられたコンクリート道を上がることになる(ショートカット道もあるが迂回した方が無難だろう)。
雑木尾根
Dルートは谷あいに残る細々とした旧山道を辿る。棚田跡を越えていくと中腹で連滝(大きい方は6、7mあり)に出会う。上方では道も消失し支谷に入り込みやすいので、要注意。ヤブを抜けると325m小ピークの東側鞍部でBルートと合流する。
連滝
Eルートは明石集落から林道明石線に入る(高架橋下に駐車地あり)。舗装が切れたあたりから倒竹木の荒れ林道となり消失するため、地籍調査時の踏み跡に逃げ込みながら進む羽目となる。谷が三方向に分岐する地点で調査テープは右の尾根方向に変わるので注意を要する。倒木ヤブを抜けながら左の谷を進むと、B-2、3ルートの合流点手前の鞍部に出る。このあたりは旧山道や踏み跡が輻輳するので、しっかりと地図読みしないととんでもない方向へ迷い込みがちである。ここから尾根の踏み跡を右に取ると日尾山への縦走路となる(ヤブ山に慣れた人なら測量時の切り開きなどが残るので、縦走可能)。旧山道の巻き道の方に進むとすぐにBー2、3ルートの合流点鞍部に出る。
林道明石線起点
林道
荒れ林道
いずれのルートも基本的にはヤブ道なのでそれなりの心構えが必要。一番歩きやすいのを強いて挙げれば、Aルートだろう。次はCルート。いざない第3集で紹介された三見市からのルートは今回歩いていない。山頂から覗いた限りではテープ類は見あたらず、最近歩かれた様子はない。なお、コンクリート製の四等三角点が平成14年に設置されている。展望は相変わらずない。所要時間はAルートで約1時間。
千代ヶ岳山頂
積雪の山頂
また、床並集落近くにはめがね橋や一里塚があり一見の価値がある(駐車地あり)。
めがね橋と一里塚
森神社
千代ヶ岳の山名については地元の方もご存じなく、逆にこちらが尋ねられた。数年前に地籍調査が入ったとのことで、所々にピンクのテープが付いている。(2010.12.18, 12.23、2011.01.22)
「さんさん三見」から山頂を遠望
(クリックで拡大)
床並側のAルートは林道に入ってすぐの谷(車庫の裏)から右の山道に入る(左の竹林に向かう山道は奥で行き止まり)。幅広の山道が消失する所から左の尾根鞍部に上がり、左に巻く踏み跡が竹林の谷で消えるあたりで今度は右の尾根に取り付き(踏み跡なし)、後は雑木ヤブ尾根伝いに山頂まで行ける。
Aルート登山口
雑木尾根
Bルートは、床並集落を始点とする林道の途中から右の尾根鞍部に上がり、ヤブ尾根伝いに山頂までたどるルートで、鞍部へ上がる道が2つある。B-1の道は鞍部まで明瞭だが、残念ながら入口から20mほどが竹林で潰れており、上りで見付けるのはまず困難(下りの場合、消失箇所から5mほど法面を下ると林道に降り立つ)。B-2の道も支谷で林道から分岐するが、注意しないとそのまま林道を進んでしまう。尾根上のB-3部分は測量時の切り開きが残っているので何とか歩けるが、B-4の鞍部からの取り付き付近はヤブ化して分かりずらくなっている。
林道から山頂部がのぞく
林道
雑木尾根
北麓からのCルートは下山時に見付けたもので、標高230mあたりの山道分岐やその後の巻き道から植林帯を直登する部分は、測量テープはあるものの分かりずらいだろう。上部は感じのいい雑木尾根が続き、山頂手前でBルートと合流する。道がはっきりしているので、うっかりするとBルートへの下山時にこちらへ迷い込む。なお、登山口は高架の新設道路ができた関係で大きく迂回し、法面に付けられたコンクリート道を上がることになる(ショートカット道もあるが迂回した方が無難だろう)。
雑木尾根
Dルートは谷あいに残る細々とした旧山道を辿る。棚田跡を越えていくと中腹で連滝(大きい方は6、7mあり)に出会う。上方では道も消失し支谷に入り込みやすいので、要注意。ヤブを抜けると325m小ピークの東側鞍部でBルートと合流する。
連滝
Eルートは明石集落から林道明石線に入る(高架橋下に駐車地あり)。舗装が切れたあたりから倒竹木の荒れ林道となり消失するため、地籍調査時の踏み跡に逃げ込みながら進む羽目となる。谷が三方向に分岐する地点で調査テープは右の尾根方向に変わるので注意を要する。倒木ヤブを抜けながら左の谷を進むと、B-2、3ルートの合流点手前の鞍部に出る。このあたりは旧山道や踏み跡が輻輳するので、しっかりと地図読みしないととんでもない方向へ迷い込みがちである。ここから尾根の踏み跡を右に取ると日尾山への縦走路となる(ヤブ山に慣れた人なら測量時の切り開きなどが残るので、縦走可能)。旧山道の巻き道の方に進むとすぐにBー2、3ルートの合流点鞍部に出る。
林道明石線起点
林道
荒れ林道
いずれのルートも基本的にはヤブ道なのでそれなりの心構えが必要。一番歩きやすいのを強いて挙げれば、Aルートだろう。次はCルート。いざない第3集で紹介された三見市からのルートは今回歩いていない。山頂から覗いた限りではテープ類は見あたらず、最近歩かれた様子はない。なお、コンクリート製の四等三角点が平成14年に設置されている。展望は相変わらずない。所要時間はAルートで約1時間。
千代ヶ岳山頂
積雪の山頂
また、床並集落近くにはめがね橋や一里塚があり一見の価値がある(駐車地あり)。
めがね橋と一里塚
森神社