串原山・飛松山〈柿ノ木垰ルート〉(周南市戸田・湯野) [県央部の山]
飛松(とんまつ)山は24年前に石仏の登山口から一度歩いたが、その後遠ざかっていた。「防長山野へのいざない第4集」で紹介されたこともあり、近年少しは人が歩くようになったようだ。
今回は高圧線鉄塔巡視路を利用し稜線へ出て、串原山・飛松山と経由し、大字境を柿ノ木垰まで縦走してみた。(2022.1.29)
飛松山(左端)
串原山
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~鉄塔No.30
県道27号の幅広スペース(バス停跡?)に駐車し、県道を南下。上空に高圧線が架かるところを過ぎると、右手の路肩に「南無阿弥陀仏」と刻まれた石塔がある。側面の字は「浄土妙典経石納塔 享保十八年」と読める。
石塔
夜市川に架かるコンクリート橋を渡って対岸へ移るが、鉄塔巡視路の取り付きを探すのにてこずった。川の土手上の道を左に取り、小屋のところの分岐を右へ入る。トタン小屋を右に過ごし、小川沿いに破線道を進む。「火の用心」の黄マーカーと中電標柱を見て巡視路を確認し安心する。
コン橋
土手上の道
分岐を右へ
ササ沿い
トタン小屋
溝沿いの道
標柱・左へ
左の谷に段状の石垣や取水跡を見ながら狭い谷を詰めると、三つめの標柱で右の斜面に取り付く。
標柱
巡視路・棚田跡沿い
巡視路
左谷の小滝・取水パイプ跡
標柱・右へ
やや不明瞭なところのある巡視路を登り切ると尾根鞍部に出る。右へ少し進むと鉄塔No.30に出合う。
巡視路
石垣
竹林・プラ段
巡視路
標柱・右へ
鉄塔No.30
●~串原山
巡視路を戻り右の巻き道に入る。支尾根へ出て標柱を確認し左折する。右にも明瞭な破線道が下っているが、戸田の町方面へ下る道と思われる。
巡視路・右の巻き道へ
巡視路
標柱(倒)・支尾根出合い・左折
尾根を巻きながら巡視路をたどっていくと、標柱のある支尾根と合流点するところで巡視路は右の尾根へ分かれる。
巡視路
巡視路・巻き道
標柱・巡視路右へ分岐
そのまま巻き道を直進していくと、石積みのある鞍部で尾根を横切る。
分岐・直進
巻き道
石積み・鞍部
明瞭な巻き道をさらに進み、尾根を一つ巻き、白プラ杭が二つ打たれた鞍部で植林境の尾根を右に登る。
巻き道
支尾根を横切る
支尾根鞍部・白プラ杭
植林沿い・上り
標高280mあたりで右の支尾根と合わさり、歩きやすい雑木尾根をひたすら登る。
280m支尾根合流点
雑木尾根
310m、330mと支尾根合流点を確認しながら雑木疎林尾根を登っていく。なお地元で飛松山と言われる280mピークへの大字境の尾根分岐は、気付かずいつのまにか通り過ぎてしまった。
310m支尾根合流点
雑木尾根
330m支尾根合流点
340m支尾根合流点を左に登っていくと四等三角点「湯野」の串原山山頂に着く。展望はない。
340m支尾根合流点
串原山山頂・四等三角点
●~飛松山
飛松山への縦走は、350m前後のアップダウンを繰り返しながら雑木主体の尾根が続く。大字境を示す「大字界」の赤プラ杭がところどころに打たれている。
赤プラ杭「大字界」
雑木尾根
330m①・支尾根合流点
330m➁・支尾根分岐点
雑木尾根
310m鞍部
雑木尾根・上り
350m①・支尾根合流点
350m➁・支尾根分岐点
雑木尾根
途中、地籍図根点のあるあたりが少し雑木ヤブとなっている。設置時等に周辺を伐採した名残りだろう。
340m・地籍図根点
330m鞍部
350m支尾根合流点
雑木尾根・緩い上り
360mピーク①
雑木尾根
360mピーク②
鞍部
350mピーク
雑木尾根
最後は緩い上りであっけなく飛松山山頂へ着く。三等三角点「城方」がある静かな山頂で、ここでも展望は得られない。
飛松山山頂・三等三角点
●~280m①鞍部
帰路も大字境をたどり、柿ノ木垰をめざす。
尾根を下っていくと鞍部近くでタケが現れる。手前の尾根上の幹にテープが巻かれている。石仏のある登山口から上がるルートの合流点だろう。
雑木尾根・下り
350m支尾根分岐点
雑木尾根・下り
320m鞍部・タケ
竹林鞍部を抜け、次の350mピークに着く。湯野・戸田・夜市の大字境で、『地下上申』の境目書によると湯野・戸田村側では「広そうだ山」、夜市村側では「渡内(わたうち)山」とされている。
雑木尾根・上り
350mピーク
さらに雑木尾根のアップダウンを繰り返し、徐々に高度を下げながら下っていく。途中、古道が現れるが、尾根を忠実にたどる。
340m支尾根分岐点
タケ
340m支尾根合流点
330m支尾根分岐点
雑木尾根
320m支尾根合流点
平坦尾根
平坦尾根
平坦尾根
310m平坦ピークを越えて左の谷へ下る道を左に分け、300m小ピークを越えると280m①鞍部に着く。
310m平坦ピーク
300m鞍部
300mピーク
280m鞍部①
●~柿ノ木垰
鞍部から左に戻るように巻き道があるので、305mピーク方向へは向かわず、こちらに進む。
すぐに280m➁鞍部へ着く。谷へ下る巻き道があるが、柿ノ木垰をめざし右(北)の雑木尾根へ取り付く。
巻き道
280m鞍部➁
ここからやや荒れた感じの雑木尾根となる。このあたりからは旧新南陽市境のためか「市町村界」の赤プラ杭を見る。
赤プラ杭「市町村界」
雑木尾根
290mピークで大字境は右(東)へ方向が変わる。鞍部を登り返し、方向を確認しながら290m①・290m➁とピークとたどり、シダをよけて下る。
290mピーク
鞍部
雑木尾根
290m①ピーク
雑木尾根
290m②ピーク
280m支尾根分岐点
薄いシダ尾根
雑木尾根
シダ尾根・左へ逃げる
右下に開発地(?)
勾配がきつくなると右の疎林谷に逃げ込み、最後はスギ植林の平坦地に降り立つ。
右の疎林谷
植林平坦地・下方に車道
県道がすぐ下に見えるが、道路法面がササヤブの急勾配なので、法面沿いに平坦地を右に進むと、果樹などが植えられた農耕地となり、奥の開発地(?)への進入路入口近くへ出る。すぐ先の県道出合いに立入禁止のゲートがある。やむなく柵の横を抜けて県道へ出ると柿ノ木垰である。
農耕地
舗装道出合い(逆方向)
ゲート(逆方向)
柿ノ木垰
●~駐車地
県道を南へ100mほど下ると右手に湯野雨量局と駐車スペースがある。
湯野雨量局
すぐ先のカーブのところから林道が付いており、気になったので上がってみた。植林谷に付けられたやや荒れたコンクリート舗装の道を登っていくと、右にトタン小屋があり平坦地へ出る。前方はカヤが茂る荒地となっており耕作地跡と思われる。ここから未舗装道に変わり、右の尾根沿いに幅広の明瞭な道が続いている。280m➁鞍部あたりへ通じる可能性があると思ったが、今日のところはここで探索をやめた。
林道入口
コン舗装林道
トタン小屋
荒れ地
幅広山道
県道へ戻り、すぐ先の破線道に入る。舗装道となっており、途中から展望が開け、湯野観音岳などの山並みをを見ながらのんびり歩くと行田(ゆきた)集落へ出た。湯野の町並みを抜けて駐車地へ戻る。
車道分岐
車道
湯野観音岳
石仏・飛松山登山口
天狗の碑・「天狗松伝説」案内板
案内板(拡大)
今回は高圧線鉄塔巡視路を利用し稜線へ出て、串原山・飛松山と経由し、大字境を柿ノ木垰まで縦走してみた。(2022.1.29)
飛松山(左端)
串原山
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~鉄塔No.30
県道27号の幅広スペース(バス停跡?)に駐車し、県道を南下。上空に高圧線が架かるところを過ぎると、右手の路肩に「南無阿弥陀仏」と刻まれた石塔がある。側面の字は「浄土妙典経石納塔 享保十八年」と読める。
石塔
夜市川に架かるコンクリート橋を渡って対岸へ移るが、鉄塔巡視路の取り付きを探すのにてこずった。川の土手上の道を左に取り、小屋のところの分岐を右へ入る。トタン小屋を右に過ごし、小川沿いに破線道を進む。「火の用心」の黄マーカーと中電標柱を見て巡視路を確認し安心する。
コン橋
土手上の道
分岐を右へ
ササ沿い
トタン小屋
溝沿いの道
標柱・左へ
左の谷に段状の石垣や取水跡を見ながら狭い谷を詰めると、三つめの標柱で右の斜面に取り付く。
標柱
巡視路・棚田跡沿い
巡視路
左谷の小滝・取水パイプ跡
標柱・右へ
やや不明瞭なところのある巡視路を登り切ると尾根鞍部に出る。右へ少し進むと鉄塔No.30に出合う。
巡視路
石垣
竹林・プラ段
巡視路
標柱・右へ
鉄塔No.30
●~串原山
巡視路を戻り右の巻き道に入る。支尾根へ出て標柱を確認し左折する。右にも明瞭な破線道が下っているが、戸田の町方面へ下る道と思われる。
巡視路・右の巻き道へ
巡視路
標柱(倒)・支尾根出合い・左折
尾根を巻きながら巡視路をたどっていくと、標柱のある支尾根と合流点するところで巡視路は右の尾根へ分かれる。
巡視路
巡視路・巻き道
標柱・巡視路右へ分岐
そのまま巻き道を直進していくと、石積みのある鞍部で尾根を横切る。
分岐・直進
巻き道
石積み・鞍部
明瞭な巻き道をさらに進み、尾根を一つ巻き、白プラ杭が二つ打たれた鞍部で植林境の尾根を右に登る。
巻き道
支尾根を横切る
支尾根鞍部・白プラ杭
植林沿い・上り
標高280mあたりで右の支尾根と合わさり、歩きやすい雑木尾根をひたすら登る。
280m支尾根合流点
雑木尾根
310m、330mと支尾根合流点を確認しながら雑木疎林尾根を登っていく。なお地元で飛松山と言われる280mピークへの大字境の尾根分岐は、気付かずいつのまにか通り過ぎてしまった。
310m支尾根合流点
雑木尾根
330m支尾根合流点
340m支尾根合流点を左に登っていくと四等三角点「湯野」の串原山山頂に着く。展望はない。
340m支尾根合流点
串原山山頂・四等三角点
●~飛松山
飛松山への縦走は、350m前後のアップダウンを繰り返しながら雑木主体の尾根が続く。大字境を示す「大字界」の赤プラ杭がところどころに打たれている。
赤プラ杭「大字界」
雑木尾根
330m①・支尾根合流点
330m➁・支尾根分岐点
雑木尾根
310m鞍部
雑木尾根・上り
350m①・支尾根合流点
350m➁・支尾根分岐点
雑木尾根
途中、地籍図根点のあるあたりが少し雑木ヤブとなっている。設置時等に周辺を伐採した名残りだろう。
340m・地籍図根点
330m鞍部
350m支尾根合流点
雑木尾根・緩い上り
360mピーク①
雑木尾根
360mピーク②
鞍部
350mピーク
雑木尾根
最後は緩い上りであっけなく飛松山山頂へ着く。三等三角点「城方」がある静かな山頂で、ここでも展望は得られない。
飛松山山頂・三等三角点
●~280m①鞍部
帰路も大字境をたどり、柿ノ木垰をめざす。
尾根を下っていくと鞍部近くでタケが現れる。手前の尾根上の幹にテープが巻かれている。石仏のある登山口から上がるルートの合流点だろう。
雑木尾根・下り
350m支尾根分岐点
雑木尾根・下り
320m鞍部・タケ
竹林鞍部を抜け、次の350mピークに着く。湯野・戸田・夜市の大字境で、『地下上申』の境目書によると湯野・戸田村側では「広そうだ山」、夜市村側では「渡内(わたうち)山」とされている。
雑木尾根・上り
350mピーク
さらに雑木尾根のアップダウンを繰り返し、徐々に高度を下げながら下っていく。途中、古道が現れるが、尾根を忠実にたどる。
340m支尾根分岐点
タケ
340m支尾根合流点
330m支尾根分岐点
雑木尾根
320m支尾根合流点
平坦尾根
平坦尾根
平坦尾根
310m平坦ピークを越えて左の谷へ下る道を左に分け、300m小ピークを越えると280m①鞍部に着く。
310m平坦ピーク
300m鞍部
300mピーク
280m鞍部①
●~柿ノ木垰
鞍部から左に戻るように巻き道があるので、305mピーク方向へは向かわず、こちらに進む。
すぐに280m➁鞍部へ着く。谷へ下る巻き道があるが、柿ノ木垰をめざし右(北)の雑木尾根へ取り付く。
巻き道
280m鞍部➁
ここからやや荒れた感じの雑木尾根となる。このあたりからは旧新南陽市境のためか「市町村界」の赤プラ杭を見る。
赤プラ杭「市町村界」
雑木尾根
290mピークで大字境は右(東)へ方向が変わる。鞍部を登り返し、方向を確認しながら290m①・290m➁とピークとたどり、シダをよけて下る。
290mピーク
鞍部
雑木尾根
290m①ピーク
雑木尾根
290m②ピーク
280m支尾根分岐点
薄いシダ尾根
雑木尾根
シダ尾根・左へ逃げる
右下に開発地(?)
勾配がきつくなると右の疎林谷に逃げ込み、最後はスギ植林の平坦地に降り立つ。
右の疎林谷
植林平坦地・下方に車道
県道がすぐ下に見えるが、道路法面がササヤブの急勾配なので、法面沿いに平坦地を右に進むと、果樹などが植えられた農耕地となり、奥の開発地(?)への進入路入口近くへ出る。すぐ先の県道出合いに立入禁止のゲートがある。やむなく柵の横を抜けて県道へ出ると柿ノ木垰である。
農耕地
舗装道出合い(逆方向)
ゲート(逆方向)
柿ノ木垰
●~駐車地
県道を南へ100mほど下ると右手に湯野雨量局と駐車スペースがある。
湯野雨量局
すぐ先のカーブのところから林道が付いており、気になったので上がってみた。植林谷に付けられたやや荒れたコンクリート舗装の道を登っていくと、右にトタン小屋があり平坦地へ出る。前方はカヤが茂る荒地となっており耕作地跡と思われる。ここから未舗装道に変わり、右の尾根沿いに幅広の明瞭な道が続いている。280m➁鞍部あたりへ通じる可能性があると思ったが、今日のところはここで探索をやめた。
林道入口
コン舗装林道
トタン小屋
荒れ地
幅広山道
県道へ戻り、すぐ先の破線道に入る。舗装道となっており、途中から展望が開け、湯野観音岳などの山並みをを見ながらのんびり歩くと行田(ゆきた)集落へ出た。湯野の町並みを抜けて駐車地へ戻る。
車道分岐
車道
湯野観音岳
石仏・飛松山登山口
天狗の碑・「天狗松伝説」案内板
案内板(拡大)
2022-02-01 20:39
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