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内立山・龍岩(宇部市西吉部) [県西部の山]

10年近く経ち、その後の様子が気になっていたので再訪してみた。
内立山までの山道はさほど変わりはないが、道標の字もほとんどが消えかかっており、道標自体朽ちてなくなっているものもある。
大神岩の下部付近は伐採後に雑木が伸び、ヤブ化して歩きづらくなっている。
帰路は笛太郎経由で大岩郷へ降りてみた。以前はなんとか歩けた林道終点から先の破線道はササヤブでつぶれてしまっていたため、山際の疎林へ逃げ込みながら下った。
龍岩周辺も斜面に雑木が繁茂し、岩の全容がわかりづらくなっている。地元で整備を続けていくのはなかなか難しいことを実感した。(2022.1.18)


龍岩(2021.8.15)
内立山(2012.8.15)
内立山〈大岩郷ルート・笛太郎コース〉(2012.12.1)

IMG_5958内立山.JPG藤ケ瀬から内立山を望む
内立山.jpeg (1,2クリックで拡大)


●藤ケ瀬自治会館駐車場~烏帽子岩
自治会館前の駐車場に駐車。県道へ降り、圃場整備石碑のある分岐から農道へ入る。
IMG_5954藤ケ瀬自治会館・駐車場.JPG藤ケ瀬自治会館・駐車場
IMG_5953荒人神社.JPG荒人神社
IMG_5955県道出合い.JPG県道出合い
IMG_5956圃場整備碑.JPG圃場整備碑
IMG_5957字が消えかかった道標.JPG字が消えかかった道標

浄円寺前を過ぎ、前回は道標もなくパスした烏帽子岩へ立ち寄る。岩は植林帯へ入るとすぐ左の平坦地奥にあるが、植林周辺が荒れつつありわかりづらくなっている。
IMG_5959浄円寺.JPG浄円寺
IMG_5960道標.JPG道標
IMG_5961石塚?.JPG石塚?
IMG_5962トタン柵.JPGトタン柵
IMG_5963山道.JPG山道
IMG_5966シダに覆われた烏帽子岩.JPGシダに覆われた烏帽子岩

●登山口~高合石~天狗岩
農道へ戻り、すぐ先で道が少し広くなったところが登山口となる。ここも道標が朽ちて地面へ落ちているので、初めての者は見過ごすかもしれない。
トタン柵をまたぎ山道に入る。
IMG_5967登山口.JPG登山口
IMG_5968農道.JPG農道
IMG_5969トタン柵.JPGトタン柵
IMG_5970山道.JPG山道
IMG_5971分岐・上へ.JPG分岐・上へ
IMG_5972植林沿い.JPG植林沿い
IMG_5973道標・緩い谷間.JPG道標・緩い谷間

300m鞍部から右へトラバースしながら尾根へ出るとまもなく高合石を見る。
IMG_5974300m鞍部を越える.JPG300m鞍部を越える
IMG_5975巻き加減に進む.JPG巻き加減に進む
IMG_5976植林沿い.JPG植林沿い
IMG_5977道標.JPG道標
IMG_5978高合石.JPG高合石

標高350mの平坦尾根へ出て左折、尾根をたどり小ピークの天狗岩へ立ち寄る。展望はなくなっている。
IMG_5980緩い雑木尾根.JPG緩い雑木尾根
IMG_5981350m平坦尾根へ出る・左折.JPG350m平坦尾根へ出て左折
IMG_5982平坦尾根.JPG平坦尾根
IMG_5984天狗岩の小ピーク.JPG天狗岩の小ピーク
IMG_5985天狗岩.JPG天狗岩

●~雨乞紀念石碑~内立山
尾根を登り切ると雨乞紀念石碑のある390mピークに立つ。北東方向の展望が広がる。
IMG_5986平坦尾根.JPG平坦尾根
IMG_5987道標.JPG道標
IMG_5988雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
IMG_5989390m展望ピーク.JPG390m展望ピーク
IMG_5990雨乞紀念碑.JPG雨乞紀念碑
IMG_5991藤ヶ瀬を見下ろす.JPG眼下に藤ヶ瀬集落
IMG_5992桂木山(左奥)・日ノ岳(右奥).JPG桂木山(左奥)・日ノ岳(右奥)
IMG_5993西・東鳳翩山・江嶺山(奥).JPG遠く西・東鳳翩山・江嶺山

次の404mピークで最高峰の内立山山頂に着く。あいかわらず展望のない静かな山頂である。
IMG_5994平坦尾根.JPG平坦尾根
IMG_5995道標.JPG道標
IMG_5996山頂手前の上り.JPG山頂手前の上り
IMG_5997内立山山頂.JPG内立山山頂

●~大神岩~林道終点~笛太郎
山頂から南へ踏み跡をたどると大神岩に着く。岩上に立つと東方の展望が得られる。岩の下部へ降りてみると、伐採後放置されたのか雑木やイバラでヤブ化が進んでしまっていた。
IMG_5998踏み跡.JPG踏み跡
IMG_5999大神岩の手前.JPG大神岩の手前
IMG_6002大神岩上部.JPG大神岩上部
IMG_6003西・東鳳翩山・江嶺山.JPG西・東鳳翩山・江嶺山
IMG_6004禅定寺山・平原岳.JPG禅定寺山・平原岳
IMG_6005遠くに亀尾山・小浜山・串山連峰.JPG遠くに亀尾山・小浜山・串山連峰
IMG_6006大神岩.JPG大神岩
IMG_6010岩下方のヤブ化(逆方向).JPG岩下方のヤブ化(逆方向)

ヤブをよけながら雑木尾根伝いにさらに南下する。明瞭な踏み跡はない。
支尾根分岐点で町有林のプラ杭を見て、南西尾根方向へ少し下るとまもなく岩が散在する小広場に出る。左に林道終点広場がある。
IMG_6009疎林尾根.JPG疎林尾根
IMG_6011疎林尾根.JPG疎林尾根
IMG_6012町有林プラ杭のピーク.JPG町有林プラ杭のピーク
IMG_6013切り開き(作業道跡?).JPG切り開き(作業道跡?)
IMG_6014小岩が散在する広場.JPG小岩が散在する広場
IMG_6015林道終点.JPG林道終点

植林帯の中の林道を下っていく。林道や植林帯の中の支道はモトクロスの練習場になっているようだ。分岐を左に取り、急な勾配を下り切ると笛太郎ファームの入口に出る。
IMG_6016えぐれた林道.JPGえぐれた林道
IMG_6018林道.JPG林道
IMG_6019林道.JPG林道
IMG_6020林道分岐(広場)・左へ.JPG林道分岐(広場)・左へ
IMG_6022急こう配の林道.JPG急こう配の林道
IMG_6023笛太郎ファーム.JPG笛太郎ファーム

車道を下り三叉路で左道に入る。
IMG_6024舗装道.JPG舗装道
IMG_6025三叉路.JPG三叉路

●~林道終点~大岩郷
最奥民家を見ると舗装道が終わり、未舗装林道に入る。
IMG_6026最奥民家前.JPG最奥民家前
IMG_6027林道に入る.JPG林道に入る
IMG_6028林道分岐.JPG林道分岐
IMG_6029林道.JPG林道

ササヤブ箇所をいくつかあるがそれぞれ長くはない。左に大きくカーブすると林道が消えササヤブとなる。前回はなんとか歩けた破線道が消失してしまったようだ。
IMG_6030ササヤブ.JPGササヤブ
IMG_6031ササヤブ.JPGササヤブ
IMG_6032林道・右植林.JPG林道・右植林斜面
IMG_6033ササヤブ.JPGササヤブ
IMG_6035林道消失.JPG林道消失部
IMG_6036破線道のササヤブ.JPG破線道のササヤブ

カーブ地点から直進方向も谷側はササヤブとなっている。右の山際沿いは疎林で歩きやすそうなのでこちらへ逃げながら下る。
IMG_6037疎林.JPG疎林
IMG_6038古道跡?.JPG古道跡?
IMG_6039雑木ヤブ.JPG雑木ヤブ

植林南端部に出て、少し下ると山道(地形図の破線道)に出合う。左上方はササヤブ化している。前方の谷は、以前歩いたときは広葉樹の植林を始めたばかりだったが、今はみごとに樹林帯に変わっていて時の流れを感じる。
IMG_6040植林出合い.JPG植林出合い
IMG_6041破線道出合い(逆方向).JPG破線道出合い(逆方向)
IMG_6042広葉樹植林帯.JPG広葉樹植林帯
IMG_6043広葉樹植林帯.JPG広葉樹植林帯

少し下草が被るところもあるが明瞭な道を下っていくと大岩郷下(破線道の分岐点)に出る。このあたりはカヤが茂り、道がわかりづらくなっている。
IMG_6044広葉樹林帯沿いの薄いササ道.JPG広葉樹林帯沿いの薄いササ道
IMG_6046大岩郷下の破線道出合い・カヤ.JPG大岩郷下の破線道出合い・カヤ被り

天然紀念物石碑と案内板を確認した後、破線道をたどって大岩郷の上方まで上がってみる。

IMG_6048天然紀念物石碑.JPG天然紀念物石碑
IMG_6047大岩郷案内板.JPG大岩郷案内板
IMG_6056破線道分岐点(逆方向).JPG破線道分岐点(逆方向)
IMG_6049大岩郷(下方部).JPG大岩郷(下方部)
IMG_6053大岩郷(中央部).JPG大岩郷(中央部)
IMG_6054大岩郷(上方部).JPG大岩郷(上方部)
IMG_6059大岩郷駐車場.JPG大岩郷駐車場

●~駐車地
帰路は車道を下り、県道へ出て駐車地まで戻る。
途中、蛇耳岩のところを通ったが、以前の道標はなく、川へ降りる道もわからなくなっていたのであきらめた。
IMG_6061車道.JPG車道を下る
IMG_6063県道から内立山.JPG県道から内立山
IMG_6065荒人神社御旅所跡.JPG荒人神社御旅所跡

●~龍岩~城跡~駐車地
駐車地の荒人神社まで戻り、裏山にある龍岩をめざす。
IMG_6068山道取り付き.JPG山道取り付き
IMG_6069山道.JPG山道
IMG_6071荒人神社跡.JPG荒人神社跡

龍岩への分岐を示す道標は残っているが、肝心の龍岩は周辺を雑木に囲まれ、以前の勇壮な姿の全容を見ることはできなくなっている。雑木が伸び放題に伸び伐採斜面全体がヤブに戻りつつある。表示も消失し、はじめての者はどれが「龍岩」やら「むすび岩」やらわからないだろう。
ヤブの斜面を上がり、ふたたび山道へ出て山城跡へ着く。

IMG_6072道標.JPG道標
IMG_6073巻き道.JPG巻き道
IMG_6074ヤブに覆われた龍岩.JPGヤブに覆われた龍岩
IMG_6078龍岩の岩上.JPG龍岩の岩上
IMG_6077岩上から内立山.JPG岩上から内立山を望む
IMG_6081むすび岩.JPGむすび岩
IMG_6082山城跡.JPG山城跡

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