下津令天神山・亀尾山〈市境尾根コース・岩巡りコース〉(防府市台道・山口市秋穂東) [県央部の山]
昨年末亀尾山の市境尾根コースを下ったあと時間があったので、東に見える120mピークに植林谷を詰めて登ってみた。見通しがきかない平坦な山頂へ出たが、少し東へ下った開けたところに桜が植樹された荒れ加減の広場があり、さらに急な植林斜面を下ると天満宮小社が建つ境内に抜け出た。由来を記した石碑によると、この山を天神山というらしい。鳥居のところから桜の広場へ上がる山道を見つけたが、イバラ植物が行く手をはばみ断念。その日はおとなしく参道を下って下津令の集落へ出た。
今回、麓の下津令集落から逆コースで山頂をめざすことにし、山越えのあと、これも前回とは逆に市境尾根コースで亀尾山を登り、岩巡りコースで下ってみた。(2022.1.7)
県道から天神山
亀尾山
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~下津令集落登山口~天満宮~天神山
県道25号(宇部防府線)の上新館(かみしんたて)橋そばに駐車スペースがある。
四等三角点「下津令」のある大道南交差点を左に折れ集落道に入る。
大道南交差点
四等三角点「下津令」
集落道
柴山
T字路を左に取り、民家のそばから未舗装道を進むと、ゲートボール場を兼ねた児童遊園の広場に出合う。広場沿いに進み、すぐ先の「天満宮」の標識のある分岐で左の参道に上がる。
T字路・左へ
ゲートボール場・児童遊園
参道入口・左へ
天満宮道標
あとは天満宮まで、ところどころ枕木、擬木の階段や石段を踏みながら明瞭な参道を登る。
途中、地形図に記載された実線道と出合う平坦地に出るが、参道が付け替えられたのか現在は廃道化しているようだ。
二つの鳥居を過ごし、右に石垣を見ると三ノ鳥居の建つ境内に出る。
参道・竹林沿い
平坦地・分岐
枕木段
一ノ鳥居
擬木段
ニノ鳥居
二ノ鳥居(逆方向)
石段
石垣
三ノ鳥居
境内の奥にコンクリート造の小社が鎮座している。落葉した樹間に楞厳寺山が望めた。
天満宮境内
天満宮
樹間展望(楞厳寺山)
天満宮由来石碑
天満宮由来を記した石碑は下方が泥はねで読みづらくなっているので、以下に再録しておく。
「天神山天満宮由来
天喜二年(一〇五四)大平魃 山頂に天神を勧請雨乞祈願 大雨降 よりて此山を天神山 社を大股天神朝日山相生神社と称す
後 永禄七年(一五六四)霊夢に示現せる老翁 梅の枝を手に持て詠みし「梅の湯の好き人ならば花も見む この実の種を割て捨るな」がまさしく天満宮の御詠なりとて 北野の社に参りて勧請 天神とあわせ祭り 天神山天満宮と称す
爾来三百年余 数次に亘り社殿再建 鳥居建立 石垣築造
明治四十一年(一九〇八)各神社を整理統合する法律により繁枝神社に合祀 祠を同社 奉納す 大正七年(一九一八)七月豪雨により石垣鳥居崩壊 これは守護神を祀らざりし祟りと 里人図りて祠を旧跡に奉還す 平成十四年(二〇〇二)三月菅公御神忌千百年大祭斎行 社殿を再建す
平成十四年(二〇〇二)三月吉日建之
繁枝神社宮司 林 伸彦
天神山天満宮式年祭世話人一同」
三ノ鳥居のところから山頂への登山道に取りつく。
上記の天満宮再建の際に合わせて整備されたのかところどころ擬木の階段が設置されているが、最近歩かれた形跡はない。サルトリイバラなどトゲ植物がはびこっているので、今回は予め用意しておいた剪定ばさみで最小限切り開きながら進み、やっとのことで桜の広場に抜け出た。
山頂への取り付き
シダ被り
擬木段
シダ被り(桜広場手前)
桜広場に出る
桜も天満宮再建時に植樹されたのだろうか。カヤなどが繁茂し荒れているが、樹間に楞厳寺山や柴山が望める。
広場からの展望(楞厳寺山)
柴山・大平山
桜広場全景
120mピークの天神山山頂は、広場背後のヒノキ植林の中にあるが、だだっ広くどこが最高処か判然としない。
天神山山頂
● ~万寿池~市境尾根コース登山口
帰りは北西方向に続く尾根を下ってみた。明瞭な踏み跡のない植林や雑木疎林の尾根が続く。
まずは前回植林谷を詰めて上がった鞍部に着く。
ヒノキ・雑木疎林尾根
鞍部
二つのピークを越え、方向を定めて北側の鞍部へ下る。崩壊谷跡?沿いに左方向へ下ると万寿池に出る。
雑木尾根・上り
円柱型コン杭
100mピーク(逆方向)
平坦尾根・植林沿い
雑木尾根・下り
鞍部
雑木尾根・上り
雑木尾根・上り
110mピーク
雑木尾根・下り
雑木尾根・下り
崩壊谷沿い
平坦植林地
万寿池
池沿いに歩き、フェンスのゲートを抜けて堰堤を進むと「関係者以外立入禁止」の表示板が設置されていた。
亀尾山へ縦走する場合は、天神山山頂から引き返すか、山頂西側の最初の鞍部から雑木・植林谷を下って林道に出るとよいだろう。ただ後者の場合、林道に出るまで明瞭な道はない。
池沿いに歩く
出水路・フェンス
土堰堤・亀尾山
堰堤からの展望(眼下に岩寿池)
立入禁止表示(逆方向)
下方の岩寿池沿いに未舗装道を下り、コンクリートの橋を渡ってすぐの電柱(アイオ176 右16)のところから農道に入る。
未舗装道・岩寿池沿い
岩寿池から亀尾山
分岐.
コン橋・電柱
電柱・農道取り付き
亀尾山市境尾根コース登山口は畦道沿いにあるが、入口から少し入ったところに道標が設置されているため少しわかりづらい。
農道.
登山口(逆方向)
● ~国見台展望所~不動の滝コース分岐~福西山縦走路分岐~亀尾山
コースにはテープやロープが随所に設置されている。シダ被りのところもあるが薄い。展望は国見台でのみ得られる。
道標・右へ.
雑木尾根.
雑木尾根
石組
平坦尾根
石組
ロープ箇所
シダ被り
「国見台」展望所
錦岳・田島山・小茅山
大海の街並み
小浜山・日地山
ロープ
ロープ
200m平坦尾根
ロープ
240m平坦尾根
道標
280m支尾根合流点
平坦尾根
シダ被り
立岩・不動の滝コース分岐、道標
分岐(逆方向)
平坦尾根
福西山縦走路分岐点.
山頂手前で山道周辺の整備をされている4、5名の年配者の方々と出会う。
山頂は昼を回っていたせいか登山者の姿はなく静かだった。
亀尾山山頂
楞厳寺山・大平山.
錦岳・田島山・小茅山
大海湾
小浜山・日地山
草山・串山連峰
秋穂湾
●~勘十郎岳縦走路分岐~平岩展望所~コース分岐~登山口~不動院~駐車地
帰路は平岩展望所へ立ち寄り、少し戻った分岐から岩巡りコースで不動院へ下る。
尾根道
勘十郎岳縦走路分岐・道標
尾根道
亀岩
船岩(逆方向)
尾根道
岩巡りコース分岐・道標
平岩展望所
次々と現れる岩と展望が楽しめる。
薄いシダ道
天狗岩
山道
重ね岩
潜り岩
岩畳
第一望み岩
岩尾根
尾根道・ロープ
石組(逆方向)
第二望み岩(逆方向)
薄いシダ尾根
谷へ降ったところあたりからピンクの測量テープが分かれ、少しわかりづらいところがある。
谷へ降る
道標(逆方向)
石垣.
溜池沿い
道標
沢沿い
砂防えん提
コン段(逆方向)
道標(登山口)
コン段・不動の滝コース取り付き(逆方向)
コン段・コン橋
不動院と粟島堂に参拝し駐車地まで戻った。
不動院
粟島堂.
不動院入口(逆方向)
今回、麓の下津令集落から逆コースで山頂をめざすことにし、山越えのあと、これも前回とは逆に市境尾根コースで亀尾山を登り、岩巡りコースで下ってみた。(2022.1.7)
県道から天神山
亀尾山
(1,2クリックで拡大)
●駐車地~下津令集落登山口~天満宮~天神山
県道25号(宇部防府線)の上新館(かみしんたて)橋そばに駐車スペースがある。
四等三角点「下津令」のある大道南交差点を左に折れ集落道に入る。
大道南交差点
四等三角点「下津令」
集落道
柴山
T字路を左に取り、民家のそばから未舗装道を進むと、ゲートボール場を兼ねた児童遊園の広場に出合う。広場沿いに進み、すぐ先の「天満宮」の標識のある分岐で左の参道に上がる。
T字路・左へ
ゲートボール場・児童遊園
参道入口・左へ
天満宮道標
あとは天満宮まで、ところどころ枕木、擬木の階段や石段を踏みながら明瞭な参道を登る。
途中、地形図に記載された実線道と出合う平坦地に出るが、参道が付け替えられたのか現在は廃道化しているようだ。
二つの鳥居を過ごし、右に石垣を見ると三ノ鳥居の建つ境内に出る。
参道・竹林沿い
平坦地・分岐
枕木段
一ノ鳥居
擬木段
ニノ鳥居
二ノ鳥居(逆方向)
石段
石垣
三ノ鳥居
境内の奥にコンクリート造の小社が鎮座している。落葉した樹間に楞厳寺山が望めた。
天満宮境内
天満宮
樹間展望(楞厳寺山)
天満宮由来石碑
天満宮由来を記した石碑は下方が泥はねで読みづらくなっているので、以下に再録しておく。
「天神山天満宮由来
天喜二年(一〇五四)大平魃 山頂に天神を勧請雨乞祈願 大雨降 よりて此山を天神山 社を大股天神朝日山相生神社と称す
後 永禄七年(一五六四)霊夢に示現せる老翁 梅の枝を手に持て詠みし「梅の湯の好き人ならば花も見む この実の種を割て捨るな」がまさしく天満宮の御詠なりとて 北野の社に参りて勧請 天神とあわせ祭り 天神山天満宮と称す
爾来三百年余 数次に亘り社殿再建 鳥居建立 石垣築造
明治四十一年(一九〇八)各神社を整理統合する法律により繁枝神社に合祀 祠を同社 奉納す 大正七年(一九一八)七月豪雨により石垣鳥居崩壊 これは守護神を祀らざりし祟りと 里人図りて祠を旧跡に奉還す 平成十四年(二〇〇二)三月菅公御神忌千百年大祭斎行 社殿を再建す
平成十四年(二〇〇二)三月吉日建之
繁枝神社宮司 林 伸彦
天神山天満宮式年祭世話人一同」
三ノ鳥居のところから山頂への登山道に取りつく。
上記の天満宮再建の際に合わせて整備されたのかところどころ擬木の階段が設置されているが、最近歩かれた形跡はない。サルトリイバラなどトゲ植物がはびこっているので、今回は予め用意しておいた剪定ばさみで最小限切り開きながら進み、やっとのことで桜の広場に抜け出た。
山頂への取り付き
シダ被り
擬木段
シダ被り(桜広場手前)
桜広場に出る
桜も天満宮再建時に植樹されたのだろうか。カヤなどが繁茂し荒れているが、樹間に楞厳寺山や柴山が望める。
広場からの展望(楞厳寺山)
柴山・大平山
桜広場全景
120mピークの天神山山頂は、広場背後のヒノキ植林の中にあるが、だだっ広くどこが最高処か判然としない。
天神山山頂
● ~万寿池~市境尾根コース登山口
帰りは北西方向に続く尾根を下ってみた。明瞭な踏み跡のない植林や雑木疎林の尾根が続く。
まずは前回植林谷を詰めて上がった鞍部に着く。
ヒノキ・雑木疎林尾根
鞍部
二つのピークを越え、方向を定めて北側の鞍部へ下る。崩壊谷跡?沿いに左方向へ下ると万寿池に出る。
雑木尾根・上り
円柱型コン杭
100mピーク(逆方向)
平坦尾根・植林沿い
雑木尾根・下り
鞍部
雑木尾根・上り
雑木尾根・上り
110mピーク
雑木尾根・下り
雑木尾根・下り
崩壊谷沿い
平坦植林地
万寿池
池沿いに歩き、フェンスのゲートを抜けて堰堤を進むと「関係者以外立入禁止」の表示板が設置されていた。
亀尾山へ縦走する場合は、天神山山頂から引き返すか、山頂西側の最初の鞍部から雑木・植林谷を下って林道に出るとよいだろう。ただ後者の場合、林道に出るまで明瞭な道はない。
池沿いに歩く
出水路・フェンス
土堰堤・亀尾山
堰堤からの展望(眼下に岩寿池)
立入禁止表示(逆方向)
下方の岩寿池沿いに未舗装道を下り、コンクリートの橋を渡ってすぐの電柱(アイオ176 右16)のところから農道に入る。
未舗装道・岩寿池沿い
岩寿池から亀尾山
分岐.
コン橋・電柱
電柱・農道取り付き
亀尾山市境尾根コース登山口は畦道沿いにあるが、入口から少し入ったところに道標が設置されているため少しわかりづらい。
農道.
登山口(逆方向)
● ~国見台展望所~不動の滝コース分岐~福西山縦走路分岐~亀尾山
コースにはテープやロープが随所に設置されている。シダ被りのところもあるが薄い。展望は国見台でのみ得られる。
道標・右へ.
雑木尾根.
雑木尾根
石組
平坦尾根
石組
ロープ箇所
シダ被り
「国見台」展望所
錦岳・田島山・小茅山
大海の街並み
小浜山・日地山
ロープ
ロープ
200m平坦尾根
ロープ
240m平坦尾根
道標
280m支尾根合流点
平坦尾根
シダ被り
立岩・不動の滝コース分岐、道標
分岐(逆方向)
平坦尾根
福西山縦走路分岐点.
山頂手前で山道周辺の整備をされている4、5名の年配者の方々と出会う。
山頂は昼を回っていたせいか登山者の姿はなく静かだった。
亀尾山山頂
楞厳寺山・大平山.
錦岳・田島山・小茅山
大海湾
小浜山・日地山
草山・串山連峰
秋穂湾
●~勘十郎岳縦走路分岐~平岩展望所~コース分岐~登山口~不動院~駐車地
帰路は平岩展望所へ立ち寄り、少し戻った分岐から岩巡りコースで不動院へ下る。
尾根道
勘十郎岳縦走路分岐・道標
尾根道
亀岩
船岩(逆方向)
尾根道
岩巡りコース分岐・道標
平岩展望所
次々と現れる岩と展望が楽しめる。
薄いシダ道
天狗岩
山道
重ね岩
潜り岩
岩畳
第一望み岩
岩尾根
尾根道・ロープ
石組(逆方向)
第二望み岩(逆方向)
薄いシダ尾根
谷へ降ったところあたりからピンクの測量テープが分かれ、少しわかりづらいところがある。
谷へ降る
道標(逆方向)
石垣.
溜池沿い
道標
沢沿い
砂防えん提
コン段(逆方向)
道標(登山口)
コン段・不動の滝コース取り付き(逆方向)
コン段・コン橋
不動院と粟島堂に参拝し駐車地まで戻った。
不動院
粟島堂.
不動院入口(逆方向)
2022-01-10 23:23
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