野口山・黒岩之嶽(萩市明木) [県北部の山]
野口山は平成8年、黒岩之嶽は平成12年に歩いている。
今回縦走を目論んだが、根の迫峠から黒岩之嶽方向への大字境は最近歩かれた形跡はなく、この時期ヤブ漕ぎするのは憚れたので、それぞれ個々に登ってみた。
野口山は新設の林道が山頂近くまで延びている。黒岩之嶽は山頂直下を林道が通っている。地形図よりさらに先へ林道が延びていたのでたどってみたところ、期待も空しく突然終点となった。(2017.5.27)
野口山(尾根上から)
(1,2クリックで拡大)
●野口山
国道を降りたところのガード付近に駐車。ガードをくぐって萩往還道を進む。
一部石畳の道が復元されている。
ガード
萩往還道
ゲート
石畳
「一升谷十合目」の石標が立つ峠を越え、右に「根の迫休憩所」を過ごす。
石橋を渡ると、往還道と分かれて右の林道へ入る。
一升谷十合目・峠
石標
往還道
石畳
案内板
根の迫休憩所
石橋・林道分岐
林道入口
暗渠をいくつか過ごし、沢を左右に渡り替えながら谷を詰めていくと、林道が左に大きくカーブするところから前方の谷へ入る。
林道
林道
林道
林道
林道
カーブ地点
谷沿いにわずかな踏み跡が続くが、草被りが次第に濃くなるので、右の雑木間伐斜面に取り付く。
草被りの少ないところを選びながら登り切ると尾根上の小鞍部付近へ出る。
取り付き
前方に野口山
草被りの踏み跡
間伐斜面
小鞍部(逆方向)
左折し尾根上に続く踏み跡をたどり、登り切ると間伐最高処で山頂部左端へ出る。右の雑木疎林を少し進むと四等三角点「野口」のある山頂へ着く。樹木に遮られ展望は得られない。
尾根・踏み跡
尾根・踏み跡
男岳(逆方向)
間伐最高処
山頂部の雑木疎林
山頂・四等三角点
帰路は小鞍部まで戻り、踏み跡をたどって大字境の間伐尾根を下ると鞍部(根迫の峠)へ降り立つ。大字境方向は踏み跡もなさそうなので縦走はあきらめる。
大字境尾根(下降)
390m平坦ピーク
雑木間伐境尾根
根の迫峠
大字境尾根方向
右の間伐谷へ下り、右岸沿いの薄い踏み跡をたどって下っていくと林道へ出る。往路をたどって戻る。
間伐谷
下方に林道
林道(下降地点)から間伐谷
石畳・九合目石標
●黒岩之嶽
川上方面へ通じる市道に入ると、峠手前に広い路肩スペースがある。
入口にチェーン柵のある林道に入る。
駐車スペース(逆方向)
林道入口
チェーン柵
S字状に大きくカーブしながら600mほど登ると、最高処付近の右カーブするところで左の法面に取り付く。植林境の右5mほどのところに四等三角点「桧皮浴」がある。雑木に囲まれ展望は得られない。
林道
(※以下写真の上下黒部分は原因不明の撮影不良による)
林道(舗装箇所)
取り付き
植林頂部(逆方向)
山頂・四等三角点
道へ戻り、林道の先をたどってみる。荒れの少ない平坦な道が続く。
前方に510mピークが見える500m鞍部近くで尾根を横切ると下降気味になる。
林道
林道
前方に510m平坦ピーク
500m鞍部近くを横切る林道
450m鞍部近くで主尾根に近接し、さらに下っていくと標高430m付近で突然行き止まりとなる。ヤブを少し分けて左の谷へ下ってみたが、薄い踏み跡も消失したのであきらめて戻る。
450m鞍部
林道
林道終点
下方の植林谷
■山名考
◆ 黒岩之嶽
明木・佐々並・川上の旧村境の山であり、『防長地下上申』の隣村境目書にそれぞれ記述がある。
・明木村
「右根ノ迫垰よりひわた浴頭通り飯足か垰、夫より黒岩有之、弐拾間ほと前迄右尾続嶺尾切ヲ取登、此所迄川上村との堺なり」
・佐々並村
「右之所より東之方え廻り川上村との堺は、右黒岩より弐拾間ほと北ノ方へ行候所より焼ヶ谷頭通り笹尾垰」
・川上村
「夫より平谷垰通、黒岩之嶽迄右尾継峰尾切、此黒岩之嶽と云所之儀ハ境目より弐拾間程明木之内ニ黒岩と云大岩有之候故当村之境も黒岩と申候、此所迄佐々並村との境なり」
これらにより、三角点のある旧三村境の南約二十間(およそ36m)のところに黒岩があったことから、このあたりの山を「黒岩」あるいは「黒岩之嶽」と呼んでいたことがわかる。
なお、今回は事前に調べていなかったため黒岩を確認していないが、いずれ機会があれば探索してみたい。
今回縦走を目論んだが、根の迫峠から黒岩之嶽方向への大字境は最近歩かれた形跡はなく、この時期ヤブ漕ぎするのは憚れたので、それぞれ個々に登ってみた。
野口山は新設の林道が山頂近くまで延びている。黒岩之嶽は山頂直下を林道が通っている。地形図よりさらに先へ林道が延びていたのでたどってみたところ、期待も空しく突然終点となった。(2017.5.27)
野口山(尾根上から)
(1,2クリックで拡大)
●野口山
国道を降りたところのガード付近に駐車。ガードをくぐって萩往還道を進む。
一部石畳の道が復元されている。
ガード
萩往還道
ゲート
石畳
「一升谷十合目」の石標が立つ峠を越え、右に「根の迫休憩所」を過ごす。
石橋を渡ると、往還道と分かれて右の林道へ入る。
一升谷十合目・峠
石標
往還道
石畳
案内板
根の迫休憩所
石橋・林道分岐
林道入口
暗渠をいくつか過ごし、沢を左右に渡り替えながら谷を詰めていくと、林道が左に大きくカーブするところから前方の谷へ入る。
林道
林道
林道
林道
林道
カーブ地点
谷沿いにわずかな踏み跡が続くが、草被りが次第に濃くなるので、右の雑木間伐斜面に取り付く。
草被りの少ないところを選びながら登り切ると尾根上の小鞍部付近へ出る。
取り付き
前方に野口山
草被りの踏み跡
間伐斜面
小鞍部(逆方向)
左折し尾根上に続く踏み跡をたどり、登り切ると間伐最高処で山頂部左端へ出る。右の雑木疎林を少し進むと四等三角点「野口」のある山頂へ着く。樹木に遮られ展望は得られない。
尾根・踏み跡
尾根・踏み跡
男岳(逆方向)
間伐最高処
山頂部の雑木疎林
山頂・四等三角点
帰路は小鞍部まで戻り、踏み跡をたどって大字境の間伐尾根を下ると鞍部(根迫の峠)へ降り立つ。大字境方向は踏み跡もなさそうなので縦走はあきらめる。
大字境尾根(下降)
390m平坦ピーク
雑木間伐境尾根
根の迫峠
大字境尾根方向
右の間伐谷へ下り、右岸沿いの薄い踏み跡をたどって下っていくと林道へ出る。往路をたどって戻る。
間伐谷
下方に林道
林道(下降地点)から間伐谷
石畳・九合目石標
●黒岩之嶽
川上方面へ通じる市道に入ると、峠手前に広い路肩スペースがある。
入口にチェーン柵のある林道に入る。
駐車スペース(逆方向)
林道入口
チェーン柵
S字状に大きくカーブしながら600mほど登ると、最高処付近の右カーブするところで左の法面に取り付く。植林境の右5mほどのところに四等三角点「桧皮浴」がある。雑木に囲まれ展望は得られない。
林道
(※以下写真の上下黒部分は原因不明の撮影不良による)
林道(舗装箇所)
取り付き
植林頂部(逆方向)
山頂・四等三角点
道へ戻り、林道の先をたどってみる。荒れの少ない平坦な道が続く。
前方に510mピークが見える500m鞍部近くで尾根を横切ると下降気味になる。
林道
林道
前方に510m平坦ピーク
500m鞍部近くを横切る林道
450m鞍部近くで主尾根に近接し、さらに下っていくと標高430m付近で突然行き止まりとなる。ヤブを少し分けて左の谷へ下ってみたが、薄い踏み跡も消失したのであきらめて戻る。
450m鞍部
林道
林道終点
下方の植林谷
■山名考
◆ 黒岩之嶽
明木・佐々並・川上の旧村境の山であり、『防長地下上申』の隣村境目書にそれぞれ記述がある。
・明木村
「右根ノ迫垰よりひわた浴頭通り飯足か垰、夫より黒岩有之、弐拾間ほと前迄右尾続嶺尾切ヲ取登、此所迄川上村との堺なり」
・佐々並村
「右之所より東之方え廻り川上村との堺は、右黒岩より弐拾間ほと北ノ方へ行候所より焼ヶ谷頭通り笹尾垰」
・川上村
「夫より平谷垰通、黒岩之嶽迄右尾継峰尾切、此黒岩之嶽と云所之儀ハ境目より弐拾間程明木之内ニ黒岩と云大岩有之候故当村之境も黒岩と申候、此所迄佐々並村との境なり」
これらにより、三角点のある旧三村境の南約二十間(およそ36m)のところに黒岩があったことから、このあたりの山を「黒岩」あるいは「黒岩之嶽」と呼んでいたことがわかる。
なお、今回は事前に調べていなかったため黒岩を確認していないが、いずれ機会があれば探索してみたい。
2017-05-28 23:28
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