龍門岳〈龍門の滝・公団作業道十門線周回ルート、林道大河内線ルート〉(山口市阿東篠目) [県央部の山]
ちょうど7年前、「龍門の滝」の存在を知り、滝側から龍門岳をめざそうと挑戦したが、滝の両側が懸崖となっており道もなさそうなのであきらめた。代わりにアクティビティパーク側から旧市村境を登り、山頂から東尾根をササ漕ぎして大峠へ下った。
その後滝の情報もないので再挑戦することにし、ついでにササ漕ぎも楽しむことにした。滝の方は何とか高巻きしてクリアし、鞍部へ出て驚いた。尾根上のササが刈られ植林境に道が付いている。山頂手前100mほどはササが残っているが、山頂からは二方向にササ刈りの道が続いていた。
拍子抜けの思いで、帰路は東尾根をササ漕ぎなしで下り、作業道へ出て駐車地へ戻った。(2013.03.09)
公団作業道から龍門岳
(クリックで拡大)
国道9号線から見付川沿いに延びる集落道へ入り、集落を抜け、右に堰堤を過ごすと、「作業道十門線」が左に分かれる所に広い駐車スペースがある。この先も駐車地が数ヶ所あり、また龍門の滝手前の林道終点まで舗装されており駐車は可能だが、帰路のことも想定してここに置くことにする。
作業道分岐の駐車地
舗装された林道見付線を進む。
林道見付線
堰堤を左に過ごし、左に「公団作業道十門線」が分かれる分岐に着く。
堰堤
前方に龍門岳がのぞく
公団作業道分岐
直進するとまもなく林道終点広場に着く。周辺は以前公園化されたらしく桜が植えられているが、「龍門の滝」の表示もなく、あまり手入れはされていないようだ。
林道終点広場
終点から先は踏み跡程度の山道が滝まで続いている。
山道入口
山道が続く
150mほど進むと、前方に懸崖の間から落水する滝が現われる。10mほどの落差はあるだろう。右側の崖に石仏が鎮座している。下に「記鎮座百歳」と刻まれた石柱がある。
龍門の滝
石仏
石柱
滝の両側の懸崖を眺めながら、思案した挙句、下草の被りも少なく多少登りやすそうな左斜面に取り付くことにした。
滝左側の取り付き
登り切ると滝のすぐ上部へ出る。
滝の上部
少し先で沢を渡り対岸へ移る。三方に谷が分かれるので、ササを分けながら一番右の谷へ向かう。
渡渉部付近のササ
沢沿いを進む
スギ植林帯の中、腰高くらいのササを分けながら、主尾根鞍部をめざし、沢沿いの歩きやすいところを選びながら進む。この後も支谷の分岐が何箇所もあるので、地図とGPSを何度も確認しながら遡上する。
腰高のササ
ササ被りが薄くなり、ヒノキ植林に変わる。
ササが薄くなる
ヒノキ林
ヒノキ林の中で炭焼窯跡を確認すると、すぐ先でササ被りの谷分岐箇所があり、方向を誤りやすい。
炭焼窯跡
支谷分岐部のササ
主尾根鞍部が近くなり、ヒノキ植林の谷を詰めると鞍部へ出る。意外にも尾根上のササが南北両方向に刈られ、植林境に道ができている。
ヒノキ林谷を詰める
前方に鞍部
ササ刈りの鞍部右側
鞍部左側
さらに佐々並側の谷方向もササ刈りがされており、最近地籍調査の測量が行われたようだ。
地形図によると佐々並側には途中まで林道が付いており、以前から歩いてみたいと思っていたので、どこまでササ刈りが続いているか、谷を下ってみることにした。
佐々並側への下り
ササ刈りの跡をたどって、スギの植林谷を下り何度か沢を渡っていくと、舗装林道終点部に飛び出た。林道大河内線が舗装されたようだ。ここまで車で上がれば山頂までの最短ルートだろう。
ササ刈りされた山道(逆方向)
鞍部まで戻り山頂をめざす。
尾根の左側には雑木林が残してあるので、ずっと植林境を歩く感じである。一旦平坦尾根となり急勾配の登りに入る。ササが刈られていなければかなり難渋したかもしれない。
ササ刈りされた植林境
植林境の急な登り
勾配が緩み右からの尾根と合わさる小ピークに着くと、ここでササ刈りが終わり、右の支尾根方向にササ刈りが下っている。
小ピーク
右支尾根方向のササ刈り
ここでいよいよ山頂へ向かう。平坦尾根上に胸高のササヤブが続いている。踏み跡はないので、100mほど我慢してササを分けて進むと、ササ刈りされた山道の分岐点付近へあっけなく抜け出る。
主尾根上のササヤブ
ササ刈りされた山道分岐部に出る
西(右)方向の登山道
山道分岐
南(直進)方向の登山道
山頂(左)方向の登山道
左の道を取ると、すぐに山頂小広場へ着く。ササが刈られて、以前の山頂のイメージとは違った感じである。二等三角点(点名「十文山」)は広場の一角にある。展望は木々の間に北や北東方向に少し開ける。
山頂
北方向の展望
北東方向の展望
分岐点まで戻り、南に延びるササ刈りされた尾根道をたどる。
ササ刈りされた旧市町境
まもなく東方向に変わり、測量杭に付けられた測量番号札を要所要所で確認しながら下る。
ササ刈り尾根
620m小ピークで振り返ると、葉を落とした雑木越しに山頂部が遠望できる。
620m小ピーク
樹間越しの山頂
少し下った600m小ピークで右に切開きがあり、このあたりから左側ヒノキ植林が続き、ササも少なくなる。
左ヒノキ林となる
550m鞍部で登り返し少し進むと、左下に林道が見える。このあたりで林道へ下ると、最短ルートで駐車地へ戻ることができる。
550m鞍部
左下に林道が現われる
尾根歩きを続け、小ピークで右に切開きを分けると、一旦両側ヒノキ植林となるが、まもなく再び左側ヒノキ植林となる。
切開き分岐点
南方向の切開き
両側ヒノキ林
550m鞍部から登り返すと平坦尾根に出て、切開き道が両側に分かれる。
550m鞍部への下り
平坦尾根合流点
南側の切開き
一旦右道を取り、ヒノキ林境を下ると、通信施設に出会う。
通信施設(逆方向)
擬木階段を下ると作業道小広場に出る。
作業道小広場
ここで右へ下れば国道から大峠へ向かう道に出る(ルート図に作業道の概略をピンク色で示した)。直進方向に電柱が建つ旧市町境の道を下ると大峠へ出る。左に進むと、反時計回りで北側の公団作業道十門線とつながるようだ。
大峠へ向かう作業道
電柱が建つ旧市町境
今回は少し下って、支尾根上にある四等三角点(点名「大峠」)を確認して戻った。
三角点取り付き
四等三角点
三角点から龍門岳
T字分岐まで戻り、その先の571mピークまで行ってみた。ピークは小伐採地となっており、ここで切開き道は終わっている。地籍図根三角点があり、東方向に展望が開ける。
571mピーク
東方向の展望
500m鞍部まで戻り、右(西側)の谷へ下ることにする。取り付きはヤブだが、すぐに植林谷に出て、そのまま下ると、公団作業道十門線に出会う。
550m鞍部(下降点)
ヒノキ林谷
作業道に出る
左に取り、未舗装の作業道をたどり、分岐を右に取って下っていくと林道見付線へ出る。(分岐を左に取るとまもなく終点となる)
作業道終点
作業道
その後滝の情報もないので再挑戦することにし、ついでにササ漕ぎも楽しむことにした。滝の方は何とか高巻きしてクリアし、鞍部へ出て驚いた。尾根上のササが刈られ植林境に道が付いている。山頂手前100mほどはササが残っているが、山頂からは二方向にササ刈りの道が続いていた。
拍子抜けの思いで、帰路は東尾根をササ漕ぎなしで下り、作業道へ出て駐車地へ戻った。(2013.03.09)
公団作業道から龍門岳
(クリックで拡大)
国道9号線から見付川沿いに延びる集落道へ入り、集落を抜け、右に堰堤を過ごすと、「作業道十門線」が左に分かれる所に広い駐車スペースがある。この先も駐車地が数ヶ所あり、また龍門の滝手前の林道終点まで舗装されており駐車は可能だが、帰路のことも想定してここに置くことにする。
作業道分岐の駐車地
舗装された林道見付線を進む。
林道見付線
堰堤を左に過ごし、左に「公団作業道十門線」が分かれる分岐に着く。
堰堤
前方に龍門岳がのぞく
公団作業道分岐
直進するとまもなく林道終点広場に着く。周辺は以前公園化されたらしく桜が植えられているが、「龍門の滝」の表示もなく、あまり手入れはされていないようだ。
林道終点広場
終点から先は踏み跡程度の山道が滝まで続いている。
山道入口
山道が続く
150mほど進むと、前方に懸崖の間から落水する滝が現われる。10mほどの落差はあるだろう。右側の崖に石仏が鎮座している。下に「記鎮座百歳」と刻まれた石柱がある。
龍門の滝
石仏
石柱
滝の両側の懸崖を眺めながら、思案した挙句、下草の被りも少なく多少登りやすそうな左斜面に取り付くことにした。
滝左側の取り付き
登り切ると滝のすぐ上部へ出る。
滝の上部
少し先で沢を渡り対岸へ移る。三方に谷が分かれるので、ササを分けながら一番右の谷へ向かう。
渡渉部付近のササ
沢沿いを進む
スギ植林帯の中、腰高くらいのササを分けながら、主尾根鞍部をめざし、沢沿いの歩きやすいところを選びながら進む。この後も支谷の分岐が何箇所もあるので、地図とGPSを何度も確認しながら遡上する。
腰高のササ
ササ被りが薄くなり、ヒノキ植林に変わる。
ササが薄くなる
ヒノキ林
ヒノキ林の中で炭焼窯跡を確認すると、すぐ先でササ被りの谷分岐箇所があり、方向を誤りやすい。
炭焼窯跡
支谷分岐部のササ
主尾根鞍部が近くなり、ヒノキ植林の谷を詰めると鞍部へ出る。意外にも尾根上のササが南北両方向に刈られ、植林境に道ができている。
ヒノキ林谷を詰める
前方に鞍部
ササ刈りの鞍部右側
鞍部左側
さらに佐々並側の谷方向もササ刈りがされており、最近地籍調査の測量が行われたようだ。
地形図によると佐々並側には途中まで林道が付いており、以前から歩いてみたいと思っていたので、どこまでササ刈りが続いているか、谷を下ってみることにした。
佐々並側への下り
ササ刈りの跡をたどって、スギの植林谷を下り何度か沢を渡っていくと、舗装林道終点部に飛び出た。林道大河内線が舗装されたようだ。ここまで車で上がれば山頂までの最短ルートだろう。
ササ刈りされた山道(逆方向)
鞍部まで戻り山頂をめざす。
尾根の左側には雑木林が残してあるので、ずっと植林境を歩く感じである。一旦平坦尾根となり急勾配の登りに入る。ササが刈られていなければかなり難渋したかもしれない。
ササ刈りされた植林境
植林境の急な登り
勾配が緩み右からの尾根と合わさる小ピークに着くと、ここでササ刈りが終わり、右の支尾根方向にササ刈りが下っている。
小ピーク
右支尾根方向のササ刈り
ここでいよいよ山頂へ向かう。平坦尾根上に胸高のササヤブが続いている。踏み跡はないので、100mほど我慢してササを分けて進むと、ササ刈りされた山道の分岐点付近へあっけなく抜け出る。
主尾根上のササヤブ
ササ刈りされた山道分岐部に出る
西(右)方向の登山道
山道分岐
南(直進)方向の登山道
山頂(左)方向の登山道
左の道を取ると、すぐに山頂小広場へ着く。ササが刈られて、以前の山頂のイメージとは違った感じである。二等三角点(点名「十文山」)は広場の一角にある。展望は木々の間に北や北東方向に少し開ける。
山頂
北方向の展望
北東方向の展望
分岐点まで戻り、南に延びるササ刈りされた尾根道をたどる。
ササ刈りされた旧市町境
まもなく東方向に変わり、測量杭に付けられた測量番号札を要所要所で確認しながら下る。
ササ刈り尾根
620m小ピークで振り返ると、葉を落とした雑木越しに山頂部が遠望できる。
620m小ピーク
樹間越しの山頂
少し下った600m小ピークで右に切開きがあり、このあたりから左側ヒノキ植林が続き、ササも少なくなる。
左ヒノキ林となる
550m鞍部で登り返し少し進むと、左下に林道が見える。このあたりで林道へ下ると、最短ルートで駐車地へ戻ることができる。
550m鞍部
左下に林道が現われる
尾根歩きを続け、小ピークで右に切開きを分けると、一旦両側ヒノキ植林となるが、まもなく再び左側ヒノキ植林となる。
切開き分岐点
南方向の切開き
両側ヒノキ林
550m鞍部から登り返すと平坦尾根に出て、切開き道が両側に分かれる。
550m鞍部への下り
平坦尾根合流点
南側の切開き
一旦右道を取り、ヒノキ林境を下ると、通信施設に出会う。
通信施設(逆方向)
擬木階段を下ると作業道小広場に出る。
作業道小広場
ここで右へ下れば国道から大峠へ向かう道に出る(ルート図に作業道の概略をピンク色で示した)。直進方向に電柱が建つ旧市町境の道を下ると大峠へ出る。左に進むと、反時計回りで北側の公団作業道十門線とつながるようだ。
大峠へ向かう作業道
電柱が建つ旧市町境
今回は少し下って、支尾根上にある四等三角点(点名「大峠」)を確認して戻った。
三角点取り付き
四等三角点
三角点から龍門岳
T字分岐まで戻り、その先の571mピークまで行ってみた。ピークは小伐採地となっており、ここで切開き道は終わっている。地籍図根三角点があり、東方向に展望が開ける。
571mピーク
東方向の展望
500m鞍部まで戻り、右(西側)の谷へ下ることにする。取り付きはヤブだが、すぐに植林谷に出て、そのまま下ると、公団作業道十門線に出会う。
550m鞍部(下降点)
ヒノキ林谷
作業道に出る
左に取り、未舗装の作業道をたどり、分岐を右に取って下っていくと林道見付線へ出る。(分岐を左に取るとまもなく終点となる)
作業道終点
作業道
2013-03-15 01:24
コメント(2)
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地積調査→地籍調査
地積図根三角点
こっちの方はこのままでもいいのだろうか不明
例のやまの某ルート(WEB上に情報なし)に登ったらたくさんもらってきました
by 山勘 (2013-03-15 19:19)
ご指摘ありがとうございます。うっかりしていました。
早速訂正しました。
by gomen (2013-03-15 20:25)