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龍門岳〈龍門の滝・公団作業道十門線周回ルート、林道大河内線ルート〉(山口市阿東篠目) [県央部の山]

ちょうど7年前、「龍門の滝」の存在を知り、滝側から龍門岳をめざそうと挑戦したが、滝の両側が懸崖となっており道もなさそうなのであきらめた。代わりにアクティビティパーク側から旧市村境を登り、山頂から東尾根をササ漕ぎして大峠へ下った。
その後滝の情報もないので再挑戦することにし、ついでにササ漕ぎも楽しむことにした。滝の方は何とか高巻きしてクリアし、鞍部へ出て驚いた。尾根上のササが刈られ植林境に道が付いている。山頂手前100mほどはササが残っているが、山頂からは二方向にササ刈りの道が続いていた。
拍子抜けの思いで、帰路は東尾根をササ漕ぎなしで下り、作業道へ出て駐車地へ戻った。(2013.03.09)
P1080696林道から龍門岳.JPG公団作業道から龍門岳
龍門岳.jpg (クリックで拡大)


国道9号線から見付川沿いに延びる集落道へ入り、集落を抜け、右に堰堤を過ごすと、「作業道十門線」が左に分かれる所に広い駐車スペースがある。この先も駐車地が数ヶ所あり、また龍門の滝手前の林道終点まで舗装されており駐車は可能だが、帰路のことも想定してここに置くことにする。
P1080606駐車地.JPG作業道分岐の駐車地

舗装された林道見付線を進む。
P1080608林道見付線.JPG林道見付線

堰堤を左に過ごし、左に「公団作業道十門線」が分かれる分岐に着く。
P1080610堰堤.JPG堰堤
P1080612前方に龍門岳.JPG前方に龍門岳がのぞく
P1080614公団作業道十門線分岐(左).JPG公団作業道分岐

直進するとまもなく林道終点広場に着く。周辺は以前公園化されたらしく桜が植えられているが、「龍門の滝」の表示もなく、あまり手入れはされていないようだ。
P1080615林道終点・駐車地.JPG林道終点広場

終点から先は踏み跡程度の山道が滝まで続いている。
P1080616その先に山道.JPG山道入口
P1080617踏み跡が続く.JPG山道が続く

150mほど進むと、前方に懸崖の間から落水する滝が現われる。10mほどの落差はあるだろう。右側の崖に石仏が鎮座している。下に「記鎮座百歳」と刻まれた石柱がある。
P1080618龍門の滝.JPG龍門の滝
P1080622.JPG
P1080621.JPG石仏
P1080620「記鎮座百歳」石柱.JPG石柱

滝の両側の懸崖を眺めながら、思案した挙句、下草の被りも少なく多少登りやすそうな左斜面に取り付くことにした。
P1080624滝左(右岸側)の取り付き.JPG滝左側の取り付き

登り切ると滝のすぐ上部へ出る。
P1080625滝の上部から.JPG滝の上部

少し先で沢を渡り対岸へ移る。三方に谷が分かれるので、ササを分けながら一番右の谷へ向かう。
P1080626沢沿いのササ.JPG渡渉部付近のササ
P1080627沢沿いを進む.JPG沢沿いを進む

スギ植林帯の中、腰高くらいのササを分けながら、主尾根鞍部をめざし、沢沿いの歩きやすいところを選びながら進む。この後も支谷の分岐が何箇所もあるので、地図とGPSを何度も確認しながら遡上する。
P1080629背丈状のササ.JPG腰高のササ

ササ被りが薄くなり、ヒノキ植林に変わる。
P1080630ササが薄くなる.JPGササが薄くなる
P1080631ヒノキ林.JPGヒノキ林

ヒノキ林の中で炭焼窯跡を確認すると、すぐ先でササ被りの谷分岐箇所があり、方向を誤りやすい。
P1080632炭焼窯跡.JPG炭焼窯跡
P1080634支谷分岐部のササ.JPG支谷分岐部のササ

主尾根鞍部が近くなり、ヒノキ植林の谷を詰めると鞍部へ出る。意外にも尾根上のササが南北両方向に刈られ、植林境に道ができている。
P1080636ヒノキ林谷.JPGヒノキ林谷を詰める
P1080637尾根鞍部.JPG前方に鞍部
P1080638ササ刈りの鞍部右側.JPGササ刈りの鞍部右側
P1080639鞍部左側.JPG鞍部左側

さらに佐々並側の谷方向もササ刈りがされており、最近地籍調査の測量が行われたようだ。
地形図によると佐々並側には途中まで林道が付いており、以前から歩いてみたいと思っていたので、どこまでササ刈りが続いているか、谷を下ってみることにした。
P1080640舞谷への下り.JPG佐々並側への下り

ササ刈りの跡をたどって、スギの植林谷を下り何度か沢を渡っていくと、舗装林道終点部に飛び出た。林道大河内線が舗装されたようだ。ここまで車で上がれば山頂までの最短ルートだろう。
P1080644舞谷からのササ刈りされた山道(逆方向).JPGササ刈りされた山道(逆方向)

鞍部まで戻り山頂をめざす。
尾根の左側には雑木林が残してあるので、ずっと植林境を歩く感じである。一旦平坦尾根となり急勾配の登りに入る。ササが刈られていなければかなり難渋したかもしれない。
P1080647ササ刈りされた植林境.JPGササ刈りされた植林境
P1080650植林境.JPG植林境の急な登り

勾配が緩み右からの尾根と合わさる小ピークに着くと、ここでササ刈りが終わり、右の支尾根方向にササ刈りが下っている。
P1080652小ピークのササ刈り終点.JPG小ピーク
P1080651旧市町境方向へササ刈りが下る.JPG右支尾根方向のササ刈り

ここでいよいよ山頂へ向かう。平坦尾根上に胸高のササヤブが続いている。踏み跡はないので、100mほど我慢してササを分けて進むと、ササ刈りされた山道の分岐点付近へあっけなく抜け出る。
P1080653主尾根のササ.JPG主尾根上のササヤブ
P1080654山頂手前でササ刈り山道へ出会う.JPGササ刈りされた山道分岐部に出る
P1080655西方向の登山道.JPG西(右)方向の登山道
P1080656山道分岐(山頂は左).JPG山道分岐
P1080657南方向の登山道.JPG南(直進)方向の登山道
P1080658山頂方向.JPG山頂(左)方向の登山道

左の道を取ると、すぐに山頂小広場へ着く。ササが刈られて、以前の山頂のイメージとは違った感じである。二等三角点(点名「十文山」)は広場の一角にある。展望は木々の間に北や北東方向に少し開ける。
P1080659山頂.JPG山頂
P1080660北方向の展望.JPG北方向の展望
P1080661北東方向の展望.JPG北東方向の展望

分岐点まで戻り、南に延びるササ刈りされた尾根道をたどる。
P1080665ササ刈りされた旧市町境.JPGササ刈りされた旧市町境

まもなく東方向に変わり、測量杭に付けられた測量番号札を要所要所で確認しながら下る。
P1080666ササ刈り尾根.JPGササ刈り尾根

620m小ピークで振り返ると、葉を落とした雑木越しに山頂部が遠望できる。
P1080668 620m小ピーク.JPG620m小ピーク
P1080669小ピークから樹間越しの山頂.JPG樹間越しの山頂

少し下った600m小ピークで右に切開きがあり、このあたりから左側ヒノキ植林が続き、ササも少なくなる。
P1080670左ヒノキ林となる.JPG左ヒノキ林となる

550m鞍部で登り返し少し進むと、左下に林道が見える。このあたりで林道へ下ると、最短ルートで駐車地へ戻ることができる。
P1080672 550m鞍部.JPG550m鞍部
P1080673 560m鞍部付近から左下に林道が見える.JPG左下に林道が現われる

尾根歩きを続け、小ピークで右に切開きを分けると、一旦両側ヒノキ植林となるが、まもなく再び左側ヒノキ植林となる。
P1080674切開き分岐点.JPG切開き分岐点
P1080675南方向の切開き.JPG南方向の切開き
P1080676両側ヒノキ林.JPG両側ヒノキ林

550m鞍部から登り返すと平坦尾根に出て、切開き道が両側に分かれる。
P1080677 550m鞍部への下り.JPG550m鞍部への下り
P1080678尾根合流点.JPG平坦尾根合流点
P1080679南側の切開き.JPG南側の切開き

一旦右道を取り、ヒノキ林境を下ると、通信施設に出会う。
P1080680通信施設(逆方向).JPG通信施設(逆方向)

擬木階段を下ると作業道小広場に出る。
P1080681施設下の小広場(駐車地).JPG作業道小広場

ここで右へ下れば国道から大峠へ向かう道に出る(ルート図に作業道の概略をピンク色で示した)。直進方向に電柱が建つ旧市町境の道を下ると大峠へ出る。左に進むと、反時計回りで北側の公団作業道十門線とつながるようだ。
P1080686林道(下り方向).JPG大峠へ向かう作業道
P1080687旧・市町境・電柱.JPG電柱が建つ旧市町境

今回は少し下って、支尾根上にある四等三角点(点名「大峠」)を確認して戻った。
P1080682三角点取り付き.JPG三角点取り付き
P1080683三角点.JPG四等三角点
P1080684三角点から龍門岳.JPG三角点から龍門岳

T字分岐まで戻り、その先の571mピークまで行ってみた。ピークは小伐採地となっており、ここで切開き道は終わっている。地籍図根三角点があり、東方向に展望が開ける。
P1080688571mピーク.JPG571mピーク
P1080689東方向の展望.JPG東方向の展望

500m鞍部まで戻り、右(西側)の谷へ下ることにする。取り付きはヤブだが、すぐに植林谷に出て、そのまま下ると、公団作業道十門線に出会う。
P1080690 500m鞍部(下降点).JPG550m鞍部(下降点)
P1080691ヒノキ林の谷を下る.JPGヒノキ林谷
P1080692林道合流部.JPG作業道に出る

左に取り、未舗装の作業道をたどり、分岐を右に取って下っていくと林道見付線へ出る。(分岐を左に取るとまもなく終点となる)
P1080694林道終点.JPG作業道終点
P1080695林道.JPG作業道

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コメント 2

山勘

地積調査→地籍調査

地積図根三角点
こっちの方はこのままでもいいのだろうか不明

例のやまの某ルート(WEB上に情報なし)に登ったらたくさんもらってきました
by 山勘 (2013-03-15 19:19) 

gomen

ご指摘ありがとうございます。うっかりしていました。
早速訂正しました。
by gomen (2013-03-15 20:25) 

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