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定仙山・大藤山〈北木間側 小滝ルート〉(萩市山田) [県北部の山]

前日に定仙山を登りそこねたので、リベンジとしてまず定仙山に登り、その後、鉄塔のある460mピークまで縦走し、さらに大藤山まで再び足を延ばすことにした。
P1050323定仙山(北木間).JPG定仙山(北木間より)
定仙山・大藤山.jpg (クリックで拡大)

集落道沿いに車を置き、民家の間から林道に入る。No.88鉄塔への巡視路を右に過ごすと林道終点に着く。
P1050327林道.JPG林道
P1050328林道終点.JPG林道終点

山道に入り、100mほど進むと、谷が分岐する所で高圧鉄塔の標柱を見る。
P1050329山道(巡視路).JPG山道(巡視路)
P1050330標柱(右へ山道分岐).JPG標柱(右へ山道分岐)

ここで直進する巡視路と分かれて、右の小さな沢を渡ると、谷沿いに山道がある。
すぐ左に炭焼窯跡を過ごし、さらに100mほどで谷分岐となる。
P1050331山道.JPG山道
P1050332炭窯跡.JPG炭焼窯跡

左の谷へ入るつもりだったが、倒木等で荒れており、踏み跡もなさそうなので、正面のヤセ尾根に取り付くことにした。ヒノキ林境を急登すると、両側ヒノキ林に変わる。
P1050333植林境を急登.JPG植林境を急登
P1050337両側ヒノキ林.JPG両側ヒノキ林

一旦平坦尾根となり再び急登すると、山頂手前の支尾根合流点に出る。左折し、植林境を少し進むと、山頂に着く。展望はない。
P1050343定仙山山頂部.JPG定仙山山頂部

四等三角点(基準点名「木間」)は、右の少し小高くなった雑木ヤブの中にある。最近測量に入った様子はない。三角点の少し手前(西側)に萩市の石柱とコンクリート柱が並んでいる。
P1050341三角点.JPG三角点
P1050344萩市石柱・コン柱.JPG萩市石柱・コン柱

次は鉄塔が建つ460mピークをめざすことにする。
そのまま北へ延びるヒノキ植林境を下る。鞍部から少し登り返した小ピーク手前で、植林境は左(西方向)へ変わるが、右の少しヤブ気味の雑木主尾根に進む。
P1050350植林境.JPG植林境
P1050352植林境分岐(420m小ピーク手前).JPG植林境分岐(420m小ピーク手前)

小ピークから北に方向を変え、切開きが残るやや荒れ加減の雑木尾根を下ると、植林帯の鞍部へ降り立つ。右(東)の谷は手入れがされており、こちらからも上がれそうだ。
P1050353切開き.JPG切開き
P1050354鞍部.JPG植林帯の鞍部

イノシシが泥浴び後にからだを擦り付けたと思われる切り株があった。
P1050355イノシシが擦り付けた泥.JPG泥の付いた切り株

植林尾根を登り返すと、踏み跡が左へ巻き加減となる。谷へ出て、そのまま植林谷を詰める。ヤブもなく歩きやすい。
P1050358左の巻き道.JPG左の巻き道
P1050359谷と合わさる.JPG谷と合わさる

谷が詰まる手前から、踏み跡はないが、適当に左の雑木疎林の支尾根へ取り付き、尾根を越えると谷で巡視路に出会う。(谷を最後まで詰め、よじ登って主尾根に出てもよいが、雑木ヤブ尾根で踏み跡もなく分かりずらい)
少し登れば標柱が立つ鞍部に出る。
P1050360鞍部の標柱.JPG鞍部の標柱

この先大藤山までは、前日の縦走路を逆方向にたどった。
P1050376大藤山山頂・三角点.JPG大藤山山頂と三等三角点

大藤山から帰路、林道から続く山道との合流点(小穴と赤ポールのある地点)までは、前日と同じルートを逆に下った。
P1050380ヒノキ谷を下る.JPGヒノキ谷を下る
P1050381小穴.JPG小穴

合流点からは、左折し山道をそのままたどってみた。支尾根の途中から左の谷へ下る。このルートを上りに取る場合、このヒノキ谷をそのまま詰めても主尾根に上がることできる。
P1050382山道(巻き道).JPG山道(巻き道)
P1050383山道.JPG山道
P1050384山道(谷合流部).JPG山道(谷合流部)

谷を下ると少し先で沢を左に渡り、巻き道に変わる。赤ポールが三つ並ぶところで支尾根に合わさる。
P1050386三つの赤ポール.JPG

そのまま雑木尾根に付いた道を下る。あまり利用されてはいないようだが、明瞭な道が残る。
やせた尾根の道をどんどん下っていき、左に折れるとすぐに数mの急斜面を下ると、そま道に降り立つ。
P1050387雑木尾根道.JPG雑木尾根道
P1050388やせ尾根道.JPGやせ尾根道
P1050389下降部(支尾根取り付き).JPG下降部(支尾根取り付き)

谷の合流点であり、左の谷には、すぐ下にナメ状の小滝が見える。右折し、岩場の斜面に付けられた道を慎重に下り、沢を渡ると明瞭な山道に出る。上りに取った場合、斜面上に付けられた道は、いずれも分かりづらいだろう。
P1050391ナメ滝.JPG下方に見える小滝
P1050395支谷への下降部.JPG支谷への下降部
P1050396山道(スギ).JPG明瞭な山道

少し下ったところから、小滝の方へ行ってみた。滝は連段となっている。
P1050400ナメ小滝.JPG小滝

山道を少し下ると、倒木があり、道が消失する。左岸へ渡り、左に炭焼窯跡を過ごすと、再び踏み跡が現れる。
P1050401炭窯跡.JPG炭焼窯跡

スギ林の踏み跡をたどっていくと、棚田跡に出る。4、5mの高低差があるので、棚田の右端に行くと、踏み跡がある。
P1050402スギ林の踏み跡.JPGスギ林の踏み跡
P1050403スギ林(棚田跡).JPGスギ林(棚田跡)
P1050404踏み跡(右側).JPG右端に踏み跡
P1050406スギ林(棚田跡).JPG棚田跡

山道に変わり、耕作地へ出たところで農具小屋を右に見る。山道を下ると、民家横で集落道に出る。
P1050407山道.JPG山道


■山名考
◆定仙山
字境から外れているため、地下上申の隣村境目書には山名が出てこない。代わりに山田村の御立山の項に「ぜうせん山 北木間村ノ尻ニ有之」という記述がある。
また。風土注進案では、同じく御立山として「定仙山 木間村」が見える。
◆大藤山
地下上申では、山田村の境目書に「大藤浴山頭」の名が見え、山名はこれに由来するものと思われる。
ただ、地下上申の山田村の記述から判断すると、三角点ピークは「大滝浴頭」、「大藤山浴山頭」は、三角点ピークの南にある地籍図根三角点ピーク(標高520m)と思われる。さらに南の同じく標高520mの小ピークは「大浴山頭」ではないかと推測する。
また、地下上申の明木村の隣村境目書では、該当する地域の山名として「割ル浴頭」のみ記載があり、この三つのピークを総称するものではないかと思われる。
さらに、三等三角点「見定(けんじょう)」の点の記には、俗称として「三ツヶ河内」と記載があり、これも三つのピークを総称する山名かも知れない。
なお、「大滝浴頭」の山名は、小滝ではあるが、今回見付けた中腹の滝に由来するのではないだろうか。

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