佐連山（周防大島町西方）

大島大橋を渡ると急に気が変わり、予定を変更し佐連山を歩くことにした。
地元の人やハイカーにも見放された山で、目印のテープはおろか測量テープすらなく、プラスチックの古い測量杭が散見される程度だが、１０数年前にはじめて登って以来、今回を含め３回も歩いてしまった。(2011.01.23)
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荒神神社のある大積の漁港から集落道に入り、坂道を登ると、まもなく左の林道に入る。
荒神神社

ミカン畑沿いに延びる林道を進み、林道終点部の杉谷から、右の尾根をめがけて急登すると、雑木尾根に出る。
ミカン畑沿いの林道
林道から眺める大積の漁港

標高１７０ｍの平坦尾根あたりからしばらくは、性悪ヤブとなるので、とにかく歩きやすい所を探して、迂回し、這い、ヤブを分けながらひたすら進む。
途中のヤブ尾根

途中、ミカン畑の施設跡と思われるコンクリート施設や作業小屋跡を、ヤブの中に見る。
コンクリート施設
作業小屋跡

標高３００ｍあたりまで段々畑跡が残っており、最後は展望のないひっそりとした山頂で四等三角点が待っている。山名札も何もない。
佐連山三角点

帰路は、同じ道を引き返す気になれず、そのまま西に連なる尾根を縦走してみた。杉の倒木帯を抜け、雑木疎林ヤブの尾根をひたすら歩き、３５０ｍピークを越えていくと、鞍部で石引と大積の集落を結ぶ山道に出会う。
雑木疎林尾根
３５０ｍピーク

崩壊箇所やヤブで荒れた所はあるものの、ほぼ地形図の破線道どおりの山道が残っており（現在使われている様子はない）、これをそのまま大積へ下ると墓地へ出る。
下山道
下山口の墓地
下山口から佐連山